株、投資信託、FXでは冷静に損切りする必要がある

今回は投資において非常に大切な考え方を紹介します。「損切り」というものです。これは、株式、投資信託、FX、コモディティなど商品に関係なく必要な事ですので、この機会に知っておきましょう。

参考書:初歩から値下がり対策まで 損しない投資信託 朝日新書

これ以上上がらないと思ったら損切りを

投資では、商品の値段が上下して損益がでます。商品を100円で買って150円で売れば、損になりますし、50円で売ってしまえば、損になります。

こと、購入した商品の価値が下がっている状態では、「売り」の判断というのは、プロでも難しいといいます。それは「損をしたくない」という気持ちが強く働くからです。

100万円で買った商品の価値が10%下がった時点で、投資家はそわそわし始め、商品を手放すかどうか、迷います。しかし、ほとんどの投資家は売りの判断ができません。損を確定させたくないし、その商品がまた上がってくれると信じたいからです。

それも叶わず、非情にも10%以上価値が下がっていき、20,30と下がっていきます。そして、50%ほど価値が下がったくらいになると、投資家はそれに対して何も感じなくなってしまうという言います。開き直ってしまうのです。

実際、こうした投資家の真理はノーベル経済学賞を受賞した「プロスペクト理論」で実証されています。

ブログ運営で損切りの重要性を学んだ

僕も、もう1つのブログを運営して同じことを経験しています。ある時を境に、Google検索エンジンのアルゴリズム変更によってアクセスが落ちてしまいました。

その時は、焦って早急に対策をしていたのですが、功を奏さずアクセスはどんどん下がっていきました。そして、30%ほどアクセスが落ちた頃には、アクセス数を気にしなくなっていたのです。開き直ってしまったのですね。

当時を振り返ると、そこで見切りを付けて、新たなカテゴリや新しいブログを作るべきだったのですが、それまで築いたブログを手放したくない気持ちが強く、1つのブログに執着してしまっていました。

損切りして新たな資産に目を向ける必要がある

投資家が損切りしたくないのもわかります。でも、私はそれを受け入れて、今こうして新たな分野のブログを作っています。投資の際も、1つの資産を諦めて他の資産に目を向けなければならないのです。

なお、損切りするのは資産の価値がまた上がると信じているからこそ。例えば、以下の例のように。

また上がると期待していれば損切りを

著者のもとに1万円で買った投資信託が5000円まで下がってしまい、売るに売れないと相談にきた顧客がいたそうです。その方は、かたくなに売る事を拒否したんだとか、その際、著者は以下のようなやり取りを行いました。

いま手元にある資産は1万円ではなく、5000円なのです。この5000円が今後、どうなるかを予想して、再度、意思決定する必要があります。その意思決定に、買値の1万円が入り込む余地はありません。

また「1万円に戻る可能性が高い」と考えていて、資金的に余裕があるなら、その投資信託を5000円(現在の基準価額)でもう一度買い付けるべきです。

そうすれば、平均買い付け金額は7500円になります。最初の1万円に、2度目の5000円を加えると1万5000円になり、その半分ですから7500円ということです。こうなると、その投資信託が1万円に戻る前で待たなくても、7500円で元本は返ってきます。

「1万円に戻るかどうかわからない」あるいは「さらに5000円より値下がりするかもしれない」と考えているのだったら、即刻、損切りして、違う投資信託に乗り換えた方が良いです。

いちばんよくないのが、買値の1万円にこだわり、値下がりに身を任せたまま、ほったらかしにしてしまうことです

このようにして、冷静に損切りする必要がるんですね。

損切りできるかを試す問い

きっぱり損切りする必要性がわかったところで、損切りできる人間かどうか、著者は以下のような問いを投げかけています。

あなたは、中国株に投資する投資信託を基準価額1万円で100万円ぶん買いました。中国の将来性を信じて、今後、中国株は挙げ相場になると予想したからです。その予想は見事に当たり、2年後、投資信託の基準価額が2万円に値上がりして、投資元本の100万円は200万円になりました。

そこで質問です。

あなたは、その投資信託を、基準価額2万円でさらに100万円書いたしをしますか?

ここで「買わない」と答えた人は、今すぐその投資信託を売って下さい。なぜなら、あなたは「この投資信託はもうこれ以上、値上がりしない」と考えたので「買わない」と答えたはずだからです。

でも、あなたは、本当はこう考えたのではないでしょうか。「基準価額2万円では買い増しはしないけど、このまま投資信託を保有しよう。もともと1万円で買ったので、2倍の値段では変えない」

これは「買値の呪縛」にはまっています。

話を整理すると、その投資信託を「買い増しはしないけど、このまま保有する」というあなたは「今後、基準価額が2万円以上に値上がりする」と予想しているはずなのです。そうであるならば、買い増しをすべきです。そこで買値の1万円が判断に入り込む余地はないのです。

「買わない」という理由でまだ許されるのは「自分の資産のうち、かなりをリスク資産に配分しているので、これ以上、投資信託を持つ事はリスクを取りすぎる事になるため、買わない」です。

みなさんは、この問いにどう答えたでしょうか。私は、まだ未熟なので、買い足す気はないのに、投資信託を保有するという結論を出してしまいました。

でも、そうではなく、書い足す気持ちがなかったら、即売らなければいけないんですね。こうした損切りがうまくできない人に対して、著者は以下のような判断基準を提示してくれました。

あなたが今持っている投資信託で一番下落率の大きい投資信託を、追加で買いますか?

価値の下がり続ける資産を保有し続けるとは、こういう事なんですね。「買値がいくらだった」「いくら損している」と考えるのは関係ないんです。これくらい冷静に損切りの判断をしなければならないんです。

ぜひとも覚えておきましょう。

それではまた!(Twitterでフォローする→@turuturuouzi
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