最近、注目しているソーシャルレンディング。お金を借りたい人とお金を貸したい投資家をマッチングするものでしたね。
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これまでは、クラウドバンクというサービスを中心に紹介してきましたが、今日は他のサービス「SBIソーシャルレンディング」の商品を紹介します。
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この記事の目次
上場企業が運営する担保ありのファンド
運営は、SBIソーシャルレンディング株式会社と大手グループの会社ですので、信用性が高いのが特徴です。
では、その中から「証券担保ローンファンド」という商品を紹介していきます。
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投資家側の利回り2.0%の「証券担保ローンファンド」
仕組みとしては、クラウドバンクの商品と同じです。複数の投資家から資金を集めて、それをお金を借りたい個人に融資します。
クラウドバンクとの違いは、対象が事業を行ってない個人でも可能ということです。SBI証券に口座を持っていて、株式を保有しているユーザーであれば、融資対象となります。
その際は、保有株式が担保になります。
投資家側の話だと、投資最低金額は1口1万円、運用期間は約1年間。予定利回りは2.0%とのこと。
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投資家は利息を受け取る
なお、配当は毎月15日で、運用開始日の2ヵ月後の15日(土日祝日は翌営業日)から開始されます。
配当原資は、借り主からの利息です。
借り主はSBIに対して利息3.5%を払い、SBIが1.5%を受け取り、残りの2.0%を投資家が受け取る仕組みです。
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ロールオーバーという仕組みも理解しておく
なお、SBIソーシャルレンディングの「証券担保ローンファンド」では「ロールオーバー」という言葉も登場しますので、理解しておきましょう。
ざっくり言うと、投資資金を繰り越すことです。
どういった状況で使われるかというと、「投資家の資金が借手の借入れ希望額に不足している場合」と「投資家の資金が借手の借入れ希望額より多い場合」です。
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借り手が現れない場合、ロールオーバーする
例えば、投資家からの資金が借り主の希望金額に及ばない場合、借り手が希望すればその金額は借り主に渡ります。
希望しない場合、それはロールオーバー(繰り越し)され、他の機会に使われることになります。
投資家の資金が借り手の借入れ希望額より多い場合、希望額は借り手に渡って、余った分がロールオーバーされます。これも別の機会で利用されます。
つまり、投資金額が余らないように設計されているのです。
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【追記】実際にロールオーバーされた
運用してみて、ロールオーバーに遭遇しました。あるファンドに投資申し込みをしたんですが、こんなメッセージが届いたんですよ。
これは、投資できなかった時に送られてくるメッセージのようで、似たようなファンドに投資することを勧められます。
なので、書類をダウンロードして手続きを進めてみました。
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また新たなに入金の必要あり(謎)
すると、以下のようにまた別で10万円入金しなければいけない状況になりました。(キャンセルできます)
これはちょっと謎仕様だったので、入金した10万円がどうなっているか確認してみました。
すると、10万円はいま、「投資家用口座残高」に入っていることがわかりました。
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口座周りの用語の整理
ちなみに、これは「SBIソーシャルレンディング社の投資家用口座の残高」だそうです。
表にある「分配用口座残高」というのは、SBIさんの分配用口座の残高。
「運用中元本残高」は、「借手に融資が実行され、運用を開始した金額」。
なので、ロールオーバーせずに自分の資金がちゃんと貸しつけられたら、「運用中元本残高」に投資金額が入っているようになるわけですね。
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お問い合わせで聞いてみた
この状況だと、どこかしらの口座には10万円入っているので、そこから別のファンドに振替で投資できないか調べてみました。
しかし、いろんな画面を見て操作してもそれらしいページがありませんでしたし、以下のように「振替依頼」ボタンも無効なので、ここで作業が止まってしまいました。
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【追記】振替投資はできない
以下のような回答をいただきました。
ロールオーバーされましたご資金(100,000円)につきましては、
自動的に投資家募集期間中の次のファンドに充当される仕組みでございますため、「申し込んだファンドの名前〇〇」へお申込および、ご出資金が充当されているご状況でございます。
また、「口座情報画面」の投資家用口座のご資金(100,000円)につきましては、鈴木様よりご入金をいただいたご資金であり、「別のファンド名△△」へ投資予約済(入金済)でございます。
誠に申し訳ございませんが別の商品へは投資いただけません。
わかりにくいシステム内容となっており、誠に申し訳ございません。
>>1円からOKの資産運用!株のように値動きに惑わされず安定収入を得られる「ファンズ」は初心者や副業投資家におすすめ
かなりわかりづらいシステム&説明ですが、
10万円は次の投資予約に回っているようです。
つまり、ロールオーバーに同意した時点で投資申請していたお金は別のファンドに投資予約されるってことです。
※SBIはUXが本当に良くないので、なんとかしてほしいところです。
>>【比較】SBI証券と楽天証券、初心者にはどちらがおすすめ?←投資信託、株を買ってる人間が答えてみる
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ロールオーバーが続いた時の対処法
ロールオーバーが続きすぎて、「お話にならない」とわかったので、別のファンドへ投資することにしました。
しかし、ここでかなりつまづき、処理も間違えて、自分の銀行口座に出金してしまった(お金を戻してしまった)ので、正しい対処法を書いておきます。
>>【最新版】投資の種類を利回り、特徴をもとに比較!少額でやれるものも紹介
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「キャンセル」だと出金されて戻って来てしまう
なお、ロールオーバーした時の対処法は以下の3つがあるのですが、僕は間違って【3】のキャンセルをしてしまったんですよ。
【1】出資金が充当されるまで待つ
【2】現在募集中の他のファンドへ出資先変更の手続きをする
【3】お申込みキャンセルの手続きをする
※ファンドの募集期間内に限り、出資先変更・キャンセル手続きが可能
本当は、【2】をやりたかったのに。。
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「キャンセル」だと出金されて戻って来てしまう
ちなみに、キャンセルの方法は以下の通り。
①会員サイト内の「投資情報(投資登録一覧)」画面から、キャンセルしたいファンドを選択し、「投資詳細情報」画面を開く。
②「投資詳細情報」画面右下にある『投資予約キャンセル』ボタンをクリックし、内容を確認。
『キャンセルする』⇒『実行』の順にボタンをクリックすると、キャンセルの受付が完了。
投資申込みをキャンセルした場合は、出資金が登録している銀行口座へ返金されます。
(これだと、入金時と再入金時の手数料がムダになってしまうわけですね。ちなみに、返金の際の事務手数料は無料)
>>投資の勉強はあまり意味ないけど、いくらか必要だからその方法とおすすめ本まとめとく
ロールオーバーして待つ場合
なお、待つのはあまりオススメしません。
証券担保ローンファンドはリスクが低めで、最初の投資先としていいんですが、ロールオーバーがもう10回以上発生してるんですよ。
サポートに問い合わせたら、以下のような回答が返ってくるくらいですからね。
現在借手様が大変少ない状況が続いており、2017年9月29日(金)のSBISL証券担保ローンファンド終了まで、借手様が見つからず、返金となる可能性もございます。
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出資先を変更する方法
以下が、ぼくが本当にやりたかった「出資先を変更する方法」です。
①ログイン後に表示される『投資情報』タブの『出資先変更』ボタンをクリック、出資先を変更することができるファンドの一覧が表示される。
※通常、「不動産担保ローン事業者ファンド」、「オーダーメード型ローンファンド」への出資先変更が可能
②出資先の変更を希望するファンドと出資中の金額を確認
③出資先の変更を希望するファンドにチェックを入れ、“次へ”のボタンをクリックすると、出資変更先として選択できるファンドの一覧が表示される
>>【少額から】1万円OKの不動産投資!お金がない初心者が失敗しない方法まとめ(投資信託もあるよ)
SBIソーシャルレンディングはめんどくさくておすすめしない
④変更先として希望するファンドの右側の、“投資する”のボタンをクリック、
次ページで表示されるファンドの詳細情報などを確認の上、“同意”ボタンをクリック
⑤変更先として選択したファンドの契約関係書類をダウンロードし、内容を確認、
同意できる場合は、”同意します”にチェックを入れ、“申込”ボタンをクリック
⑥出資先のファンドの内容を改めて確認、“確定”ボタンをクリックして完了
※ 出資先を変更する際に、出資金額の変更はできない
>>【積立FX】米ドル/円のスワップポイントでどれくらい稼げたか成績公開(100円から始められます)
投資家用口座残高、分配用口座残高について整理
あと、ごっちゃになっていたことも理解できたので、まとめておきます。
それは、ロールオーバー時、「口座情報」のページから振替、出金など資金の移動ができないということです。
ロールオーバー中、お金は投資家用口座に入っています。しかし、こっちに入っていると口座情報ページから生きん移動できないのです。
分配用口座残高に入ってないとだめなんですね。なので、ここで迷ったことはこうしたことを覚えておきましょう。
>>投資初心者は株、FXなど何から勉強するべきか?(おすすめ本なども紹介)
SBIソーシャルレンディングは微妙、、
紹介してきたように、SBIソーシャルレンディングはかなり使いづらいので、おすすめはしません。
使いやすい、以下のサービスを使った方がいいですね。
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ソーシャルレンディング以外の投資
>>評判通り?ウェルスナビの実績を公開してみる。まずは100万円と毎月積み立てでスタート
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参照:【500円から始められる】SBI証券でバランス型投資信託の1万円積立を申し込んだ!その方法まとめ
「証券担保ローンファンド」のリスク
もちろん、この商品にもリスクはあります。それは、借り主とサービス運営会社の「信用リスク」です。
まず、借り主。もし、借り主がお金を返せなくなったら、投資した金額は返ってこなくなってしまいます。こうならないようにするために、SBI側では審査や証券口座の株式を担保にするなどしていますが、それでも必ず返済される保証はないです。
他にも、融資限度額は担保有価証券の時価額60%(原則として3,000万円を上限)と設定しているようですが、それでも借り主のリスクは想定する必要があります。
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SBIホールディングスの破綻リスクもある
もう1つ、サービス運営するSBIが破綻してしまうリスクもあります。
そうなると、投資していたお金は返ってきません。いくら大手が運営しているとはいえ、リスクを考慮する必要があります。
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手数料も把握しておこう
最後に、こちらの商品にかかる手数料も知っておきましょう。
手数料は、「出資を撤回し出資金の返還を受ける場合」と「出資金の返還又は利益の配当を受ける場合」に一律420円かかります。
地味ですが、こうしたことも把握しておきましょう。投資ではコストを考えることがリターンに直結しますので。
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専門知識不要なソーシャルレンディングにこれからも注目
紹介してきたSBIソーシャルレンディングの「証券担保ローンファンド」。
担保もあり、借り主の審査もありますので、クラウドバンクのマイクロファイナンス商品よりは安全性が高いと言えます。
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融資型クラウドファンディングは副業向き投資
また、ソーシャルレンディング自体が専門知識をそれほど必要とせず、リターンを得られる仕組みですので、
サラリーマンなど副業で稼いでいきたい方にもオススメなんです。
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ぜひ注目していきましょう。
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【追記】投資が始まるファンドの運用予定表が確認できる
「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド6号」での投資に切り替えたところ、運用予定表が確認できるようになりました。
これは、マイページ内の「メッセージ」からダウンロードできます。
トータルで5千円弱儲かるようですね。
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らくらく担保は、信用取引、FX取引、先物・オプション取引の保証金/証拠金管理機能の愛称です。
取引に必要な現金、代用有価証券(以下代用)を預り金・保護預りから、各種取引口座へ自動で振り替えるよう設定することもできます。
らくらく担保の主な機能
これにより、持っている株などを担保にFXなどの取引ができるようになるのです。(現金不要)
信用取引、FX 取引、先物・オプション取引で現物株式、投資信託を代用として利用可能。
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