株式会社エクスチェンジコーポレーションが運営する「AQUSH」というソーシャルレンディングを紹介します。仕組みとしては、これまで紹介してきた「クラウドバンク」「SBIソーシャルレンディング」と同じですが、商品の種類が異なります。
その中で、特に独自性のある「AQUSH ecoエネルギーファンド」を紹介します。
この記事の目次
ecoエネルギー事業に出資できる
「AQUSH ecoエネルギーファンド」は、日本の新しいエネルギーを創造するビジネス「自然エネルギー発電事業」への融資を目的としたファンドです。
震災以降、自然エネルギーへが注目され始めていますから、時代の波に乗っている事業に投資できるファンドと言えます。2015年2月26日時点で、ファンドは募集していないようですが、今後のために特徴をまとめておきます。
お金の流れとしては、ソーシャルレンディングですから、複数の投資家からAQUSHにお金を集め、そのお金を自然エネルギー事業者に貸し出すというものです。
そして、事業者からの返済金利から投資家に一部配分されます。
では、過去の事例からファンドの利回りなどのデータを見ていきましょう。
金利は高いが運用期間が長いファンド
「#1 鳥取伯耆メガソーラー発電所」では、以下の内容でした。
貸付先: 環境発電株式会社
募集金額: 2,200万円
融資金額: 700万円
概要: 発電所建設にかかる費用を中なうための融資
借入期間: 18ヵ月を予定。早期償還・延長オプション有(3年以内)
なお、このファンドでは、環境発電株式会社の保有するSPCの株式の一部を担保として取得し、返済が難しくなった際は、株式を基に返済に充てることにしています。
金利などは以下の通り。
出資金額
5万円(最低出資金額)〜 2,000万円(最高出資金額)
運用期間
36ヶ月(原則)ただし早期償還あり。
投資金利
年率5.0% (税引前、営業者報酬控除前)
出資金額は最低5万円から、運用期間は36ヶ月と他のサービスの商品よりも長めです。金利は5.0%と高めですね。
仮に、このファンドに5万円投資したとすると、36ヶ月後には、税引後受取利息が5,968円、元利合計金額が55,968円になっています。銀行預金を考えれば、そこそこのリターンを得られるとわかりますね(金利は0.1%以下)。
「AQUSH ecoエネルギーファンド」のリスク
リスクは、毎度ながら、借り手(エネルギー事業者)とサービス運営者(AQUSH)の信用力リスクです。この2つが破産してしまったら、投資金額はおじゃんになってしまいます。
SBIなどの大手が運営しているソーシャルレンディングでしたら、運営会社のリスクはそこまで高くないと思いますが、親交サービスの場合は注意が必要です。
他にも、建設途中での施設の倒壊などもリスクとして考えられます。ハードを伴う事業では、こうしたリスクも考える必要があります。
社会貢献性の高い事業なのでぜひとも復活してほしい
紹介してきた「AQUSH ecoエネルギーファンド」は、将来性もあり、社会に役立つ事業であるため、投資家としても投資しがいがあります。
現在、ファンドの募集はなされていませんが、ぜひとも運用してほしい商品の1つでもあります。SBIの商品よりも金利が高いことも魅力的かと思います。
また会いましょう!(Twitterでフォローする→@turuturuouzi)