今回は、投資信託で損しないために知っておきたい「分配金」について説明します。
毎月、支払われる分配金は、多い方がいい商品だと思っていませんか。
そんな間違った認識でいると、損する投資信託を購入してしまいますので、
そうならないための知識を『初歩から値下がり対策まで 損しない投資信託』から学びましょう。
>>ブログで検証!1万円から年利40%の配当生活を目指す方法
3日で資金を10%増やせて、配当をもらうよりずっと稼げる方法に気づきました。
今はこっちメインでやってます。
注文後はほったらかしでコツコツ利益を積み上げていけますので、気に入ってます。
利益通知がメールでくるたびにテンション上がってますwhttps://t.co/mUcCzFY8u8
— タク@3000万円の投資結果&ブログで稼ぐ方法を発信中 (@guppaon1) 2019年3月21日
この記事の目次
そもそも分配金とは?
まずは、分配金とは何か、ということから知っていきましょう。
分配金とは、投資信託が株式や債券に対して投資し、運用で得た収益を投資家に分けるもので、
預貯金の利息のように、利率や金額があらかじめ決まっているものではありません。
分配金は、投資信託の信託財産から支払われる事になりますから、そのぶんだけ純資産残高は減少し、基準価格も下落します。
「分配金男利回り」とは、つまり基準価格に対する分配金の割合の事です。
利息のように、利息が決まっていませんから、運用がうまくいかなければ、分配金が下がる事だってあります。
>>これは発明!1万円で株を買って貯金の何千倍もの配当をもらい、値上がり益もゲットしよう!
これは発明!1万円で株を買って貯金の何千倍もの配当をもらい、値上がり益もゲットしよう!
意外と知られてませんが、株は数百円とかでも買えるんですね。
何万円も出して普段は使わないような株主優待もらうよりは、確実に現金もらえる配当を集めた方が得ですよ👍https://t.co/QUfNxFSZmg
— タク@3000万円の投資結果&ブログで稼ぐ方法を発信中 (@guppaon1) 2019年3月19日
分配金のせいでファンドの価値が下がる
なお、純資産残高は、ファンドの資産総額で、規模を見る指標となります。
基準価格は、ファンド1口あたりの値段です。純資産残高は、「基準価格 X ファンドの口数」で計算されます。
つまり、分配金は投資信託の財産から支払われますから、それによってファンドの価値が下がってしまうのです。
※こういった損しない投資信託は以下の記事で紹介してます
>>【実績】資産運用の初心者としておすすめされてる投資信託(銘柄)が本当にいいのか検証してみる
販売会社は売るために分配金を高く設定する
しかし、ほとんどの個人投資家は上記の仕組みを理解していないため、分配金の多さで投資信託を選んでしまいます。
その結果、販売会社は売れる投資信託を作ろうと、分配金を高く設定するわけです。
実際、ここ10年で毎月分配型の平均分配利回りは8%も上がっているそうです。
投資信託で損する罠にひっかからないように
しかし、こうした策略にハマって分配金だけで商品を選んでいる投資家のほとんどが損をしています。
そりゃ、そうですよね。「自分でわからない商品は購入しない」という投資の基本を破っているのですから。
>>ほったらかしで稼ぐ!アメリカの有望株を200円から買い、配当収入も得る方法
ほったらかしで稼ぐ!アメリカの有望株を200円から買い、配当収入も得る方法
コカ・コーラの株をたった1000円でゲット!
Apple(アップル)の株は4000円、
Facebook株は3500円だけでOK、
CMでもおなじみのP&Gは2000円代で買えちゃいます。https://t.co/nSm6M4Es7v
— タク@3000万円の投資結果&ブログで稼ぐ方法を発信中 (@guppaon1) 2019年3月19日
損しないために>>【1300万円投資中】20代から始めた資産運用と知っておきたい知識まとめ(30代になる前に)
>>1円からOK!株のように値動きでの損失リスクなし!利回り1%~3%の安定運用サービスが超人気
分配金で損しない投資信託を買う方法
なお、損しない投資信託は100円で、しかも楽天ポイントで買えることを知っておきましょう。
>>ポイントで投資信託を100円から買えて現金化できる!その方法、楽天証券での口座開設の流れを紹介
というわけで、興味ある方は「楽天証券」を使って以下の記事で紹介してる投資信託を買ってみるといいです。(投資は自己責任で)
>>【実績&平均利回り】おすすめされてたインデックスファンドを積立購入!
>>【評判あり】楽天証券のメリット、デメリット!使いにくい?アプリで投資信託は買える?
毎月分配型の投資信託には注意
投資信託の中には、毎月分配型と呼ばれる、月ごとに定期的にお金が分配される商品があります。
1000万円購入して、分配金の利回りが4%とすると、税引き後、月に3万円くらい振り込まれる事になります。
ここで、たいていの個人投資家は喜び、安心しますが、素直に喜べる事ではないのです。
この理由は、分配金の出所を知るとわかります。
>>利回り5%の堅実投資!ソーシャルレンディングとは?その意味やリスクまとめ
具体例から、毎月分配型の「損」を考える
では、1000万円で購入した投資信託で運用がうまくいき、10万円値上がりしたパターンで考えてみます。
10万円値上がりしたら、その分だけ、つまり10万円が分配されると思うはずです。
しかし、上記で書いたように、商品を魅力的に見せるために、それ以上の分配をする投資信託もあるのです。
それが図のようなパターンです。
分配金は投資家の資産から引かれて支払われている
図を見ると、10万円ではなく5万円を上乗せして15万円が分配金として支払われています。
しかも、その5万円は値上がりした分から捻出されているわけではありません。
投資信託の資産から出されているのです。
つまり、投資家を集めるための分配金捻出で投資信託自体の価値が下がってしまっているのです。
こうしたことは往々にしてあるらしいので、商品選びの際は、惑わされぬように気をつけなければなりません。
毎月分配型でない優良ファンドに100円から投資する
というわけで、説明したような「損するファンド」を買わないよう、この記事で紹介してるような「再分配型」のファンドを買うようにしましょう。
「楽天証券
【朗報】楽天スーパーポイントで投資信託を100円から買えるようになったので、その方法を紹介
【楽天ポイントを貯める方法】
・楽天カードに加えてEdy、楽天ペイの併用で還元率アップ
・Edyでオートチャージ
・楽天からふるさと納税。スーパーセール時だと還元率10倍もhttps://t.co/n36A80giyi— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2018年1月31日
あと、「ひふみ」などの人気ファンドも100円で買えると覚えておきましょう。
【最新版】
・1番気軽なのは、楽天証券で楽天ポイントを使って100円から投資信託を買うこと(世界の有望株、ひふみなどを買えます・次は、SBI証券で100円から積立
・安定した成績重視なら、10万円でウェルスナビ
【1300万円投資中】20代から始めた資産運用と投資法まとめ https://t.co/SmcAwMi8Io
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2018年2月14日
>>業界初!楽天スーパーポイントで投資信託を100円から買えるようになったので、その方法、ポイントを賢く貯めるを紹介
普通分配金と特別分配金を知っておこう
なお、紹介してきた問題を引き起こしているのが「分配金」の種類です。
分配金には2種類あるのです。それが「普通分配金」と「特別分配金」。それぞれの違いは以下の通り。
「普通分配金」と呼ばれるもので、これは多くの個人投資家がイメージしている分配金です。
投資信託に組み入れた株式や債券を運用した結果、値上がりして元本を上回る状態で出されるお金の事です。
つまり、預貯金の利子や利息のように、分配金は儲かっている利益の部分から支払われます。
これが先ほどの10万円の部分ですね。
「特別分配金」は、自分が投資したお金が払い戻されただけ
一方、特別分配金は、図の5万円に当たる部分です。
「特別」などと銘打たれているので、そんな分配金をもらえると得したような気分になるかもしれませんが、
なんのことはない、要するに自分が投資したお金が払い戻されただけの話です。
自分が出したお金から自分に対して分配金が支払われているわけですから、
この仕組みを知っている人は「たこ足分配だ」と揶揄したりします。
たこは自分の足を食べる事があるからです。
こうしたことを知っておかないと損してしまうわけですね。
値上がりしたときに差がつく
特別分配によって損するのは投資信託が値上がりした時です。以下の図をご覧下さい。
A、Bファンドに100万円投資した場合を考えます。A、Bの違いは分配金を出すかどうか。Bは出しますが、Aは出しません。
1年後、運用成績はとんとんで値上がりも下がりもしませんでした。
Aからは分配されませんが、Bからは元本を切り崩した特別分配金が出されます。
Aファンドで利益が出た場合
ただし、A、Bファンドに投資した人の間に差は出ていません。分配金と元本を足せば、100万円になりますから。
問題はこの後です。
さらに1年後、投資信託の運用がうまくいって、10%値上がりしました。
そうすると、Aファンドでは、10万円の利益が出て、合計110万円に増えています。
Bファンドでは2万円の損になる
一方、元本が80万円になっているBは、10%値上がりしても、8万円しか利益が出ません。
合計で88万円です。1年前に受け取った特別分配金と合わせて108万円です。
つまり、Aファンドに投資した人と比べて2万円も損しているのです。
長期積立では小さな積み重ねが大事になる
この状況を見て、「たかが2万円」と思う方もいるかもしれません。
しかし、これを5年、10年と見ていくと大きな差になり、何百万円の差になることだってあります。(これを複利と言うんでしたね)
ですので、特別分配金には注意しなければいけないんです。
分配金の出所を商品選びでチェックしよう
見てきたように、分配金の多さに騙されてはいけません。
特別分配金によって、元本を切り崩されている事を理解しないと、上記のようにもったいない事をしてしまいます。
今後、投資信託を購入しようと思っている方は気をつけましょう。
アクティブファンドのデメリットやリスク
>>【評判】ひふみ投信の利回りは?デメリットは?いくらで買える?などに答えてみる
>>【100円から】「つみたてNISA」のメリット、申し込み方法などまとめ!現行NISAより長期運用に向いてます
>>【実績あり】SBI証券で個人型確定拠出年金(iDeCo)を申し込む作業とかかる時間、注文した投資信託まとめ
SBI証券と楽天証券について
>>【比較】SBI証券と楽天証券、初心者にはどちらがおすすめ?←投資信託、株を買ってる人間が答えてみる
>>【100円から始められる】SBI証券でバランス型投資信託の1万円積立を申し込んだ!その方法まとめ
資産形成で失敗し後悔しないために
関連:資産運用初心者が1000万円以上増やしたいなら絶対これはやりましょう
関連:投資信託初心者にはMSCI‐KOKUSAIと連動した「SMTグローバル株式インデックス・オープン」がおすすめなのか?
>>はじめての資産運用:失敗(損)しないために賢い「ベスト投資」をおすすめしてみる
>>【稼ぎ方】投資信託のコツは長期・分散・積立!ほったらかしOKの安全なおすすめファンドを紹介
特別分配金の損益通算や確定申告について
公募投信の特別分配金について、金融庁は資産形成にならないと言っているが、定年生活者には良い制度。分配金の払い出しで基準価格が下がり、含み損が出やすく売却時、損益通算で、REIT,ETF、普通分配金、配当金にかかった税金を取り戻せる。特別含む分配金込みでは利益出ていても、譲渡損となるから。
— 稲澤楽道 (@inatangjp) 2018年10月17日
○株式投資信託の譲渡所得
→株式の譲渡所得や申告分離課税を選択した配当所得と損益通算できる
→分配落ち後の基準価額が分配落ち前の個別元本を下回る部分の分配金は、元本払戻金(特別分配金)として非課税— manaca (@manaca_manaka) 2019年1月5日
今年の確定申告では、やたらと投資信託の特別分配金が多いです。
非課税なので作業的には楽なのですが、お客様から
「非課税なので嬉しいです!」
と喜ばれると、
『これ、元本払戻金だから運用が上手くいってない証拠ですけど・・』
と言おうか言うまいか、迷ってます。#確定申告 #確定申告の生相談— 山田真哉@会計士・YouTube生配信 (@kaikeishi1) 2019年3月10日
分配金を分かりやすく言葉で説明する
追加型株式投資信託の特別分配金、法人の仕訳は元本の▲・・・明細をよく確認しないと通常の分配金と間違うナ・・・タコ足配当で知らん間に姿が無くなってたりして。
— 税理士 中谷隆夫 (@zei2267) 2010年4月26日
この名称いいですね。”@tomoyaasakura @minakotakekawa: @RemmyRenu 命名!特別分配金→払い戻し分配金。分かりやすく事態を表す名前に。市場の変動とリターンに見合う分配水準に減配するのは、投資信託として当然のこと。減配ファンド=悪いフ
— 谷口悟史 (@cfpgussan) 2011年10月5日
普通分配金への税金も知ろう
金融商品の税金は儲けの20%が原則だ。例外(18%、非課税、雑所得など)だけチェックしよう!また、金融商品の利息や配当はもらう時点で税金が引かれる(源泉徴収)という原則や、投信の分配金のうち税金がかかるのは儲けの分配(普通分配金)だけ、といったことも理解しておけ!【金融商品の税金】
— FP絶対合格shuzoボット (@FP_shuzo_bot) 2019年4月7日
@masuitousi 追記。分配金再投資で個別元本が下がるから〜という意見(よかった探し?)は度々目にしますねぇ。個別元本が下がるとか上がるのと同時に基準価額も連動してると気づいて欲しい。基準価額と総純資産、総受益権口数の関係の理解度が残念な一例です。
— モ人SYOーGO@今年も精進あるのみ (@mojin_syo_go) 2013年9月14日
「ETF(ExchangeTradedFund)」
上場投資信託のことで、投資信託を上場させ、株と同じように売買できるようにしたもの。投資信託のような普通分配金と元本の払戻しである特別分配金の区分はない。— 証券外務員bot (@bot23053577) 2019年4月4日