どうも。1000万円以上を資産運用に回しているタクスズキです。
兄向けに以下の記事を書いたところ、「板って何?」と追加で質問されたので、この記事でまとめておきます。
>>【仮想通貨】コインチェックで口座開設した兄の疑問「Zaifとの違い・メリットは何?」などに答えてみる
「ビットフライヤー」などの販売所と違って、取引所で板を利用して取引すると、手数料を抑えられますので覚えておきましょう。
この記事の目次
【重要な追記】仮想通貨を失わないために知っておきたいこと
この記事を書いた後、取引所「コインチェック」で仮想通貨の盗難事件がおきました。
このように、取引所に資産を預けておくと、仮想通貨を失う可能性があるので、必ず「ハードウェアウォレット
>>仮想通貨のハードウェアウォレット「Ledger Nano S」を日本の正式代理店から買う方法(注文から2日で届いた)
仮想通貨取引所は口座開設無料です
なお、取引所と販売所の詳しい説明は以下の記事を参考にしてください。
>>【仮想通貨】ビットコインの購入方法!初心者におすすめの取引所や手数料の比較表も載せとく
板、気配値とは?
まず用語の説明。(説明には、取引所「Zaif(ザイフ)」を使いますね)
こちらは、Zaifでビットコインを取引する際に見る画面。
なんのこっちゃわからない人もいるはずが、この画面はヤフオクなどの「オークション画面」のようなものと理解しましょう。
※売れる値段、買える値段がわかる画面なのです
「売りたい人の希望価格」「買いたい人の希望価格」を気配値と呼ぶ
さっきの画面の左側は「売り板」と呼ばれ、ビットコインを売りたい人が提示している「希望価格」と「その価格で取引できる量」が並んでいます。
一方、右側には「買い板」があり、「買いたい人の希望価格」と「量」が並んでいます。
そして、「売りたい人の希望価格」「買いたい人の希望価格」を気配値と呼ぶのです。
取引所は、売りたい人と買いたい人の仲介所である
取引画面を見ると、売り板には「1BTC=1729590円」で売りに出している人がいるとわかります。
これを買う場合の購入量(「1BTC=1729590円」で買える量)は、0.3996。つまり、70万円分くらいですね。
それ以上買いたいと思ったら、板の上に並んでいる「1730055」や「1730130」を指定して「売りたい人」から買う必要があります。
逆に、売りたい時は買い板(買いたい人の希望価格)を見る
これは売る場合も同じで、まず買い板を見て、売れる値段を見極めます。
この場合、「1BTC=1743370円」のレートで「0.05BTCだけ」売れます。
それ以上のBTCを保有していて、売りたい場合は「1743365」以下のレートで売る必要があります。
このように、気配値を見れば、「売れる価格」「買える価格」がわかるのです。
>>【仮想通貨】取引所ごとに早さが違う!口座申し込みから本人確認〜入金〜投資までにかかる時間まとめ
買い板は、オークションの入札履歴のようなもの
ここまでの説明でピンときてない方は、ヤフオクなどのオークションを思い浮かべましょう。
オークションには商品が出品されていて、そこには「この値段で買いたい」と注文した人の履歴が掲載されています。
これは買い板と似てますよね。(買いたい人が提示した値段が並んでいる)
オークション「最高値の人だけが買える」、板「最高値でなくても買ってもらえる」
ただ違うのは、「買いたいと注文を入れてから、実際にそれを購入できる人の数」。
オークションの場合は、最高値で買い注文を入れた人しか買えません。(自動的に選ばれる)
しかし、仮想通貨取引の板なら、もっと多くの人が注文を出して実際に買えます。
理由は、売り手に価格帯を選んでもらえるし、流動性が高く最高値の板がどんどん消化されていくからです。
値段より量を優先して注文される場合もある
例えば、以下の板の場合。
自分が0.1BTCもっていて、それをすぐ売りたい場合、0.05BTCしか売れない最高値のところで売ろうとするでしょうか?
「すぐ売りたい」のであれば、そうしない人が多いはずです(実際、ぼくは最高値でなく、確実に売れる「1743365」を選ぶ)
こうする理由は、「最高値」で0.05BTC消化して、残り半分を売る際に希望のレートで板に注文が出ていない可能性もあるからです。
なので、上の例のように5円程度の差であれば、すぐ売るために2段目のレートを選ぶわけです。
>>年末年始(休日)でもネット銀行から入金して10分以内に口座に反映される取引所まとめ
板、気配値を使って注文する方法
というわけで、気配値などについて説明したところで、実際に注文する方法を紹介します。
Zaifの場合、右上にある画面から進めていきます。(基本的に、「現物買い(売り)」から売買していきます)
(「信用」は借金して売買するものと認識しておいてください)
注文の際は、「買う(売る)レート」と「量」を指定します。(指値注文)
レートは、左にある売り板の数字をクリックすると、注文画面に反映されます。
あと、量を「0.01」「0.005」のように指定して、数千円単位で買うことも可能です。
成行注文では、量だけ指定すればOK
指値(値段を指定)の他に、成行注文もあります。これは字の通り、「成り行きに任せる注文」です。
買う(売る)レートは、市場の成り行きに任せ、注文者がすべきは量を指定するだけです。
ちなみに、量を指定すると自動的に「1BTCの価格(レート)」、「約定代金(支払う投資金)」が表示されます。
こんな感じで、板を使って注文していけるのです。
指値注文は「予約注文」として使う(便利)
2つの注文の使い分けとしては、「指値がレートを指定したい場合」「成行はいますぐ売買したい場合」という感じ。
例えば、「ビットコインキャッシュがほしいけど、今は1BCH=40万円と割高だから、30万円まで下がるまで待ちたい」という場合。
指値を使えば、30万円のレートで注文しておけるのです。
板を使える取引所
また、割安で買っていたコインが爆上がりした場合、「すぐ売りたい」となれば成行を使うことになります。
こんな感じで、2つを使い分けるといいです。
>>取引所「Zaif」の口座開設方法!必要な本人確認書類、かかる日数(時間)などまとめ
>>手数料無料でライトコイン、リップル(XRP)を買う方法 @仮想通貨の取引所「ビットバンク」(送金方法とかかる時間も追記)
取引所で板を使うとなぜ手数料が安くなる?
あと、取引所で板を使って注文すると手数料が安くなる理由も書いておきます(ビットフライヤー、コインチェックにおける販売所と比べて)
それは注文画面を見れば(スプレッドを考えれば)明らかです。
「Zaif」の取引所だと、ある時の売値の最小値は1729590、買値の最高値は1729005でした。
この場合、売る値段、買う値段の差は600円ほど。
つまり、仮に1729590のレートで1BTC買った場合(172万9590円ゲット)、1729005でしか売れず(172万9005円で売却)、600円ほど損することになるわけです。
この差はスプレッドと呼ばれ、実質的なコストになります。
ビットフライヤーなど販売所のスプレッドは大きすぎる
では、「bitFlyer(ビットフライヤー)」の販売所だとこれがどうなっているか。
以下に示す通りです。
一番安く買えるレートが「1802453」、一番高く売れるレートが「1729844」。
仮に、1BTC買ってすぐ売ってしまえば、7万円ほど損してしまうのです。
これは、「Zaif」と比べ116倍もの損になります。
このように、販売所で取引してしまうとスプレッドが大きく、実質的なコストが高くつくので、取引所で売買した方がいいんですね。
板を使って注文できるようになったらZaifを使おう
というわけで、仮想通貨をお得に取引したい場合は、紹介した「板で注文できる取引所」を使いましょう。
国内取引所で板を使ってアルトコインを買えるところは以下2つ
Zaif:
ビットコインキャッシュ、イーサリアム、NEM、モナーコイン
ビットバンク
XRP
ライトコインはGMOコインで買おう
あと、板は使えませんが、「GMOコイン
なので、こちらも覚えておきましょう。
※ライトコインは海外の取引所に送金する際、便利です。
>>仮想通貨「 $XP 」をライトコインで買う方法!購入できる取引所、注意点も紹介
>>【仮想通貨】伸びを期待!取引所「HitBit」で $IXT を購入:「GMOコイン」からライトコインを送金する方法とかかった時間などまとめ
というわけで以上です。
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