この記事では、融資型クラウドファンディング「Bankers(バンカーズ)」の最新ファンドを解説します。
仕組みや手形の解説などは以下の記事でチェックしてください。
最新ファンドは、不動産担保融資を行う金融業者Xへの融資と商業手形割引で運用するファンドです。
この記事の目次
ファンド概要
バンカーズ事業者ローン・商業手形ファンド第2号の要点はこちら。
・募集期間:2021/04/07 19:00〜2021/04/13 23:59
・1口あたり10,000円(一人当たり投資可能上限:1,000口)
・運用期間:10ヶ月
・予定分配率(年換算):2.99%~3.77%
・分配:償還時
出資金5500万円のうち、5000万円が金利5.0%の融資事業に、500万円が商業手形割引事業に回ります。
解説!ファンドでのお金の流れ
このファンドで集めたお金は金融業者Xに融資に回り、Xはそのお金で3社(A社・B社・C社)と個人Dに融資します。
3社(A社・B社・C社)と個人Dは調達した資金を「販売用不動産の仕入れ」などで利用します。
担保なし?大丈夫?
バンカーズの最新ファンドでは、担保なしとページに書かれていますが、完全にないわけではありません。
X社が保有する不動産などに担保設定しているわけでなく、最終的な貸付先A社・B社・C社と個人Dにて担保設定をしています。
万が一、融資先の倒産などがおきた時、以下のリスクがあるため、Bankersでは「担保なし」と保守的に書いています。
・X社が売却で得た現金をBankersに返さないことも考えられる(ほぼないと思うが)
こういった理由から最新ファンドでは「担保なし」と表記されています。
※保証は個人による連帯保証です
定期的なモニタリングもあり
このファンドでは、継続的な与信管理のため以下のようなモニタリングも実行されます。
・借手から毎月試算表を徴求し、業況や資金残高状況を確認
・質権設定付記登録をしている不動産の謄本を毎月取得し、権利関係や担保設定状況の確認
・質権設定付記登記をしている不動産につき、3か月に一度の視察
投資家の損が出ないように、このようなチェックを行ってくれるのはありがたいですね。
融資先のリスク・担保の妥当性も
ファンド募集ページでは、融資先のリスクもチェックできます。
担保に対する評価もわかります。
こういった情報の他に投資家限定の情報もあるので、知りたい方は口座を作っておきましょう。
【まとめ】Bankersの最新情報
紹介してきたファンドは、2021/04/07 19:00に募集開始で、予定分配率2.99%~3.77%。
担保なしと表記はされていますが、控えめに評価し「なし」となっています。(ありと考えてもOKだと思います)
なので、興味がある方はチェックしておきましょう。