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クラウドバンクで米ドル建で損しないために両替時のスプレッドも知ろう

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毎月分配金をもらえてる「クラウドバンク」の米ドル建カリフォルニア不動産ローンファンドで、疑問点があったので電話で聞いてみました。

「日本円 → 米ドル」「米ドル → 日本円」の両替の際、損しないために知っておきたいことです。

記事の要点まとめ
・表示される「基準為替レート」で勘違いしやすいが、損するわけではない

・ドル⇄円のスプレッドが0.6円で広い

・スプレッドで利益が削られる場合があるので、日本円で太陽光ファンドなどに投資するのがおすすめ

※太陽光ファンドなどについては以下の記事でどうぞ

「基準為替レートで損する?」と誤解

クラウドバンクで、目標利回り5.2%のよさげなドル建てファンドがあったので、投資しようと思った時に疑問が出てきました。

クラウドバンクの米ドル建

投資画面に表示された「基準為替レート」についてです。

スクリーンショット 2019 09 10 7 11 46

画像の通り、1ドル=112円になっており、当時のレート107円からはほど遠い数値です。

為替基準レートの5%ルールについて

為替基準レートについては、投資ページにこう書いてあります↓

基準為替レートとは、前営業日15時の為替レートに5%を加算したレートをいいます。
※営業日の15時以降の申請の場合は当日の15時のレートが適用されます

たとえば、14時に投資申し込みをしたら、前日のレートに5%を上乗せした値段でドルと両替されるのです。

つまり、前日のレートが1ドル=107円なら、1ドル=112.35円が基準為替レートとなります。

これを知って、クラウドバンクでドルに両替するだけで5%分損するのでは?と思いました。

問い合わせた結果、「5%分損する」は誤解であることがわかりました

5%違うと手に入るドルの量がかなり変わる

計算するとわかりますが、「1ドル107円」なら1万円で93.45ドル手に入ります。

一方、基準為替レートの「1ドル112.35円」だと89ドルしか手に入りません

これだと投資の方で分配金をもらっても、為替でマイナスになるのでは?と思い、電話でサポートに問い合わせてみました。

【大丈夫】両替時に5%上乗せすることはない

結果、以下のような回答をもらいました。

ドル両替の要点
・結論、5%分損するわけではない

・5%上乗せするのは念のため。(為替の急変に備えて多めに資金を預かる)

ドルとの両替時は、5%上乗せしない

投資希望金額(日本円)が2万円の場合で考えます。

基準為替レートが112.35円なら「投資予定金額(米ドル)」は170ドルとなります。(170ドル = 20,000 / 112.35

「170ドル分の円」を両替実行時の実際のレート(107円近辺)にて両替します

170ドル分の両替を107円のレートで行う場合、18,190円分のドルが手に入るので、2万円との差額1,810円は預り金に返金されます

このように、納得できる説明が得られたので、ドル建てファンドに投資することにしました。

クラバンの基準為替レート

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※15,000円分(約130ドル)申し込んでみました

カリフォルニア不動産ローンファンドで申込日に約定した

以下、投資履歴の画面。

ドル建てファンド

※9月9日に申し込み、当日に約定してました(約定レートは表示されてませんでした)

スクリーンショット 2019 09 10 7 08 44

用語についても理解しておこう

なお、「投資予定金額」は基準為替レートで換算した額なので、変わることもあります

頭に入れておきましょう。

投資予定金額

投資予定金額(米ドル)とは
入力した希望投資金額(日本円)を「基準為替レートで換算した金額」から「投資単位($10)に満たない額」を切り捨てた額

10ドル以下の切り捨てられた額は、預かり口座に入り、10ドルに達するまで投資できません

クラウドバンクでの両替ルール

クラウドバンクでは、「日本円 → 米ドル」で両替した後に投資し、満期がきたら「米ドル → 日本円」に両替できます

クラウドバンクで両替

両替の際は、投資画面であったように「5%上乗せ」はありません

※他サイトでのほぼ同時点の為替レートは107.24円でした。

スクリーンショット 2019 09 10 7 06 25

スプレッドは0.6円ほど

両替手数料は無料ですが、「日本円を米ドルに両替する際」「米ドルを日本円に両替する際」に、0.6円の差(スプレッド)があります

クラウドバンクのドル両替の手数料

たとえば、1ドル107円のレートで日本円からドルに両替する場合、実際に取得するレートは107.6円となります。(運用額1万円で計算)

運用で5%で増えたとして、

終了時のレートが1ドル107円で開始時と変わらなくても、スプレッドのせいで「運用で増えた分」がマイナスになります

ドルを日本円に戻す際もスプレッドがかかる

さらに、ドルを円に両替する際も0.6円のスプレッドがありますから、ドル売却のレートは106.4円となります

結果、運用終了時に開始時とレートが変わらなくても、スプレッドで「運用で増えた5%」より成績は悪くなります。

スクリーンショット 2019 09 10 7 07 15
(「米ドル → 日本円」の両替画面)

1万円の運用で具体的に計算

1万円の運用で具体的に計算
・1ドル107円のレートで日本円からドルに両替する場合、実際に取得するレートは107.6円なので、手に入るのは92.93ドル

・運用後も1ドル107円。この場合、ドル売却のレートは106.4円となり、日本円に戻すと9887円

1.1%の損となるため、実際のドル建てファンドでの利回りは3.9%になってしまう(=5.0% – 1.1%)

開始時から有利なレートになることも

運用開始時と運用終了時で為替レートが変わらない例で計算しましたが、実際はもっと有利なレートになっている場合もあります

たとえば、「運用開始時に1ドル107円で運用終了時には1ドル110円だった」のように。

この場合は、為替でも利益を出せます

ドル建てなら好きなタイミングで両替できる

また、「ドル建て」であれば、運用終了時と同時にドルから円に両替必要する必要もないです。

クラウドバンクのドル建てファンド

ドルを預かり口座に入れておき、好きなタイミングでドルから円に戻せばOKです。

ただ、「円投資」ファンドの場合、これができません

クラウドバンクの円投資

運用開始時と運用終了時に強制的に両替されるので、「ドル建て」より損するリスクは高いです。

なので、カリフォルニア不動産ファンドのように外貨建ての運用では、「ドル建て」をおすすめします

クラウドバンク21年3月の分配金
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両替申請からのスケジュール

あと、以下のルールも把握しておきましょう

両替ルール
・日本円を米ドルに両替する場合、営業日の12時よりも前の両替申請については、原則として当日の15時をめどに両替を実行

・両替後に受領した米ドルについては、現金の受渡しにかかる日数の関係上、受領してから原則2営業日後に両替申請が可能になる

日本円からドルに両替したら、すぐに円には戻せないということです

「概算受取金額」について

ちなみに、「概算受取金額」 は「現在の両替レート」で計算した受取金額です。

クラウドバンクで両替

こちらについては、以下のルールがあるので確認しておきましょう。

両替の実行は1営業日に一回15時を目途に行うため、実際の受取金額は「概算受取金額」とは異なります

「概算として計算された時」と、「実際に両替される時」のレートは異なるので、受取金額が変わる可能性があります

ドルの出金手数料も知ろう

分配償還や両替によって受けとった米ドルを米ドルのまま出金することは可能です。

米ドルの出金には、出金先として登録した銀行口座がみずほ銀行なら1,500円かかり

他の銀行の口座である場合には6,500円の手数料がかかります

けっこう手数料がかかるので、ドルは直接出金せず、ファンドで回していったほうがいいかもしれません。

【まとめ】クラウドバンクの米ドル建ての注意点

クラウドバンクで、円からドルに両替する時「5%も損するの?」と勘違いしがちですが、そうではありません。

実際には「両替時のリアルタイムレート」で約定します

ただ、スプレッドが1ドルあたり片道0.6円と不利なので、この点は理解してドル建てファンドに投資しましょう。

おすすめはドル建てでなく、両替をしない円での投資です。(以下、ぼくの実績)

クラウドバンク21年3月の分配金

為替で損するのはもったいないので、なるべく円で太陽光ファンドなどに投資しましょう

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