毎月分配型投資信託で分配金の元本切り崩しを見つける方法

前回、毎月分配型の投資信託での分配金は、インカムゲインからだけでなく、元本を切り崩して支払われている事を紹介しました。また、元本が切り崩されているか調べる際に役立つ指標も紹介しました。

その流れで今回は、投資信託の月次運用報告書から分配金が元本から切り崩されているかどうか判別する方法を紹介します。優良な投資信託選びに役立ちますので、参考にして下さい。

参考書:初歩から値下がり対策まで 損しない投資信託 朝日新書

月次運用報告書の「基準価格」と「平均直利」をチェック

その方法は、以下の表を基に紹介していきます。
毎月分配型投資信託で分配金の元本切り崩しを見つける方法

こちらは毎月分配型の債券ファンドの月次報告書です。見るべきは「基準価格」と「平均直利」。

基準価格は、投資信託の1口当たりの金額、平均直利は商品の平均利率です。債券ファンドの場合、様々な債券を購入していますから、債券によって利率はそれぞれ異なります。

ですので、簡単に得られる利益を計算するために債券の利率を平均するのです。これは、年間の利率ですから、基準価格に平均直利をかけると1年間の利子収入がわかります。

8954 × 0.0821 = 735.1234(円)

これを毎月に換算すると、12で割って

735.1234 ÷ 12 = 61.26(円)

つまり、1月の利益(インカムゲイン)は61円ほどになります。

では、毎月支払われている分配金はいくらでしょう。図から、100円とわかります。その差40円ほどです。では、この40円はどこから捻出されているのでしょうか。

まず、考えられるのは債券価格が上昇した事によるキャピタルゲインです。もし、債券価格が上昇しているのなら、元本が崩されず、利益の中から捻出されていると考える事ができます。

しかし、債券価格が下がっているとしたら、利益からではなく元本から分配金が支払われている事になります。実際の投資ではこうした商品に気をつけなければならないのです。

毎月分配型投資信託を購入する際は分配金と利益のバランスをチェック

説明してきたように、毎月分配型の投資信託を選ぶ際は、分配金における利益の比率を知っておかなければなりません。上記のように、分配金と利益の差があるものはオススメできません。

また、最近は高い分配金を売りにしているものもありますから、注意が必要です。

たとえば、最近、人気がある「ダイワ米国REIT・ファンド(毎月分配型)」という投資信託では、分配金が130円ほど出ています(2012年5月現在)。でも、このREITの不動産投資から出ている配当等収益、つまりインカムゲインの相当額は20円ほどしかありません。

分配金との差額は約110円。値上がり益がないとしたら、差額は元本から取り崩しているのでしょう。繰り返しますが、高い分配金額に釣られて投資信託を選んではいけないのです。

こうした例もありますので、分配金には気をつけましょう。大事なのは「トータルリターン」ですからね。

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