FXにおけるリスクリワードの重要性
FXトレードを始める前に、最適なリスクリワードを決める方法
FXトレードで利益を獲得するためには、資金管理が重要になります。
資金管理が上手くできていないと、トレードの勝率が高いのに、トータルではマイナスになっている、ということも起こります。
資金管理の際に重要になるのが、リスクリワードという考え方です。
リスクリワードといってもイメージしにくいかもしれませんが、非常に重要な考え方になります。
この記事ではリスクリワードの基礎から考え方までしっかりと紹介していきます。
FXトレードの基礎的な部分になってくるので、しっかりと理解しておきましょう。
FXはみんなのFXで有利に取引でき、当サイト限定のキャンペーンで最大1,010,000円をもらえてお得です。
まずは無料で口座を作っておきましょう!
この記事の目次
FXのリスクリワードとは?
リスクリワードとは、1回のトレードでいくら利益を取っていくら損失するかの比率のことです。
具体的には、1ドル100円で買いエントリーをしたとして、利益の見込みを20ポイント、損失の見込みを10ポイントとしたとします。
この場合、利益確定は100円20銭、損失は109円90銭になります。
この場合のリスクリワードは、利益:損失=2:1ということになります。
もう一つ例を上げると、1ドル100円で買いエントリーをしたとして、利益の見込みを10ポイント、損失の見込みを30ポイントとしたとします。
今回の場合、利益確定は100円10銭、損切りは100円30銭になります。
この場合のリワードは利益:損失=1:3となります。
リスクリワードの考え方はそれほど難しいものではありませんが、FXトレードにおいて重要と言われるのはなぜなのでしょうか?
FXにおけるリワードの重要性
FXトレードにおいて、リスクリワードは非常に重要です。
どんなベテラントレーダーといえど、FX取引で勝率100%は不可能と言われています。
つまり、必ず損失は発生するということになります。
どんなに勝率が高くても、1度の取引でこれまで積み上げた利益を超える損失が出てしまえば、結果としてマイナスになってしまいます。
リスクリワードを管理することで、トータルの利益を確保することが出来ます。
具体的に先ほどの例で、リスクリワード2:1の場合を考えてみましょう。
リスクリワードを考える上で、もう一つ重要になってくるのが、勝率です。
ご自身のトレードの勝率をどの程度に考えるか、逆算でリスクリワードを設定すると、自然とどの程度の勝率が必要かわかります。
リスクリワード2:1の場合
リスクリワード2:1の場合、1回のトレードで得られる見込み利益は20銭、1回損切りすると10銭マイナスになります。
仮に勝率を50%として10回トレードすると、トータルの利益はいくらになるでしょうか?
答えは下記の表のようになります。
回数 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|
1 | 勝ち | 20 |
2 | 負け | -10 |
3 | 負け | -10 |
4 | 勝ち | 20 |
5 | 勝ち | 20 |
6 | 負け | -10 |
7 | 負け | -10 |
8 | 勝ち | 20 |
9 | 負け | -10 |
10 | 勝ち | 20 |
合計 | 50 |
この場合、トータルの損益は0円になってしまいます。
せっかくエントリーポイントなどを分析し、リスクを取ってトレードしているのに損益が0ではトレードしないほうがいいかもしれません。
リスクリワードを2:1に設定するのであれば、勝率は51%以上ないと利益が出ない計算になります。
もう一つ例を見てみましょう。
リスクリワード1:3場合
次はリスクリワードを1:3の場合を見てみましょう。
先ほどは勝率50%でしたが、今回は勝率70%で計算してみましょう。
今回は勝率70%にもかかわらず結果はマイナスになってしまいました。
このように、リスクリワードを適切に設定出来ていないと、どれだけ勝率が高くとも損失を出してしまうことになります。
リスクリワードをしっかりとコントロールすることで、トレード全体の収益をプラスへ持っていくことが可能になります。
FXでは、リスクリワードは損小利大になるように設定するのが望ましいでしょう。
小さく負けて、大きく勝つようにリスクリワードをコントロールすることで、勝率がそれほど高くなくても、トータルでプラスになるようになります。
適切なリスクリワードの設定
リスクリワードの重要性はご理解頂けたと思いますが、どの程度のリスクリワードが適切なリスクリワードと言えるでしょうか?
一般的には利益:損失=2:1もしくは3:1程度のリスクリワードが適切と言われています。
ご自身のトレードスタイルや、リスクの許容量によって比率は変わってきますが、
2:1であれば勝率は50%以上、3:1であれば勝率30%以上あれば、損益分岐点をプラスに出来る比率です。
リスクリワードは通常利益の比率が高くなるほど勝率が下がり、損失の比率が高くなるほど勝率が上がることになります。
リスクリワード比率と勝率を実際に運用した場合
数値上はリスクリワードの比率が2:1であれば、勝率50%の場合は利益と損失が同じになる計算になります。
ところが、実際に口座の残高で運用するとリスクリワードの比率が2:1の場合、勝率が50%でも負けてしまう可能性があります。
具体的に見てみましょう。
下の表は、実際に口座の資金を運用した場合の残高の推移になります。
初回に負けが続いてしまうと、運用資金が減少してしまいます。
資金が減っているので、当然リターンの期待値が下がってしまい、同じリスクリワードの比率では損失を埋め合わせるのが難しくなってきます。
つまり、固定金額でリスクリワードを設定するはよくないです。
現在の資金に合わせて割合など、柔軟に対応出来る数字でリスクリワードを設定して運用するほうが、口座残高を増やすためには有効になります。
リスクリワードが変動する以上は、固定の時よりもリスクが多くなることもありますが、その分大きくリターンを取ることも可能です。
自身の資金や勝率を加味しながら、リスクリワードを調整してトレードに望みましょう。
FX取引におけるリスクリワードと勝率のコントロール
FXではリスクリワードと勝率のコントロールが非常に重要になります。
優れたトレード手法を用いても、リスクリワードを上手くコントロール出来ていないと、一度の取引でこれまでの利益を吹き飛ばしてしまうこともあります。
下の図はリスクリワードの勝率の関係を表したグラフです。
グラフの青い線は損益分岐点を表しています。
縦軸はリスクリワードのリスクの比率、横軸は勝率を表していて、どちらも伸びていく方向に数字が大きくなっていきます。
勝率を100%近くまで持っていくと、リスクリワードの値が小さくなっていきます。
つまり、1回のトレードにおいての利益の金額を小さくすると、勝率を上げないと利益が取れないことを表しています。
勝率を高く保てる場合は、トレード回数を増やして、小さな利益を積み重ねることも可能かもしれません。
ただ、勝率があまり高くない場合は、小さな損失を受け入れて、大きく利益を取る戦略が必要になります。
特に初心者や、まだトレードに不慣れな場合、勝率を調整するのは難しいため、リスクリワードの比率調整に注力することをおすすめします。
実際のリスクリワードのコントロール
実際にリスクリワードをコントロールする場合、リスクをコントロールするほうが簡単です。
エントリーに対して、損切り注文を入れておけば、一定の割合でリスクをコントロール出来るからです。
利益に関しても、同じように指値注文を入れて置くことで、一定の割合で利益を確保することが出来ます。
実際のトレードでは、エントリーする前にチャート上で自分の想定利益を得られるか、損切りは大丈夫かなどを分析します。
自分の目標のリスクリワード比率の場合のみエントリーを行います。
そして、エントリーとともに利益確定の注文と損切り注文を出しておけば、リスクリワードを一定の比率に保ってトレードを行うことが出来ます。
ルールを決めることで冷静にFXできる
トレードでは様々な要因で心理的に不安定になってしまうことも多いでしょう。
そうなるとトレードにムラが出てしまうので、自身で決めたリスクリワードをしっかりとトレードルールに組み込んで、ルールを守ったトレードを心がけましょう。
トレードで上手く結果が出ない場合の特徴として、利益確定が早すぎるというのがあります。
想定している利益に到達する前に利確してしまうと、リスクリワードの比率が下がってしまいます。
利益確定ポイントや損切りポイントなど、自分で定めたルールはしっかりと守るように、心に刻みましょう。
【まとめ】勝率90%でも負ける?損小利大が大事
FXトレードではリスクリワードは非常に重要な指標になります。
トレード手法やチャートの分析も大切ですが、リスクリワードの管理は資金に直接関係するのでとても大切です。
資金やトレードスタイルに合わせて、リスクリワードを設定してトレードに望みましょう。
リスクリワードの管理と勝率を上手くコントロール出来れば、FXトレードで資金を増やすことも難しくありません。
リスクリワード管理を徹底して身に着けることが、FXトレードで良い結果を残す近道になります。
FXはみんなのFXで有利に取引でき、当サイト限定のキャンペーンで最大1,010,000円をもらえてお得です。
まずは無料で口座を作っておきましょう!