この記事では、プラチナ投資について今後の予想を含めて解説します。
プラチナの特徴やこれまでの値動き推移、将来性などを知りたい方は参考にしてください。
・自動車の排ガスの有害物除去での用途が1番の需要
・価格変動が大きく景気の影響を受けやすい
・コロナの影響などで現在は弱んでいる状況
・長期では将来性のある資産
・今後は燃料電池自動車(FCV)の普及に注目
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この記事の目次
プラチナ(白金)投資とは?
プラチナ(Platinum)は、金や銀と同じ貴金属であり、コモディティという位置付けです。
金と同じように、経済不安などに備えた運用をされることが多く、安全資産として投資されています。
プラチナの用途は60%ほどが工業用で、全体の用途では24%%ほどをディーゼル車の排ガス浄化触媒が占めています。
プラチナは現物に直接投資するのも可能ですが、それだと資金が数十万円ほど必要でハードルが高いです。
プラチナ価格に連動する投資信託やETF(上場投資信託)なら、5万円ほどでも少額から取引可能です。
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これまでのプラチナ価格の推移!チャートも分析
次に、これまでプラチナがどのような価格推移をたどってきたのか見ていきます。
過去の値動き要因なども解説するので、今後の予測の参考にしてみてください。
【2000〜2008年】排ガス浄化触媒としての需要増
プラチナが投資先として注目され始めたのは、2000年代に入ってからです。
2000年代に入ると世界的に排ガス規制が強化され、プラチナの排ガス浄化触媒としての需要が大幅に増加しました。
結果、その有望さから投資家から買われるようになり、大きく価格が上昇していきました。
2007年10月には南アフリカでプラチナ鉱山事故が相次ぎ、供給が減るとの懸念からさらに価格が上昇していきました。
2008年はリーマンショックで下落
ただ、2008年はリーマンショックの影響を受け、プラチナ価格は下落。
しばらくは下落トレンドになりましたが、2009年以降は世界経済も回復し始め、プラチナも長期的な上昇トレンドに入っていきます。
その後は2013年末まで、1,400~1,600ドル台で推移しレンジ相場を形成していきました。
2014~2020年のコロナまでは下落トレンド
しかし、2014年からは中国経済が停滞し、自動車需要の減少が懸念されたことから、プラチナが売られていきました。
その後は下落トレンドへ入りし、2018年には米中貿易摩擦など、プラチナにとってマイナスな事件も起きました。
また、2020年3月に新型コロナウイルスの感染が拡大していき、このタイミングでプラチナは大暴落しました。
この時は金や銀などの金属も売られて、プラチナ価格は500ドル台まで下落しました。
ただ、2020年11月にはアメリカ大統領選挙で環境政策を掲げるバイデン氏が勝利し、プラチナ価格が上昇しました。
燃料電池の素材としてプラチナが有望ということで、投資家から買われていき、価格も上昇していきました。
2021年は上昇後に下落
2021年はコロナのワクチンが普及したことで感染も収まり、プラチナ価格の動きも安定しました。
価格は5月まで安定して1,200ドル前後を推移していきました。
しかし、新型コロナの変異株「デルタ株」が世界各国で蔓延すると、6月以降はプラチナ価格が下落していきました。
その後、2022年も弱い展開が続き、2022年12月現在、プラチナの価格は1000ドル台を推移しています。
2022年以降のプラチナ価格の予想・長期見通し
次に、2022年以降のプラチナ価格の予想、長期見通しをまとめていきます。
結論、今後はプラチナにとってのプラス材料があり、長期的に見れば上昇していく可能性があります。
・脱炭素化の流れが追い風になる
・宝飾用としての需要も高まる
こちらも、それぞれ解説します。
プラチナの需要が2023年以降も高まる
2023年以降は、プラチナの需要が高まっていきそうで、長期で価格上昇が見込めます。
まず、自動車の排ガスの有害物除去の触媒として活用されていきそうで、素材の中でも安価なので需要が増えそうです。
プラチナと同様の素材としてパラジウムがありますが、パラジウムは最近価格が上がっており、触媒として敬遠され始めています。
性能がプラチナより劣る上で価格が高いわけですから、開発コストという点でネックになります。
一方で、性能がより高く価格も割安なプラチナは今後有望で、買われることで価格の上昇が見込めます。
脱炭素化の流れが追い風になる
また、脱炭素化の流れもプラチナにとって追い風になりそうです。
近年は、燃料電池自動車(FCV)の開発が進んでおり、水素燃料電池には従来の車の約10倍のプラチナが必要です。
そのため、今後はプラチナのさらに大きな需要が見込めます。
また、プラチナ市場の調査分析を行う国際機関「WPIC」も、脱炭素化の加速によってプラチナの価格は上昇に向かうだろうと発表しています。
宝飾用としての需要も高まる
プラチナは、宝飾用としての需要も高まっていきそうです。
アメリカのプラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)は、以下のように発表しています。
こうした背景もあり、専門サイトのトレーディングエコノミクスも2023年は1,123ドルまでの上昇を予想しています。
現在の1020ドルから10%ほどの上昇で、プラチナ需要の多い中国の経済も回復していけば、さらなる上昇も見込めます。
2023年はプラチナに投資するべき?
次に、2023年は買い時なのかを紹介します。
結論、現段階では中立で、絶好の買い時とは言いづらいです。
ファンダメンタルズでは将来性があり、今の価格は割安に思えますが、テクニカルではまだ売買の判断ができません。
月足RSIは61でやや買われすぎで、ボリンジャーバンドではローソク足が中心の移動平均線に位置していて、こちらも方向性があいまいです。
チャート分析では売買のサインなし
月足のSAR(パラボリック)はローソク足のすぐ上に位置しており、やや下落トレンド。
1050ドルに達すれば上昇トレンドに転換するサインが出ています。
このように、2022年12月末でのテクニカル分析では相場の方向性が明確ではなく、買い時かを判断できません。
なので、また相場が動き、売買のサインが明確になってから取引するのが堅実と言えそうです。
プラチナに投資する際の注意点
次に、プラチナに投資する際の注意点を紹介します。
以下の点を覚えておきましょう。
・レバレッジをかけすぎない
・南アフリカの政治情勢
・自動車業界の行方
それぞれ解説します。
ボラティリティが高い
プラチナでは、まず値動きの荒さ、ボラティリティに注意です。
プラチナというのはマイナーな資産で、あまり取引している投資家が多くありません。
なので、流動性に難があり、ちょっとでも売買に偏りが生じると大きく動きます。
金などの他の金属よりは荒い値動きをしてリスクがあるので、この点に注意しましょう。
特に相場の急変時はリスクが高まるので、取引はしないほうがいいかもしれません。
レバレッジをかけすぎない
プラチナは値動きが荒くリスクが高めですから、レバレッジをかけすぎていると損をする可能性があります。
インヴァスト証券ではレバレッジが5倍までなので、それほど大きなリスクはないですが、資金管理をしていないとロスカットされることもあります。
ロスカットされればその瞬間に損失が確定しますから、レバレッジは控えめにして、最大でも3倍までにしましょう。
CFDはただでさえリスクが高めなので、レバレッジはかけないくらいがちょうどいいかもしれません。
南アフリカの政治情勢
プラチナでは南アフリカの状況も大事です。
なぜなら、プラチナの生産量の約7割が南アフリカで採掘されているからです。
プラチナの価格は南アフリカの政治や経済の影響を受けやすいので、要チェックです。
たとえば、2008年には電力危機が原因で鉱山会社が操業を停止したことをきっかけにプラチナの供給減が懸念され、価格も急騰しました。
需要はそのままの状態でプラチナの供給数が減れば、価格は上昇しやすくなります。
南アフリカでは、国営の電力会社エスコムがたびたび停電を行なっており、電力について不安があります。
他にも、鉱山での採掘に影響を与える要因が複数あるので、南アフリカの動向も見ておきましょう。
自動車業界がどうなるか
プラチナの価格は自動車業界の今後にも影響されます。
自動車業界で需要が高まれば、期待からプラチナが買われ、価格も上昇しやすいです。
そして、プラチナの需要増加で大事になるのは、燃料電池自動車(FCV)の普及です。
FCVの燃料電池には従来の車の約10倍のプラチナが使用されるため、需要が大きく伸びることが期待されています。
ただし、現状ではFCVの普及はそれほど進んでおらず、電気自動車(EV)の方が圧倒的に普及しています。
FCVの車両製造や水素ステーション設置に多額のコストがかかるため、EVほど普及していません。
とはいえ、中国を中心にFCVを普及させる動きも出てきており、大きな市場の中国をきっかけに世界的に普及する可能性もあります。
アメリカを中心に脱炭素社会を目指す世界的な動きもありますし、FCVの普及にも今後注目です。
【まとめ】プラチナは有望で上昇?将来性ある?
最後に大事な点をまとめます。
・価格変動が大きく景気の影響を受けやすい
・長期では将来性のある資産
・今後は燃料電池自動車(FCV)の普及に注目
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