この記事では、FXでのトレードや資金管理でのルールの作り方・決め方を解説します。
FXのマイルールの作り方やファンダメンタルズ・テクニカル分析でトレードする手法についても詳しくまとめていきます。
FXのルール決め、決めるべき項目について知り、成績アップを狙いたい方は参考にしてください。
・ファンダメンタルズ分析では、長期的な相場の方向性を知る
・テクニカル分析では、インジケータなどを使い、短期〜長期の動きを予想する
・初心者におすすめのトレードルールは、損切りして損を小さく、次のトレードで利益を大きくとること
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この記事の目次
FXのマイルールの作り方・決め方
まず、FXのマイルールの作り方・決め方を紹介します。
以下の項目を決める必要があるので、詳しく解説していきます。
・エントリールール(基準)を決める
・利確と損切りのルールを決める
・資金管理のルールを決める
では、1つ1つ見ていきましょう。
自分に合ったトレードスタイルを確立する
FXではまず、自分に合うトレードスタイルを決めましょう。
まず決めるのは、以下のように時間軸で異なるトレードスタイルです。
・デイトレード:数時間〜1日の短期売買
・スイングトレード:数日〜1週間の中期トレード
・長期(ポジション)トレード:1ヶ月〜の長期トレード
この4つを選んだ上で、さらに順張りトレードと逆張りトレードのどちらかを選びます。
人によって向いている手法が異なるので、自分に合うものを選んでいきましょう。
初心者には順張りのスイングトレードがおすすめ
初心者の方でも取引しやすいのは、順張りのスイングトレードです。
スイングトレードでは、比較的のんびりトレードでき、日中に仕事のある方でも始めやすいです。
逆に、スキャルピングやデイトレードのような短期売買だと、ずっとチャートを見ておく必要があり、時間もかかります。
短期で稼ぐのは難しいので、難易度がそれよりは低めなスイングトレードが始めやすいと思います。
トレンドに素直に乗る順張りがおすすめ
また、トレンドに乗ってトレードする順張りの方がリスクを抑えられます。
逆に、トレンドの反転を狙う逆張りでは、その反転ポイントを当てるのが難しく、順張りよりは難易度が高いです。
手堅くトレードするために、順張りを狙う方がおすすめです。
エントリーのルール(基準)を決める
次は、新規注文(エントリー)時の基準を決めます。
注文しポジションを取る際は、必ず根拠を持って注文をする必要があり、そのルール決めも大事です。
適当にルールを決めて、なんとなく注文していると利益は出しづらいです。
必ず分析をしてから、買いか売りのどちらかで注文をしていきましょう。
利確と損切りのルールを決める
新規注文をしてポジションを取った後は、その決済についてもルールを決める必要があります。
決済には損切りと利益確定があり、そのタイミングもとても大事です。
決済のタイミングで成績が大きく変わってくるので、そのタイミングもよく考える必要があります。
利確、損切りについては後で詳しく紹介するので、ぜひチェックしましょう!
▼さらに利確について詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてください
資金管理のルールを決める
FXでは資金管理のルールを決めることも大切です。
資金管理は資産を増やしていくために必要であり、これができないと損をすることがあります。
なので、資金管理もしっかりしてトレードで利益を狙いましょう。
具体的な資金管理のルールには「2%の含み損を抱えたら損切りする」などがあります。
このように、損を小さくしながら、他のトレードで大きな利益を狙っていくのが鉄則です。
ファンダメンタルズを用いた取引方法
次に、ファンダメンタルズ分析を使ったトレード手法もまとめます。
こちらも大事なトレードルールなので、ぜひ参考にしてください。
・大事な経済指標の発表時にトレード
・世の中の流れから中期〜長期で予想
それぞれ3つを解説していきます。
政策金利などをもとに長期で予想する
まず、政策金利など為替に大きく影響を与える要素をもとに予想する方法があります。
たとえば、2022年はアメリカなど先進国で政策金利をあげる利上げが続き、ドル円相場などに大きな影響を与えました。
基本的に国の政策金利アップというのは、その国の通貨にとってポジティブで、その国の通貨が買われやすくなります。
たとえば、アメリカで利上げがあれば米ドルが買われやすくなり、米ドル高になりやすくなります。
実際、2022年はアメリカで利上げがある中、日本は金利を上げず、ドル高・円安。つまりドル円で上昇しました。
このように「金利がこれから上がる」と知っておけば、ドル円の上昇を見越し「買い」で利益を出しやすくなります。
こうしたトレード方法をまず覚えておきましょう。
大事な経済指標の発表時にトレード
ファンダメンタルズにおいては、雇用統計など重要な指標の発表時にトレードする方法もあります。
失業率など重要指標の発表時は値動きが大きくなりやすく、チャンスでもあります。
アメリカの雇用統計であれば、失業率の改善は米ドルの上昇材料であり、そういった情報が発表された瞬間にドルを買う方法があります。
逆に、失業率が悪化していればドル売りでショートで利益を狙うチャンスです。
このような一瞬の短期売買という選択肢もあります。
世の中の流れから中期〜長期で予想
ファンダメンタルズでは、世の中の流れ・動向から中期でトレンド予想をする方法もあります。
わかりやすいものだと、2022年は各国でのインフレ率・物価上昇がありました。
アメリカなどで急激に物価が上がり、国としては金利を上げる必要がありました。
結果、物価上昇を原因にアメリカなどで金利が上がり、ドル円では上昇となりました。
このように、インフレ率が上がり出した時点で「これからはアメリカの金利が上がるからドルを買おうかな」と判断ができます。
「インフレ」など世の中で起きていることからも相場予想ができるので、こちらも覚えておきましょう。
テクニカル分析を用いた取引方法
次に、テクニカル分析を用いた取引方法を紹介します。
初心者の方でもわかりやすく、使いやすいものも紹介するので、こちらも参考にしてください。
移動平均線
テクニカル分析では、まず移動平均線を使う方法があります。
移動平均線では、一定期間における終値の平均値の変化をチャート上にグラフで表しています。
今の相場が上昇トレンドにあるのか、下落なのかを把握しやすく、
移動平均線の傾き(向きとその角度)でトレンドの勢いなどもわかります。
※移動平均線の傾きが特に大事です
向きでトレンド継続を把握する
では、移動平均線の向きについても説明します。
移動平均線が上向きの場合は上昇トレンドを表し、下向きの場合は下降トレンドを表します。
どちらか判断しづらい横ばいの場合はレンジ相場を表します。
その時の移動平均線の角度が急であるほど勢いが強く、トレンドが継続する可能性が高いとわかります。
移動平均線での売買サイン
移動平均線を使った分析で特にわかりやすいのは、
「短期の移動平均線(オレンジ)」と「長期の移動平均線(緑)」を使ったゴールデンクロスとデッドクロスです。
「短期のオレンジ線」が「長期の緑線」を下抜けたら売りサインでデッドクロスと言います。
逆に、「短期のオレンジ線」が「長期の緑線」を上抜けたら買いサインでゴールデンクロスと言います。
デッドクロスは新規注文なら売りタイミング、利確なら買った後の売り決済のタイミング。
ゴールデンクロスは新規注文なら買いタイミング、利確なら売った後の買い決済のタイミングです。
これを知っておくと、エントリーポイントの目安がわかります。
ボリンジャーバンド
テクニカル分析では、ボリンジャーバンドを使う方法もあります。
これは中心の移動平均線と、上下の±1σライン、±2σラインを使って分析します。
±2σラインにローソク足(値動き)がおさまる確率は約99.5%で、±2σラインに達したら売買のタイミングとなります。
下の方の-2σラインに達したら逆張りで買い、上の+2σラインに達したら売りのエントリーをします。
逆張りトレードで活用でき、-2σラインで買った後、-1σラインまで上がったら売りでの利益確定の目安です。
上の+2σで新規の売り注文をした場合、+1σラインまできたら利益確定のポイントになります。
RSI(買い・売りの勢いがわかる)
テクニカル分析ではRSIも使えます。
RSIは「Relative Strength Index (相対力指数)」の略で、ある期間内での値上がり幅の比率を表しています。
RSIでは買われ過ぎ、売られ過ぎの目安がわかり、逆張りトレードで参考にできます。
RSIは数値化されており、70以上で買われ過ぎ、30以下で売られ過ぎの目安です。
「70以上は買われ過ぎなので売る」「30以下は売られ過ぎなので買う」というのが戦略です。
RSIは初心者の方でもわかりやすいので、覚えておきましょう。
MACD(マックディー)
MACDというテクニカル指標もあります。
MACDでは、2つのライン「MACDライン(青)」と「シグナルライン(オレンジ)」を使って、買い時・売り時を判断します。
MACDラインは、短期EMAと中長期EMAの差を線で表したもので、シグナルラインは、単純移動平均線です。
MACDライン(青)がシグナルライン(オレンジ)と交差して上回れば「買いサイン」。下回れば「売りサイン」となります。
これもシンプルなので、覚えておきましょう。
ライン分析でトレンドを知る
ライン分析もテクニカル分析で活用でき、ラインの種類には以下のものがあります。
ラインの種類 | ラインの説明 |
サポートライン | 過去の最安値を結んだライン。底値になりやすい |
レジスタンスライン | 過去の最高値を結んだライン。天井になりやすい |
それぞれ解説します。
サポートライン
サポートラインとは、下値抵抗線とも呼ばれ、価格がそれ以上下落しにくいラインのことです。
ラインのある価格帯でローソク足が止まりやすく、底値になりやすいポイントです。
過去に何度も安値として反発しているポイントで、今後も反発の可能性があるので、ラインまで押した時に買う戦略があります。
ただ、サポートラインでローソク足が止まらず、そのまま下落してしまうこともあります。
その場合は、ローソク足がサポートラインを割ったタイミングで「売り(ショート)」というのが1つの戦略です。
サポートラインを割った後は、その線(もともとサポートだった線)がレジスタンスラインに変わります。
レジスタンスライン
レジスタンスラインは、上値抵抗線とも呼ばれ、価格がそれより上昇しづらいラインのことです。
ラインのある価格帯でローソク足が止まりやすく、天井になりやすいポイントです。
このポイントでは売り勢の勢いが強く、買っていた人たちが利益確定するポイントでもあります。
ただ、買いの強いニュース(上昇材料)があれば、買い勢が優勢となり、レジスタンスラインを突き抜けることもあります。
突き抜けた後は、強い上昇トレンドになるので、影響を与えそうなニュースなども見ておきましょう!
FX会社はトライオートFXがおすすめ
まとめると、FXを始めるのにおすすめの会社はトライオートFXです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
使いやすさ | A+ |
安全性 | A+ |
スワップポイント ドル円 |
140円 |
スプレッド ドル円 |
0.2銭 原則固定 |
キャッシュバック | 5.3万円 |
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ファンダメンタルズ分析をしやすいように、重要ニュースの配信もしっかりしています。
スプレッドやスワップポイントの条件もトップクラス。
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【まとめ】為替取引ではマイルールが大事
最後に大事な点をまとめます。
・ファンダメンタルズ分析では、長期的な相場の方向性を知る
・テクニカル分析では、インジケータなどを使い、短期〜長期の動きを予想する
・初心者におすすめのトレードルールは、損切りして損を小さく、次のトレードで利益を大きくとること
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