この記事では以下の疑問を解決します。
・集団訴訟が起きたって本当?
・投資家のお金は返ってくるの?
記事を読むことで、投資家に大損させたマネオのファンド内容や「ソーシャルレンディングで損しない方法」がわかります。
危険な投資で損しないためにも、これから紹介することは必ず覚えて起きましょう。
結論、マネオは欠陥がありすぎて投資家のお金が返ってくることはないと思います。
こういった失敗を防ぐには、これまで投資家の損失ゼロのサービスを使うのがよく、クラウドバンクが該当します。
(クラウドバンクでのぼくの毎月の利益)
手堅くほったらかしで楽に資産を増やしたい方は、まずサイトだけでもチェックするといいですよ。
この記事の目次
マネオ(maneo)とは?ファンドの仕組み
マネオとはソーシャルレンディングの一種で、融資型クラウドファンディングとも言われます。
(運営会社は、maneoマーケット株式会社)
マネオが投資家から集めたお金を企業に融資し(貸付)、返済利息を受け取り、それを投資家に分配します。
マネオから企業への貸付金利が7%の場合、投資家には5.5%ほどの分配をし、残りの1.5%がマネオ側の利益となります。
企業としては資金調達でき、投資家は金利で儲かり、運営側は手数料で儲かるのがソーシャルレンディングであり、マネオの仕組みです。
【行政処分】マネオが起こした問題とは?
仕組みはしっかりしていますが、融資先の企業に返済能力がなかったりすると、投資家のお金が返ってこず大変なことになります。
実際、それを起こしてしまったのがマネオです。
ソーシャルレンディングでは、損を出さないために以下の点を重視するのですが、それをしっかりやっていなかったのです。
・適切な担保・保証の設定
それぞれ解説します。(あとで行政処分の内容などもまとめます)
返済能力がある企業の選定
お金を貸すわけですから、まず相手の返済能力をチェックする必要があります。
財務諸表などを見て経営状況や純資産をチェックし、返済能力を評価します。
上場企業などでない限り、財務状況は監査法人を通したものではなく、相手の言い値となります。
なので、もしもの時の備えて担保や保証を設定するのが一般的です。
適切な担保・保証の設定
担保があれば、会社にもしものことが起き、「投資家からのお金を返せない」となった時でも担保を売却すればお金を用意できます。
保証もあるに越したことはないですが、担保ほどの効力はないので、担保があるかをチェックするのがオススメです。
ただ、担保があるからといって安心してはいけません。
担保に価値がない場合もあるからです。(マネオのファンドがそうだった)
マネオでは担保が適切でなくお金を返せなくなった
担保に価値がない場合、売却しようとしても十分な売値にならず、投資家から借りたお金を用意できない場合があります。
マネオのファンドがまさにそうで、以下のような問題が起きてました。
・しかし、返済延滞が発生。担保不動産を売却しても元本割れした
・つまり、担保の査定(評価)が適切でなかった
担保物件の位置は地図などで確認しよう
とあるファンドでは神奈川県の不動産が担保として設定されましたが、人の出入りがない山にあり買い手がつかないような物件でした。
「maneo」が投資家に提示した評価額を下回る値段で売りに出されていたこともわかっており、担保の評価が不適切だったと言えます。
このようなことがあるので、担保があっても安心してはいけません。
※担保物件の価値は自分でもサイトなどを使ってざっくりでもいいので計算してみましょう(場所もぜひ地図で確認を!)
だまされないために、担保の評価方法も以下の記事で理解しておきましょう。
不適切な運営をしたマネオに行政処分が下された
こういった問題が他にもあり、マネオは行政処分を受けました。
>>maneoマーケット株式会社に対する行政処分について(平成30年7月13日:関東財務局)
maneoではファンドの勧誘時に虚偽の表示をしていました。
ファンドでは「再生可能エネルギー事業(太陽光発電所やバイオマス)の開発資金等」に投資家からのお金を回すと表示していましたが、
対象事業と異なる事業等へ支出している事例が多数見られたのです。
そこで、maneo社に対し、金融商品取引法第51条の規定に基づき関東財務局が行政処分し、業務改善を命じました。
投資家が11億円の集団訴訟を起こした
2019年3月には、個人投資家54人と法人3社がmaneo社などを相手に約11億円の損害賠償を求める集団提訴をしました。
訴状によると、グリーン社がmaneo社を通じて自然エネルギー分野への融資名目で集めた資金を、JC社がグループ会社への貸し付けなどに使ったとしている。
>>融資仲介最大手を提訴 投資家「目的外に資金流用」:日経新聞
不適切な担保などの問題が訴訟にも発展し、大変なことになりました。
そもそも、なぜ企業は銀行から借りないのか?
念のため、「問題が起きたmaneoのようなサービス(ソーシャルレンディング)でなぜ企業はお金を借りるの?」ということも書いておきます。
※「なぜそんな危なそうな企業にお金を貸すの?」という話でもあります
結論、ソーシャルレンディングでは「銀行の審査には通らないような隠れた優良企業」があるため、お金を貸します。
優良企業でも銀行のルールでは融資できない場合あり
銀行の融資基準というのは古いルールでガチガチに固まっており、「担保などで現金以外の価値がある企業」があっても融資できません。
一般的に見れば事業も成長性があり、お金を貸しても返ってくるはずなのにルールのせいで融資できないのです。
そういった企業に融資をするのがソーシャルレンディング事業者です。
※この辺の詳しい話は以下の記事でチェックしてください
適切に融資し損失ゼロのサービスがおすすめ!
マネオでは担保の評価などに問題がありましたが、それを厳格にやっており、運営8年で損失ゼロのサービスもあります。
それがクラウドバンクで、こちらではぼくも毎月儲かってるので、放置で資産を増やしたい方はぜひチェックしましょう。
(クラウドバンクでの毎月の分配金)
maneoには遅延・延滞案件が多い
問題なしのサービスがある一方で、maneoは問題が多く、資金の返済や利息の支払いができていないファンドが多いです。
借り手がC社である不動産担保ファンドでは、以下の問題が起きてます。
※maneo社から事業者C社への融資はノンリコースローン
しかしながら、すべての担保不動産の売却をしてもmaneo社への元利金全額を支払うことが困難と判明。
C社への融資はノンリコースローンであることから、C社はmaneo社への利息の支払いをしない意向を示した。
結果、泥沼化し、担保不動産の競売・任意売却による回収に尽力している状況。
結論、担保を売却しても返済利息を払えないし資金などを返せそうにないので、グダグダになっているわけです。
ノンリコースローンとは?
ノンリコースローンとは、融資を受けたお金を返済できなくなった時に、担保物件を引き渡すことで、お金の返済義務がなくなるもの。
物件の売却で得た額が融資額以下でも、借りた額の返済はしなくていいのです。
担保(不動産物件)を売却したところ、価値が800万円でもその分だけ返済すればOK。
差額の200万円は返済する必要なし。
こういった案件もmaneoにはあり、投資家のお金が返ってこないケースも生まれています。
終わった?マネオの期失も理解しよう
マネオのファンドを見る際は、期失(きしつ)という言葉の意味も知りましょう。
これは期限の利益の喪失のことで、maneoサイト内での「期失」という表記は、
借り手からの支払いが滞っており、投資家への分配が延滞している状況を表しています。
期失によって、貸し手は借り手に、すぐお金を返すよう請求できます。
延滞債権/デフォルト債権一覧もチェックできる
マネオのサイトでは延滞や元本割れ(デフォルト)が発生してるファンドもチェックできます。
750ものファンドで延滞が出ており、その額は7.2億円です。(デフォルトの合計額は、61億円!)
ローンファンド | |
---|---|
貸付件数 | 12,970 件 |
内、返済中 | 750 件 |
内、完済 | 12,220 件 |
貸付金額 | 137,920,480,000 円 |
内、返済中 | 722,730,082 円(*1) |
内、完済 | 120,397,971,909 円 |
(※1) こちらの金額については、一部回収の金額は含まれておりません。
それぞれのファンドの元本回収率なども載ってますが、数字低めです。
こういった点からも今後元本が返ってくる可能性は低いと言えそうです。
遅延、貸し倒れのないソーシャルレンディングを使おう
こういった悲惨な目にあわないためには、これまで損失ゼロのソーシャルレンディングを使うのがおすすめです。
クラウドバンクでは運営8年で投資家の損失ゼロで、ほったらかしでお金を増やせています。
他とは違い、「毎月分配」も人気の秘密でおすすめなので、まずは無料口講座だけでも作るといいですよ。
ソーシャルレンディングで損しないために
また、以下の点を意識してソーシャルレンディング事業者を選びましょう。
②融資先の審査を厳しくしているか
③担保評価は適切か
残念ながら、マネオはどれも満たさないサービスと考えられます。
しかし、紹介してきたクラウドバンクは3つの全てを満たしています。(②と③は以下の記事で解説済み)
ここでは、①について解説します。
運営会社の見極め方
クラウドバンクを運営する日本クラウド証券は証券会社であり、第一種・第二種金融商品取引業者です。
第一種の業者になるには厳しい審査をクリアする必要があり、その後も財務状態を公開し厳しい基準をクリアすることが求められます。
こういった点から「第一種金融商品取引業者は信頼できるポイント」と言えます。
※クラウドバンクは運営8年で投資家の損失ゼロであり、こちらも信頼できるポイントとなります
※一方で、マネオは第二種の業者であり、第一種の業者よりは信頼度が低いです
担保への評価の仕方も違う
クラウドバンクとマネオでは担保評価の厳格さも違います。
マネオでは、以下の通り、業者買取価格でかなりゆるく担保物件を評価してます。
担保物件は業者買取価格の約75%程度の取り組みであり、保全については問題ないと考えております
業者買取価格で評価するのはありえないことで、以下のような方法で厳しく評価するのが普通です。
・DCF法:「将来生まれる収益」を元に企業価値を評価・算出する方法
クラウドバンクではこういった方法で厳格に担保を評価し、融資先も厳選しているため、これまで貸し倒れがゼロなのです。
なので、こういった事業者でほったらかし投資をするようにしましょう。
【まとめ】マネオは集団訴訟で終わった
最後に要点をまとめます。
・集団訴訟まで発展した
・今後も投資額が返ってくるかは不明瞭
・融資先を厳選し、担保評価を厳格にする事業者がおすすめ
というわけで、安心して投資したい方はクラウドバンクを使いつつ、以下の記事も読んでおきましょう。
他だと、1円から上場企業に融資できるファンズもおすすめなので、こちらもチェックするといいです。(お得な優待などあり!)