投資する際には、必ず気をつけなければならない事があります。それはリスクです。本ブログで何度も言ってきましたが、投資ではリターンを考える前にリスクを考える必要があります。
その中で、リスクは5つに分類できます。「価格リスク」「金利」「為替リスク」「信用リスク」「流動性リスク」です。では、これからを『内藤忍の資産設計塾【第3版】—-あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法 』をもとに勉強していきましょう。
この記事の目次
価格リスク
価格リスクは、価格の変動に影響されるリスクです。例えば、株式。株価が100円から50円に下がったら、持っている資産は価格に影響を受けます。そういったものを価格リスクと呼ぶんです。
他にも、株式を含んだ投資信託、ETF、REITのような不動産に関連する金融商品。金も価格リスクがあります。
金利リスク
金利リスクは、市場の金利変動によって、債券価格に影響が出るリスクの事です。金利と債券価格は反作用して値が動きます。その仕組みは、以下の通り。
例えば、3年満期の1%の金利がもらえる債券があったとします。もし、市場の金利が上昇して2%になったとします。すると3年で1%しかもらえない債券を買う人は誰もいなくなりますから債券の価格は金利上昇によって下落する事になります。
これは逆も然りです。
つまり、金利が上がると、銀行預金をした方が良くなりますから、需要と供給の関係から言って債券の価値は下がります。こうした金利リスクもぜひ覚えておきましょう。
為替リスク
為替リスクは、外貨建ての資産が持つリスクです。これは前回の記事でも説明しましたね。
関連記事:外貨預金や外国債券はおすすめなのか?リスクから外貨資産の是非を考える
ドルなどの外国株式や債券は為替レートに影響されます。
これまで、紹介したリスクは、市場の変化によって、価格や金利が変動する事から「マーケットリスク」と呼ばれます。
信用リスク
信用リスクは投資先の企業や国などが破綻してしまい、投資した元本が全額戻ってこないリスクです。
投資する際は、投資先の信用性を見極める必要があります。それは、企業の株式同様、国債もです。実際、アルゼンチンでは、国債がデフォルトになり、利子の支払いがなされない事態に陥りました。
流動性リスク
流動性リスクとは、売りたいとkにすぐに売れないリスク、売れたとしても大きく値段を下げなければ、売れなくなってしまうようなリスクです。
例えば、株式は流動性が高いと言われています。いつでも売り買いできるからです。ただし、ストップ安になってしまい、取引ができなくなってしまう場合は除きます。
また、為替取引も24時間取引できますから、流動性が高いです。
しかし、不動産は書いてと売り手のマッチングに時間がかかりますから、流動性が低いです。売り手は書いてを見つけなければ行けませんからね。ここに気をつけなければ行けません。
流動性リスクは取らないように
5つのリスクの中で取ってはいけないのが、流動性リスクです。すぐに現金化できないのは、「お金を増やす」という投資の目的から外れてしまいます。
なお、債券も満期までの時間がかかったり、途中で解約すると、もらえるお金が少なくなったりするので、比較的流動性が低いです。
今回、紹介した事を意識して投資活動を行っていきましょう。投資においてリスクは非常に重要ですので。
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