外貨預金や外国債券はおすすめなのか?為替リスクやおすすめの投資信託についても考えてみる

個人投資家にとっての悩みの種がいかにしてうまく分散し、資産形成できるか。その際、特に悩ましいのが外貨預金、外国債券などの外貨資産を持つべきかどうか。

この件に関して2人のお金のプロが違う主張をしていました。

これが参考になると思ったので、『内藤忍の資産設計塾 -あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法』と『全面改訂 超簡単 お金の運用術』から紹介します。

なお、この記事を読むことで「円高」「円安」について理解できるようになるので、読んでみてください。

外貨預金、外国債券などの外貨資産は持たない事がリスク

内藤忍さんは外貨資産を持たない事はリスクなのだから、分散投資を考える上では、持った方がいいと語っています。

その理由は円安になった際の備えのためです。

円安は、他の通貨に比べ円の価値が下がっている状態、これは逆に「こうした状態では、円をもっと価値の高い通貨に変えると得」とも言えます

つまり、円安の時は他の通貨を保有していれば、リスクヘッジになるわけです。

円高でも外貨資産はリターンをもたらしてくれていた

また、円高の時でも外貨資産を持っておくメリットがあるのだそうです。

なんと、過去、円高時に外貨資産によってリターンは得られていたという実績があるのです

本書では、円を基準としたときの各資産のリターンを指数化したグラフを基に説明されていました。

海外の株式・債券への投資は円高にも関わらずプラスのリターンを実現している事わかります。逆に日本株はこの間大きく下落し、インデックスで見ると3分の1程度まで価格を下げています。

これだけの円高の中で外貨投資は、為替のマイナスを補ってあまりあるリターンを実現できた事がわかります

さらに、「円高が続くとは限らないため、外貨資産に投資しておいた方が安全」とも語られています。

将来の為替変動に備えて今から外貨を持っておく

また、「将来使いそうな外貨があれば、今のうちから保有しておいた方がいい」とも語られてしました。

例えば、今後フランスワインを1万ユーロ購入する予定の人は、現時点で1万ユーロを外貨で保有しておけば、円安ユーロ高になっても問題ありません。

1ユーロ=100円とすると、いま1万ユーロ持っておけば、後で円安ユーロ高(1ユーロ=120円)になっても困らないということですね。

【補足】円安について

↑の「円安ユーロ高(1ユーロ=120円)」という状態は、「円安で、100円で0.83ユーロしか持てなくなった」ということもできます。

かつては、100円で1ユーロ持てたのですが、ユーロが高くなった(円が安くなった)ので、こうなってしまったわけですね。

ただし、将来使う外貨がある場合の話

脱線しましたが、本題である「外貨資産を持つべきか」の話に戻ります。

内藤さんは、「外貨資産を持ってメリットある人」についてこう書いています。

将来購入するものの中で外貨に連動したものが、例えば4割あるとしたら、自分の金融資産も4割は外貨で保有すればいいのです

現実には将来の支出を正確に知る事は不可能ですが、外貨資産を保有しない事によるリスクは認識しておくべきでしょう。

つまり、将来、なんらかの海外製品を買う予定なら「外貨」として保有しておいたほうがいいと主張しているのです。

【補足】なぜ海外製品に備えておくべきなのか?

ここまでの説明だとイメージしづらいと思うので、具体例を出して補足しています。

と、その前に「円高」「円安」が海外製品の価格に与える影響について説明していきます。(対象はユーロで考えます)

まず、円高ユーロ安が起きると、ヨーロッパの製品は日本円で安く買えるようになります。(円安ユーロ高の場合は、その逆です)

円高になっても円安になっても得するように、外貨を持つ

つまり、内藤さんは外貨資産を持っておけば、以下のようなメリットがあると↑で説明していたわけです。

円安ユーロ高になって海外製品を円で買うのが損になった場合、もともと保有していたユーロで買えば、日本円よりお得に買える

円高ユーロ安になった場合、もともと保有していたユーロを日本円に替えて利益を得られる

積み立てFXなら1ドルからリスクを抑えて外貨を持てる

こうしたことを知って、僕は「円だけでなく、複数の通貨を持ったほうがいい」と思ったので、僕は外貨を持つ手段として「積み立てFX」を選びました。

積み立てFXを選んだ理由は、外貨預金、債券などに比べてて低リスクで外貨を持てると思ったからです。

参照:自動で定期購入できる!積立FXのメリット・デメリットまとめ(随時、評価を追記)

積み立てFXは外貨預金よりも低コスト

ちなみに、そのメリットは以下の通り。

ドルコスト平均法でリスクを抑えて外貨を購入できる
・レバレッジ1倍なら、ロスカットの心配がほぼない

1ドル(100円くらい)から投資できる
外貨預金よりコスト安く、外貨商品に投資できる

なので、「外貨預金?債券?よくわからない」という方は少額で積み立てFXができることを知っておいてください。

ちなみに、僕はドルを1万円分、南アフリカの通貨を1000円分積み立てています。

関連記事:「SBIトレード」で積立FXの「通貨申し込み」と「入金」が完了!その方法まとめ(クイック入金が便利)

「外貨預金・外国債券はおすすめではない」という意見も

なお、内藤さんは「外貨資産を持つことによるリスク分散」に対して山崎さんは不要と語っています。

その理由は以下の通り。

まず、通貨と金利は同時に市場で決まっており、プロ同士が取引している市場にあって、どこの通貨・金利がはっきりと有利だということは分からない。

基本的には、円も含めて、どの通貨の債券・預金がいいかは、「事前」ベースでは、横一線だ。

外貨を円に変える時の為替を意識すると、金利はほぼ変わらない

外貨預金・外債には名目の金利が日本の金利よりも高い国のものが多いが、現地通貨ベースの名目金利が高いからといって、最終的に円ベースで評価したリターンも高いとは限らない

 

また、基本的に日本人は外貨でなく、円を使って生活するため、円ベースで考えなければならない、とも主張します。

この「円ベース」で考える際に気にしなければいけないのが、「為替リスク」です。

円に変えると、実質の金利が下がることも

為替リスクとは円と外貨のレートが変動して、損失を出してしまうことを指します。

これは、たとえ話を使った方が分かりやすいので、それで説明します。(あくまで、例え)

アメリカに、ドル換算で金利5%の商品があったとします。日本には、それほど高金利の商品がありません。

そうなると、ドルでその商品を買った方が得なのかな?と思いますよね。

でも、その商品の金利でドルを増やした後に、それを円に戻すのであれば、戻す時の為替も気にしないといけないのです

円だけで運用していた方が得かもしれない

例えば、1ドル100円のときに先ほどの商品を購入して、時間が経ち元本から1000ドル増やしたとします(買った時のレートだと、10万円に相当)。

しかし、このタイミングで円に替えるとして、レートが1ドル80円になっていたら、8万円分の利益にしかならないわけです。

つまり、為替の影響で2万円ほど本来の価値からマイナスになってるわけですね

こうしたリスクがあるため、山崎さんは外貨資産を持たなくてもいいと書いているのです。

外貨を持つリスク分散効果は非常に小さい

厳密には、こうした資産にも少量の投資配分の場合、多少のリスク分散効果はあるのだが、その効果はごく小さい。

通常は、為替リスクのマイナス効果が表れる場合が多い。  


外貨預金や外国債券に、いい投資対象商品がないということもこれらを除外した理由の一つだ。外貨預金の場合、為替の手数料が大きい。  

加えて、債券の場合、よほど大きな運用金額(少なくとも数十億円レベル)でないと分散投資ができないし、個別債券の投資判断は専門的で難しい。  

さらに、外国債券を証券会社を通じて買う場合、様々な手数料が商品価格に組み込まれているため、不利なんだそうです。

【まとめ】外貨商品を持つべきでない理由

まとめると、以下の理由があるため、外貨商品はいらないということです。

・どの通貨が有利ということはプロでも見極めが難しい点
・将来的に使うお金は今のところ円
・為替リスクのマイナス効果もある
・外貨預金、外国債券は手数料が高い

特に、外国債券、外貨預金を保有しようと思っていた方は、覚えておきましょう。

ロボアドやバランス型ファンドで、どんな商品が選ばれているか?

と、外国債券があまり必要ないと書いてきましたが、あらゆる資産を分散してリスクに備えることは大切です。

実際、分散投資を前提とした「ロボアドバイザー」や「バランス型投資信託」では、外国債券が組み込まれています。

なので、不要というわけではなさそうなんですよね。

ということで、そういったサービスではどんな商品が買われているか、まとめていくことにします。(今後の投資の参考にしてください)

ロボアドで買われている、海外債券

まず、松井証券のロボアド「投信工房」

ここでは、以下の商品が買われていました。

先進国債券:
SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)

新興国債券:
eMAXIS新興国債券インデックス(為替ヘッジあり)

楽ラップと楽天資産形成ファンド

楽天証券のロボアド「楽ラップ」では、以下の商品が買われていました。

【楽ラップ専用】ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン
【楽ラップ専用】ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン
【楽ラップ専用】ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン

あと、バランス型投資信託の「楽天資産形成ファンド」では、「明治安田外国債券インデックス・マザーファンド」が購入されていました。

マネラップでは、ETFが買われている

マネックス証券のロボアド「マネラップ」では、以下の商品が買われていましたね。(ETF

・Vanguard Total International Bond ETF
・Vanguard Total Bond Market ETF
・iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF

THEOで買われている債券

THEOだと、以下の商品が買われていました。アルファベットは略称。

・TLT 残存期間20年超の米国債
・LQD 米ドル建ての投資適格の社債
・IEF 残存期間7-10年の米国債
・IHY 米国を除く世界各国の企業のハイイールド社債

ちなみに、ロボアドバイザーのウェルスナビはETFを買ってますが、どの商品を買っているかは確認できませんでした。

>>評判通り?ウェルスナビの実績を公開してみる。まずは100万円と毎月積み立てでスタート

それぞれのバランス型投資信託で買われてる債券

SBI証券で購入した、バランス型投信「SBI資産設計オープン(資産成長型)」では、「外国債券インデックスマザーファンド」を買ってましたね。

「世界経済インデックスファンド」では、「外国債券インデックスマザーファンド」と「新興国債券インデックスマザーファンド」。

「eMAXISバランス(8資産均等型)」でも、「外国債券インデックスマザーファンド」と「新興国債券インデックスマザーファンド」が買われていました。

外国債券のおすすめは、インデックスファンド?

このように、複数のバランス型投資信託で「外国債券インデックスマザーファンド」と「新興国債券インデックスマザーファンド」が買われていました

なので、この2つはおすすめ商品なんですかね。

まあ、こういった債券に特化したファンドだけ持つのは、あまりおすすめでないので、僕のようにバランス型の中の1商品として持った方がいいですね。

関連記事:【実績】資産運用の初心者としておすすめされてる投資信託(銘柄)が本当にいいのか検証してみる

まずは少額買って値動きを見ると勉強になる

ということで、興味のある方は、SBI証券で購入してみてください。(100円から買えます)

SBI証券のサイト(無料で口座開設できます)

40万円ほど保有して分かりましたが、こういうのは実際に買ってみて、やっと「ああ、こういうことなのね」と学べます。

なので、まずは100円でもいいので、何か金融商品を保有してみるといいですね。

積み立てFXは1ドル(約100円)から始められる

なお、少額だと、先ほど紹介した積み立てFXも1ドルから積み立て可能なので、こちらも試したい方はどうぞ。

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