積み立て投資信託の複利について誤解を解いておこう(倍倍で増えていかないよ)

今回は、積み立て投資で誤解されていることを書いておきます。

積み立て投資をする際、複利で増えていきますよみたいに説明されるんですが、それって厳密には正しくないのです

複利で倍々に増えていくのは、銀行預金みたいに元本と利回りだけで将来の価値が決まる商品だけです。

参考図書:『積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究』

ただ、今は利益を自動で再投資に回してくれるサービスがある

以降では、「厳密には複利の説明を使えない」と書いてますが、最近はちゃんと複利で増やしていけるサービスが出ました。

それがロボアドバイザーの「ウェルスナビ」です。

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これのおかげで、「10%増」という好成績で資産運用できてます

なので、そちらが気になる方は、この記事を読んでみてください。

毎年、複利で利息が増えていく?

『積立投資のすべて』では、一般的な利息の説明について以下のように書かれています。

多くの金融機関は投資信託の積立投資について、得てして、次のような説明をする。  

この投資信託に毎月×万円(年××万円)の積立投資をしていくと、年×%の利回りで複利運用されたとして、×年後に××××万円が期待できるんです」  

このように「想定利回り」による“複利効果”を用いることが多い。

積立投資の福利はあくまで期待値

複利の考え方は投資の期待値を説明するのに便利な方法で、説明する側もされる側も理解しやすいので、全世界で常識となっている。  

例えば、100万円の元本を5%の利回りで複利運用をすると、1年目の利息は100万円×5%=5万円となり、この利息を再投資に回せば、1年後の元本は105万円になる

2年目の利息は、この105万円に5%の利回りなので、105万円×5%=5万2500円になる。よって2年後の元本は110万2500円になる。

同様に3年目の利息は、110万2500円×5%=5万5125円で、3年後の元本は115万7625円となる……。  

図表3.1は100万円を5%で50年間複利運用した場合の推移だ。

以下が図表3.1です。

倍倍で増えていくはずないでしょ!積み立て投資の複利について誤解を解いておこう

このグラフからも分かるように、複利で利回りどおりに成長すると時間の経過とともに加速的に右肩上がりのカーブになる。

時間がたつにつれて、期待値の上昇幅が大きくなる。

ただし、このグラフのような伸びが積み立て投資に当てはまるわけではないんです。

それは、積み立て投資の利益が購入口数によって決まり、利息で決まるわけではないからです。

積立投資で大事なのは、最後に売る時の価格

問題は、このシナリオを聞くと、資産運用の初心者の人は「資産運用を長期で続ければ最後のほうで大きく上昇する」と錯覚する点だ。

もし、そのような期待をしていたら、悲しい思いをすることになるだろう。  

実際のところ、投資信託や株式のような「価格変動商品」は、複利で成長しない

当然である。そのときの市場の状況(需給)によって価格が上下するからだ。  

積立投資の利益で大切なのは、購入した「口数」

投資信託の場合、それ自体が株式のように売買されているわけではないが、投資対象となる株式や債券の値動きの影響を受ける。

つまり、先ほどの説明は、変動商品の評価項目である「価格」や「口数」を無視しているのだ。  

預貯金のように投資元本と利回りだけで将来の成果(将来価値)が決まる商品(これを「確定利付き商品」という)であれば、説明のとおりである。

買い込んだ口数が確定利回りで増えていくわけではない

しかし、価格変動商品の場合、投資した元本は、その瞬間に口数に変わっている。

仮に100万円投資したら、投資したときの価格で100万円分の口数を買ったことになる。  

買った口数は、単純にそのときそのときの価格で評価されるだけだ。価格が上がっていけば、評価は上がるし、その逆も同様である。  

買い込んだ口数が確定利回りで増えていくわけではない

追加投資をしていくと「足し算」で増えてはいくが、利回りの掛け算では増えていかない

最初に買った1万口は、基本的に1万口のままである。その後、追加投資をしていくと「足し算」で増えてはいくが、利回りの掛け算では増えていかない。  

結局のところ、複利の式は、口数の概念のない、確定利付き商品の期待値を推測するのに用いる方法なのだ。

では、価格変動商品を積み立てた場合の期待値は、どのように考えればいいのだろうか。

積立投資における福利の説明は「目安程度に」

複利の式は非常に“便利”なため、金融業界では絶対視され、全世界で使われてしまっている。

日本だけでなく、米国でもヨーロッパでもどの国も積立投資(ドルコスト平均法)の説明に複利の式が用いられている。  

もっとも、私は「ドルコスト平均法の説明に複利を用いるべきではない」「それは間違っている」と主張するつもりはない。

なぜなら、簡単に説明するには便利だからだ

複利の式を用いれば、初心者でも大まかな理解はしやすい

よく効く薬に副作用があるのと同じだ。

複利の式を用いると、価格変動商品への期待値の説明が容易になる一方で、将来の期待値を過大評価してしまう。

続ければ続けるほど資産が成長するイメージを持ってしまう

そうなっては危険である。積立投資で最も気をつけなければいけない「終わりのタイミング」に対する警戒心がなくなるからだ

「最後は絶対にバラ色」とは限らない

どんなに口数を買い込んでも、最後に下落してしまったら、残念な結果になる

それが価格変動商品への投資である。その大事な特徴が、複利の式を用いると伝わらないのだ。  

価格変動商品は最初でなく最後に気をつけるべきだと何度でも強調しておきたい。

最後は絶対にバラ色で、××××万円を達成できるとはいえないのだ。むしろ、積立投資だけで数千万円を作るのは、かなり根気のいる作業である。

最終的な利益は「商品の購入口数 × 商品の価格」で決まる

前回までの記事で書いたように、積み立て投資で大事なのは、終わるときの価格です。

積み立て投資の場合、最終的な利益は「商品の購入口数 × 商品の価格」で決まります。

価格が購入時から上がっていけば、それだけ購入できる口数も減ってしまいます。

従来の「安く買って高く売る」という「価格偏重」思考から、「口数をうまく貯め込む」という「口数重視」思考への切り替えが必要だ

参照:積み立て投資は万能でないと知っておこう

なので、「買い足していけば、複利式のようにどんと資産が増えていく」は間違いなのです。

積立投資を始めるのは今

そして、著者はこうした仕組みを理解した今こそ、積立投資を始めるべきと主張しています。

積立投資を始めるタイミングとは、この仕組みを理解したときだ。つまり「今」である。

さっさと始めて、どんどん口数を貯めていったほうが得策だ。早く始めたほうが確実に口数を貯め込むことができる。  

積立投資は、その特徴を理解したら、あとは「投資開始のタイミングが早ければ早いほどよい投資」なのだ

というわけで、僕はいろんな積立投資を始めました。

>>【実績】資産運用の初心者としておすすめされてる投資信託(銘柄)が本当にいいのか検証してみる

>>自動で定期購入できる!積立FXのメリット・デメリットまとめ(運用実績、評価あり)

>>【千円からOK】Zaifでビットコイン積立を1万円で開始!手数料などまとめ(運用実績あり)

投資成果の半分を決めるのは「終わりのタイミング」

終わりのタイミングはとても重要だ。なぜなら投資の評価は口数×価格で決まるからだ。  

もう少し細かくいえば、投資の成果は、それまでに買い込んできた口数のすべて×売却したときの価格で決まる

つまり、投資成果の半分を決めるのは、売却価格を決めるとき――積立投資の終わりのタイミングなのだ。  

積立投資を終了するときが相場の暴落時だと、非常に残念な結果になる。

ですので、こうした複利に対する誤解を解いた上で、積み立て投資を始めましょう。

複利式が成り立つのは、利息によってその資産価値が決まる商品のみです。

ということで、積立投資を始めました

この記事を書いた後、バランス型の投資信託で積立投資を始めました。

参照;【100円から始められる】SBI証券でバランス型投資信託の1万円積立を申し込んだ!その方法まとめ

本で指摘されたように、「購入する口数」と「投資終了時の価格」に気をつけていきたいと思います。

ちなみに、積立投資で使う証券会社は、SBIがオススメです。商品数が多く、他よりもサイトが使いやすいので

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