この記事では、米国株のレバレッジ型ETF「SPXL」について詳しく解説します。
SPXLの特徴や「これまでの株価推移」、「今後の予想」、「おすすめ投資法」を知りたい方は参考にしてください。
・3倍の値動きを目指し、ハイリターンも狙える
・コロナショック後は急上昇も、2023年は最高値を更新できておらず
・設定以来、14年で約100倍を達成
SPXLはインヴァスト証券で扱っており、9000円以下で少額取引ができます。
当サイト限定のキャンペーンで73,000円と特別レポートをもらえてお得なので、まずは無料で口座を作っておきましょう!
※米国株やETFについては以下の動画で詳しくチェックしてください
この記事の目次
SPXLとは?
まず、SPXLとは何かを説明します。
SPXLとは米国株のETFで、S&Pが選定する優良なアメリカ株500社に分散投資ができます。
S&P500インデックス(SPXT)の運用実績の3倍(300%)となる日次投資結果を目指すETFです。
S&Pが、時価総額、企業の財務の健全性、発行済み株式の浮動株・流動性・価格に基づいて銘柄を選定します。
上位の構成銘柄は以下の通りで、なじみのある有名企業が選ばれています。
・メタ(Facebook)、テスラ、NVIDIA
SPXLの特徴
次に、SPXLの特徴を紹介します。
以下の特徴を覚えておきましょう。
・運用コストは高め
・配当利回りはかなり低い
それぞれ解説します。
値動きが大きく、ハイリターンを狙える
SPXLはS&P500の3倍の値動きを目指し、大きく上下に動きます。
そのためS&P500に連動する普通の商品より、大きな利益を狙うのも可能です。
レバレッジ型ETFでもあるため、少額から大きな利益を狙いたい方からも人気です。
一方で、値動きが大きいため、損をした時の損失額も大きくなり、ハイリスク・ハイリターンな商品とも言えます。
特にコロナショック時は大きく下落し、人によっては大きな損も抱えました。
取引する際は注意が必要なETFです。
運用コストがやや高め
SPXLには運用コストとなる経費率(信託報酬)が高めという特徴もあります。
SPXLの1年での運用でかかるコストは、預かり資産に対して0.95%で、他のETFと比べると高めです。
経費率 | |
VOO | 0.06% |
SPYD | 0.07% |
VYM | 0.07% |
コスト最安水準のETFと比べると16倍も手数料が高く、その分、1年の間に手数料が増えてしまいます。
長く運用するほど手数料がかかるので、こういった点でもSPXLは長期投資に不向きと言えそうです。
配当利回りはかなり低い
SPXLでは、配当利回りが低いことも特徴です。
SPXLの配当利回りは平均で0.3%以下で、ほぼゼロのこともあります。
組み入れ銘柄にテクノロジー株などが多いこともあり、配当はほぼありません。
その分、値動きで利益を狙うETFであり、シンプルに上昇相場や下落相場でトレードしたい人から利用されています。
SPXLのこれまでの株価推移・チャート
次に、SPXLのこれまでの株価推移を紹介します。
過去を振り返ることで、今後の値動き要因もわかるので、参考にしてください。
2008年から2014年までは急落しながら上昇
まず、SPXLの運用が開始された2008年11月から振り返ります。(4ドル台でスタート)
運用開始の頃は下落しましたが、2009年2月に底をつけ、その後は2010年半ばまで上昇相場となりました。
ただ、2010年、2011年はEU債務危機やギリシャ危機で市場がリスクオフとなり、世界中の株が売られました。
結果、SPXLでは暴落し、一時は3ドル台に達しました。
しかし、その後はヨーロッパでギリシャの支援策がまとまるなど、債務問題に一定の解決のめどが立ち、市場に安堵が広がりました。
結果、その後は上昇トレンドとなり2014年まで順調に上昇していきました。
この上昇を支えたのは、スマホの普及などで、IT・テック株への支援材料がSPXLの上昇要因となりました。
2015年以降はチャイナショックなどで下落
ただ、2015年以降は上昇が変わりました。
8月に中国株の大暴落「チャイナ・ショック」が起こり、その影響でわずか4日間で23ドル台から16ドル台までの急落となりました。
ただ、その後は株価が上がり始め、順調に回復していき、2018年1月には52ドルまでの上昇をしました。
しかし、その直後にAppleショックが起き、またもや急落。
その後も2018年10月にアメリカと中国の貿易摩擦でSPXLは大暴落。
32ドルまで大きく下落しました。
その後、2019年は回復し順調に株価が上がり始め、年末には66ドルと最高値を更新しました。
2020年以降はコロナショックなどで暴落
しかし、2020年2月〜3月はコロナショックがあり、SPXLは暴落しました。(75ドルから20ドルまで)
その後は4月から持ち直し2021年にかけてぐんぐん上昇し、2022年1月には147ドルまで達しました。
ただ、2月からはアメリカの連続利上げが不安要因となり、米国株全体が売られていきました。
結果、SPXLも急落し、50ドルまで下落しました。
2023年3月には上昇、下落を繰り返し、64ドルで推移しています。
SPXLの株価の値動き要因
紹介した通り、SPXLはコロナショック、リーマンショックなどのショック相場に弱く、下落しやすいです。
また、米中の貿易摩擦問題などリスクオフになると急落します。
IT・テクノロジー株で構成されていることもあり、アメリカでの政策金利の上昇もネガティブ要因です。
特に、2023年以降は追加の利上げも検討されているので、金利には注目しましょう。
【2023年最新】SPXLの今後の予想・見通し
次に、SPXLの今後の予想をしていきます。
以下の点が大事なので、チェックしましょう。
・IT・テクノロジー株が底入れ?今後は上昇?
それぞれ解説します。
アメリカの政策金利はどこまで上がる?
今後、SPXLの株価に影響するのがアメリカの政策金利です。
2022年からのように、今後も金利がどんどん上がっていけば、SPXLでは下落していきそうです。
2023年以降は現在の金利4.75%から5.5%までの上昇も予想されており、SPXLにとっては不安材料です。
2023年時点でアメリカのインフレはおさまっておらず、金利はまだ上がる可能性があります。
SPXLについては安心できない状態が続いています。
IT・テクノロジー株が底入れ?今後は上昇?
SPXLの今後を予想する上では、IT・テクノロジー株の動向も大事です。
SPXLの構成銘柄にはGAFAなどのIT・テクノロジー株が入っており、これらの動向で株価が変わってきます。
今後は追加利上げの可能性もありますが、その影響は限定的という見方もあります。
つまり、SPXLについては不安材料だけでなく、明るい材料もあるということです。
国内の証券会社マネースクエアではナスダックや半導体指数など、IT・テクノロジー銘柄で底入れしたとの予想をしています。
他にも、IT・テクノロジー株について底を打ったとの見方をする会社、トレーダーもおり、IT株の冬の時代は終わったのかもしれません。
楽観はできませんが、IT・テクノロジー株で構成されるSPXLについても底打ちし、今後上昇していく可能性があります。
SPXLを取引できる証券会社
次に、SPXLを取引できるおすすめの証券会社を紹介します。
おすすめは上場企業グループのインヴァスト証券です。
こちらでは1株単位で少額でSPXLに投資でき、レバレッジもかけられます。
最大5倍までかけられて、より少額でSPXLの取引ができ、他にも人気の米国株やETF、金などがそろっています。
自動売買やFXもでき、取引の選択肢が広がります。
当サイト限定のキャンペーンで73,000円と特別レポートをもらえてお得なので、まずは無料で口座を作っておきましょう!
Q&A!SPXL取引での疑問に回答
次に、SPXLに関する疑問に回答します。
わからないことをこちらで解決してください。
SPXLの構成銘柄は?
SPXLは以下の通りです。
・マイクロソフト:4.82%
・アマゾン:2.08%
・NVIDIA:1.47%
・アルファベット(グーグル):2.65%
・バークシャーハサウェイ:1.31%
・メタ(Facebook):1.08%
・テスラ:1.18%
・UnitedHealth Group:1.06%
SPXLではテクノロジーセクターの株が全体の26.21 %を占めており、他のセクターの割合は以下の通りです。
・金融サービス:12.73%
・消費者向けの日用品:10.30%
GAFAなどの有名なIT株以外にもいろんな分野の銘柄が500も入っています。
成長株を中心にアメリカの優良企業500社に分散投資できます。
いくらから購入できる?
SPXLは9000円以下で少額取引ができます。
現物でも1万円以下で始められて、CFD取引であれば、レバレッジをかけられるので2000円以下でも取引できます。
インヴァスト証券ではCFD取引もでき、SPXLも扱っておりキャンペーンもお得です!
※CFDについては以下の動画をチェックしてください
おすすめの投資方法は?
SPXLで王道の投資法は、短期で値動きで利益を狙っていくことです。
SPXLは前営業日の値動きに連動するため、短期で利益を狙っていく必要があります。
VOOなどのように長期で利益を狙おうとすると、思わぬ損をすることもあります。
参照元のインデックスがレンジで動けば下落で損をすることにもなるので、短期トレードが王道の戦略です。
SPXLに長期で投資するなら
長期で投資したいなら、暴落のタイミングで買っていくのが1つの戦略です。
また、いつ暴落が来るかわからないので、時期をずらしてドルコスト平均法でコツコツ積立する方法もあります。
長期で上昇しそうな商品であれば、ドルコスト平均法での積立が無難です。
【まとめ】SPXLの将来性は有望?上がる?
最後に大事な点をまとめます。
・3倍の値動きを目指し、ハイリターンも狙える
・コロナショック後は急上昇も、2023年は最高値を更新できておらず
・設定以来、14年で約100倍を達成
SPXLはインヴァスト証券で扱っており、9000円以下で少額取引ができます。
当サイト限定のキャンペーンで73,000円と特別レポートをもらえてお得なので、まずは無料で口座を作っておきましょう!