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【投資信託】ETFとインデックスファンドをリレー投資で運用するとコストを抑えられる

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分散投資で長期的に資産運用していく場合に向いているのが、投資信託のインデックス型(インデックスファンド)とETF(上場投資信託)。

これらには、それぞれ特徴があり、どちらか一方を利用しておけば言い訳ではありません。お互いの特徴を良いとこ取りすることによって、コストを抑えられるなどのメリットがあるんです。

ということで、その恩恵を受けるためにも、それぞれの特徴を理解し、コストを抑える方法を考えていきましょう。

ETFとインデックスファンドのおさらい

本題に入る前にまずは、おさらいから。ETFとインデックスファンドが何かおさらいしておきましょう。

ちなみに、以下の引用からもわかるように、それぞれに違いはほとんどありません。

あるとしたら、「ETFは証券取引所に上場して株式と同じように売り買いできる」、購入単位(インデックスファンドは500円から購入できるが、ETFは1万円くらい)、「〇〇万円分」で買えるか(ETFは無理)、流動性(ETFは取引所の時間内で売買できる、インデックスファンドは1日1回)、信託報酬の違いくらいです。

ETFとは、特定のインデックス指数に連動して運用される商品です。上記では、TOPIXに連動していますが、他にも日経255や商品指数に連動している投資信託もあります。

引用元:【ETF】TOPIX連動型上場投資信託は本当におすすめなのか検証してみた

インデックス(型)・ファンドとは、TOPIXや日経平均株価のようなインデックス(指数)に連動した運用成果を目指すものです。昨日紹介したETFに似ていますね。

連動されるインデックスには業種別株価指数などがあります。

これと対になるのが、アクティブ型ファンドです。積極的な投資によって、インデックス以上のリターンを目指す運用を行います。もちろん、リスクが高まります。

引用元:投資信託初心者にはMSCI‐KOKUSAIと連動した「SMTグローバル株式インデックス・オープン」がおすすめなのか?

ETFとインデックスファンドの比較表

それぞれの特徴をサッと理解できるように、まずは以下の表をご覧下さい。大事な部分は、赤字にしています。

ETF インデックスファンド
上場の有無 上場 非上場
取引価格 市場価格 基準価格
取引価格の決定 取引所の取引期間中に決定 1日1回決定
税金 申告分離課税 個別元本方式
売買手数料 株式と同じ たいてい0
信託報酬 0.2%程度 0.4%以上
取引単位 口数指定(1~100) 金額指定
ドルコスト平均法 使えない 使える

今回、議論するコストについては赤字を見れば、わかりやすいかと思います。

まず、売買手数料。インデックスファンドはだいたい0の所が多いですが、ETFはたいていコストがかかります。逆に、信託報酬ではETFに分があります。0.2%程度と運用コストが安いのです。

ですので、長期的に資産運用していくのであれば、ETFの方がコストがかからずお得なんです。しかし、長期的な資産運用では、定期的に積み立てていく「ドルコスト平均法」が有利。

関連記事:投資信託の積立にはドルコスト平均法が向いている!おすすめの商品も紹介

こうした「長期運用したいけど、コスト問題をどうしよう」という悩みを解決してくれるのが「リレー投資」と呼ばれる方法です。

インデックスファンドで定期積み立てして、その後はETFに切り替える

リレー投資とは、ある程度の額までは、ドルコスト平均法で毎月積み立てしていき、100万円くらいまとまったお金ができたら、ETFでの長期運用に切り替える方法です。

切り替えの際は、それまで運用していたインデックスファンドを売却して、長期運用するETFを購入します。

こうすれば、信託報酬という運用コストと売買時の手数料を節約して効率的に長期運用できるようになります。

リレー投資の際は税金なども考える

紹介してきたリレー投資は、運用にかかるコストを節約できる便利な方法です。長期的に資産運用していきたい方には何ともありがたい方法です。

しかし、もう1つ考えるべき点があります。それは、税金です。ETFとインデックスファンドでは、税金のかかり方が違いますから、それらを踏まえた上でリレー投資を行う必要があります。

考えることはたくさんありますが、ぜひとも考慮し無駄の無い資産運用をしてみて下さい。

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