本記事では、MT4でMACDを使う方法について解説しています。
MACDを使う時に以下のことが気になる方が多いです。
・MACDを使ってFXや株式で分析して勝率を上げたい
・MT4でMACDを利用する時の設定値の変更方法がわからない
実際、私もMT4でMACDを使う方法がわからずに悩んだ経験があります。
MACDを初めて使う人でもわかりやすく解説していますので、参考にしてください。
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この記事の目次
MT4で利用するMACDとは？使う方法は簡単か
まず、MACD（移動平均収束拡散方法）とは、FXや仮想通貨などの分析で使用されるテクニカル指標の一つです。
短期の移動平均線と中長期の移動平均線を利用して売買を判断する手法です。
MACDは、短期の移動平均（例：12日移動平均）と長期の移動平均（例：26日移動平均）の差を表示するものになります。
さらに、MACDラインの移動平均を取ることで「シグナル線」というものがあります。
MACDがシグナル線を上回った時に、買いのサインと見なされることが多いです。
MACDラインがシグナルラインを下回った時は、売りのサインと見なされることが多くなります。
短期の価格が長期の価格よりも上向き、または下向きであることを示すからです。
MACDで市場の勢いがわかる
また、MACDがゼロラインより上にある場合、市場の勢いが強くなっていることを表します。
ゼロラインより下にある場合は弱くなっていることを表します。
MACDは短期と長期の移動平均の差で、市場の勢いやトレンドを分析するためのテクニカル指標です。
投資初心者は、MACDを上手く利用すると、分析の手助けとなります。
MT4でMACDを使う方法とは？2通りの方法を解説
MACDをMT4で使う方法は2通りです。
2、メニューの挿入から起動
それぞれ解説していきますので、使いやすい方で導入しましょう。
1、ナビゲーターからMACDを選択
まず、MT4でMACDを使う方法は、ナビゲーターから選択します。
ナビゲーターは、「View」から「ナビゲーター」をクリックすると表示されます。
ナビゲーターが表示されると、その中にある「MACD」をクリックしましょう。
MACDをクリックすると、指標となるラインが表示されます。
2、メニューの挿入から起動
次に、MT4でMACDを使う方法は、メニューの挿入から起動します。
画面上部にある「メニュー」から「インディケータ」を選択しましょう。
「オシレーター」から「MACD」を選択すると、指標となるラインが表示されます。
このように、MT4でMACDを使う方法は簡単ですぐに導入できます。
導入するだけでは、手間もかからず難しい操作もありません。
MT4でMACDの設定値を変更する方法
ここでは、期間、線や適用価格の変更のやり方を紹介していきます。
MT4の画面からMACDを導入した際、最初に表示される画面から設定値の変更が可能です。
短期EMA・長期EMA・シグナル期間の変更
短期EMA・長期EMA・シグナル期間の変更を行います。
まず、短期EMAと長期EMAは、そのままの設定で12と26で問題ありません。
次にシグナル期間は、9で設定しましょう。
シグナル期間も、そのままの設定で問題ありません。
線の太さや色の変更
MT4では、MACDの線の太さや色の変更もできます。
メインがMACDのヒストグラム、シグナルがシグナル線です。
デフォルトの状態だと線が見にくい可能性があるため、見やすいよう変更しましょう。
適用価格の変更
適用価格とは、MACDを計算する時にどの価格に計算するかを設定するものです。
適用価格は、デフォルトの状態で「Close」に設定されていますが、こちらで問題ありません。
適用価格は、特に変更する必要はないため、このままにしておきましょう。
MT4でMACDの見方
MT4でMACDの見方を解説します。
MT4でMACDの見方は、以下の4つです。
・MACD線とシグナル線の位置と傾きからトレンドを把握する
・ヒトグラムで売買サインを確認する
・ダイバージェンスからトレンドを把握する
それぞれ解説します。
MACDの見方1：買いサインと売りサインを見る
MT4でMACDを利用すると、買いサインと売りサインを明確に判断することが可能です。
MACDは、長期トレンドと短期トレンドの差を表す指標で、市場の方向性を見る重要なサインとなります。
MACDがシグナルを上から下へとクロスする場合は、売りのサインとなります。
MACDがシグナルを下から上へとクロスする場合は、買いのサインと判断できるのです。
このように、MT4のチャート上で確認することにより、エントリーのタイミングを見極められます。
MT4を使用してMACDの動きを把握すると、より効果的なトレードにできます。
MACDの見方2：MACDとシグナルの位置と傾きからトレンドを把握する
MT4でMACDを利用すると、MACDとシグナルの位置と傾きから、市場のトレンドを把握できるのです。
MACDは、2つの移動平均線（通常は12日と26日）の差分を表示する線と、MACDの移動平均（通常は9日）のシグナルからなります。
MT4でこれらの線の位置と動きを確認すると、市場のトレンドや勢いを判断できます。
MACDがシグナルより上の時、市場は上昇トレンドである可能性が高いです。
傾きが急であればトレンドの勢いも強くなります。
MACDがシグナルより下の時、下降トレンドを示しています。
そのため、MT4のMACDを理解しておくと、市場のトレンドと勢いを読み取ることができるのです。
MACDの見方3：ヒストグラムで売買サインを確認する
MT4でヒストグラムを利用すると、売買サインを確認できます。
MT4のMACDヒストグラムは、MACDとシグナル線の差をグラフにしたものです。
この差の動きは、市場のトレンドや勢いの変化をしてしています。
ヒストグラムが0ラインから上向きに伸びる時、それはMACDがシグナル線を上回っているため、プラスのサインです。
ヒストグラムが0ラインから下向きに伸びると、MACDがシグナル線を下回っているため、マイナスのサインとなります。
ただし、反応が早い分ダマシが多いため、注意が必要です。
このように、MT4のヒストグラムを活用すると、売買のタイミングを判断できるようになります。
MACDの見方4：ダイバージェンスからトレンドを把握する
MT4でダイバージェンスを見ていると、トレンド転換のサインを早く把握できます。
まず、ダイバージェンスとは、実際の相場とは逆方向に向かって動いている状態のことです。
具体的には、MT4のチャート上で価格が新しい高値や安値を更新しているにも関わらず、MACDがそれに対応していないことです。
逆光でトレンドがわかる
例えば、価格が新しい高値をつけているのに、MACDが前回の高値より低い場合、これは「ベアリッシュダイバージェンス」と呼ばれ、売りのサインになります。
逆に、価格が新しい安値を更新しても、MACDが前回の安値より高い場合は、「ブルリッシュダイバージェンス」と呼ばれ、買いのサインになります。
ダイバージェンスは、トレンド転換の指標として役立つのです。
MACDのダイバージェンスを理解すると、市場のトレンドを読めるようになり、投資を有利に進められるようになります。
まとめ：MT4でMACDを使う方法
本記事では、MT4でMACDを使う方法について解説していきました。
MT4でMACDは簡単に利用でき、投資初心者の人にこそ使ってほしいツールです。
MT4でMACDを導入する方法は、本記事に書いているため参考にしてください。
また、MACDの見方も理解しておくと、効率良く投資を進められるようになります。
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