この記事では、FXで稼げない理由を権威ある金融機関のデータから紹介していきます。
・FXで稼げない理由1位は損大利小のトレード(損が大きく、利益が小さい)
・人間の本能で、すぐ利益確定してしまい、含み損は放置してしまう
・早めに損切りして資金を守り、その後のトレードで損以上の利益を出すのが理想
・しかし、人間は正しく損切りできず、鉄則通りのトレードができず稼げない
人間の感情のせいで、含み損が出ると「放置しておけば含み益になるはず」と現実逃避して、損切りができません。
結果、損大利小となり成績はマイナスになります。
自動売買はみんなのFXでやれて、ぼくもしっかり利益を出せています。
この記事を最後まで読めば、稼げない人の共通点を学べ、FXの負け組から脱出できますよ!
(FXでの失敗例は以下の動画でチェックしてください)
この記事の目次
FXで稼げない人の理由第1位は損大利小
FXで稼げない理由は、「勉強不足」「資金管理ができない」「ハイレバレッジ」などいろいろあります。
たとえば、勝率が90%であっても、以下のような取引をしていたら、トータルで成績はマイナスです。
・10回のうち1回損して、ドル円で合計2円幅の損、1万通貨での取引で2万円の損
・トータルで-1.1万円の損失
10万人のデータからわかったFXで儲からない人の特徴
次に、具体的な数値とデータで、FXで稼げない人の共通点を紹介します。
Losing Percentage:負けた割合
図を見ると、各通貨ペアにおいて勝ち負けの割合が半々で、勝率はほぼ50%くらいであることがわかります。
損する原因はpips(値幅にあった)
勝率が50%以上もあり、利益を得ているトレーダーも多いはず。
理由は以下の「損益の平均pips」を見るとわかります。
・AvgLoss:損失での値幅平均
値幅が大きいほど利益も大きくなり、値幅が小さければ利益も小さくなります。
勝率50%でも損の値幅の方が大きい
というわけで、もう一度先ほどの損益ごとの平均pipsをみてください。
わかりやすいのだと「GBP/USD」ですね。
つまり、勝率がほぼ50%であっても、「GBP/USD」では利益に対して2倍も損をしているということです。
この状態であれば、トータルで5万円のマイナス。
このようなことがFXで起きているのです。
人間の感情、本能が大きく関係しています。
人間の本能が原因でFXで稼げない
人間には感情があるため、FXで失敗してしまいます。
具体的には、期待値で正しく判断できていません。
期待値を具体例で説明
たとえば、以下のようにA、Bのどちらかを選ぶ2つのゲームがあったとします。
Bの期待値は、4000円 x 1(100%)で+4000円です。
このように期待値をもとに、FXでもトレードしていく必要があります。
100%損して額が小さい方を選べないのがFX
では、次のABのゲームなら、どっちを選ぶでしょうか?
Bの期待値は、-4000円 x 1(100%)で-4000円です。
しかし、損しない確率が50%あるAを選んでしまった人もいるのではないでしょうか?
B(損切り)のほうが損失額をちいさくできる
Bは確実に損しますが、トータルでの損失額はAより小さくできます。
つまり、Aを選んだ人はFXで損切りできず損失額大きくなってしまう人で、
こういったことがFXの成績に大きく影響を与えます。
プロスペクト理論からもFXで稼げないことがわかる
人間が損小利大できない理由は、プロスペクト理論という有名な理論からも説明できます。
一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。
引用元:野村証券
そのため、利益確定は簡単にすぐしてしまい、損切りはすぐできず、大損につながってしまうのです。
感情に惑わされずFXで稼ぐ方法
紹介したような「人間の本能」に勝つためには、エントリーと同時に、損切りと利益確定の2つの決済注文をするのがいいです。
これらの注文のやり方などは以下の記事でチェックしてください。
正しくトレードするために自動売買もおすすめ
裁量だと、どうしても感情が出てダメという方は、自動売買システムにトレードしてもらい感情を排除しましょう。
(自動売買の仕組みは以下の動画でチェックしてください)
自動売買ではシステムに正しいトレードをしてもらえて、以下のように利益を出せています。
【まとめ】FXで儲からない人にならないように
最後に大事な点をまとめます。
人間の感情のせいで、含み損が出ると「放置しておけば含み益になるはず」と現実逃避して、損切りができません。
結果、損大利小となり成績はマイナスになります。
自動売買はみんなのFXでやれて、ぼくもしっかり利益を出せています。