4時間足トレードと相性の良い分析方法は?
4時間足と相性の良いテクニカル手法とは?
FXトレードでは様々なテクニカル分析を使いますが、その中でも時間足を使わないトレーダーはいないのではないでしょうか?
時間足も1分足、5分足、1時間足、1年足等様々ありますが、FXトレードでは4時間足が使いやすく、多くのトレーダーが使用しています。
4時間足は1日に6回しか出ない時間足です。
その特性上、超短期トレードや、長期トレードにはあまり向いていません。
今回の記事ではFXで4時間足を使ったトレード手法や注意点などを解説していきます。
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この記事の目次
4時間足を使ったFXトレード手法
FXで4時間足を使ってトレードする場合は、4時間足にあったトレード手法を選択する必要があります。
FXの4時間足トレード手法ではスイングトレードがもっとも相性のよいトレードになります。
スキャルピングのような超短期取引や、半年〜1年を超える長期トレードには向いていません。
4時間足は1日6本しか描写されない時間足です。
その特性上、相性がよいトレード手法はスイングトレードになります。
4時間足トレードの特徴
4時間足トレードの最大の特徴は、1日の相場をわずか6本で描写するとこにあります。
描写が少ないため、細かなノイズは排除され、短期足に比べてだましが少ないことが特徴として上げられます。
そのため、チャートに張り付くことも少なく、1日数回のチェックで事足りるでしょう。
1度トレードを開始すると手仕舞いは早くて数日、長い時は数週間になる場合もあるので、副業で時間がない方でも取り組みやすいトレードと言えます。
4時間足だけではトレード出来ない
4時間足が使い勝手が良いといっても、4時間足だけを分析してトレード出来るわけではありません。
それは、自分のトレードスタイルによって、4時間足で見れる指標が違うからです。
スキャルピングなどの短期トレードの場合は、4時間足はトレンドの把握に使います。
一方、スイングトレードなどの比較的長期のトレードでは、エントリーのタイミングを図るのに使います。
使用用途が全く違うのがお分かり頂けると思います。
4時間足は使い勝手の良いローソク足ですが、自分のトレードスタイルに合わせて上手に使うことが大切です。
4時間足トレードで負けないために
次に、4時間足トレードで勝つコツを紹介します。
4時間足を使ったトレード手法で負けないために意識することは2つです。
損切をしっかり行い大損しない
1つずつ解説していきます。
無理にエントリーしない
4時間足でトレードを行う場合、エントリーのタイミングが少なくなります。
エントリー出来ない時間が長く、我慢できずに無理にエントリーすると損をしてしまいます。
しっかりとしたエントリーポイントが来るまで、じっとチャンスを伺いましょう。
損切をしっかり行い大損しない
損切は必ず行うようにしましょう。
4時間足はトレードのスパンが長いので、つい「そのうち相場が戻るだろう」と考えてしまいます。
4時間足の場合、長期トレンドに巻き込まれる可能性もあるので、読みと逆の相場に巻き込まれると大きな損失になってしまうこともあります。
損切ルールを徹底し、リスクを最小限に抑えるようにしましょう。
4時間足での損切はどこでするのか?
損切りは必ず事前に設定するべきです。
FXトレードでは相場が大きく動く瞬間があります。
損切りを決めずにトレードすることは、無限の損失を受け入れることになってしまいます。
ですので、必ず損切りラインを決めてトレードに望みましょう。
4時間足で見る損切りライン
では、4時間足で適切な損切りラインはどこにするべきか?
よくPIPSで損切りを決めるという情報を耳にします。例えば、30PIPSで損切りなどです。
間違えではないのですが、PIPS数だけを損切りにしていると、だましや一時的な相場の反転などに対応することは難しいでしょう。
そこでダウ理論を参考に損切りを入れるのはどうでしょうか?
例えば、買いでエントリーする場合、直近の安値の切り上げ幅の平均PIPS数で損切り。
売りでエントリーする場合は直近の高値の切り下げ幅の平均PIPS数で損切りといった具合です。
4時間足でトレードする場合は、4時間足での安値や高値の切り上げ幅の平均といった具合でPIPS数を決められて、短期から長期まで応用できます。
損切りラインを決めるのに悩んでいるなら、一度参考にしてみてください。
4時間足トレードにはマルチタイムフレーム分析
4時間足トレードをより効果的に行うにはマルチタイムフレーム分析を活用すると効果的です。
マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を使って短期から長期のトレンドを広くつかむ手法です。
マルチタイムフレーム分析のルールは3つ。
短期足よりも長期足を重視
長期足の動きを踏まえて短期足を判断
ルールさえ覚えておけば使い勝手よい優秀な分析手法です。
こちらも詳しく解説します。
長期足でトレンドを把握
まず、長期足の分析を行うことで、長期トレンドを把握します。
1年や半年などの長期でなくても1週間や1日のトレンドでも良いので、4時間足よりも時間軸が長いトレンドを把握しましょう。
そのうえで、現在相場は上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジ相場なのかを把握しましょう。
例えば、1年足のチャートのトレンドが上昇トレンドを描いていて、4時間足でも上昇トレンドを描いていて、
さらに5分足など時間軸の短いローソク足でも上昇トレンドを描いていたら、だましのリスクはかなり低いといえます。
マルチタイムフレーム分析から4時間足でエントリーポイントを探る
相場の方向性がつかめたら、次はエントリーポイントを探しましょう。
例えば、マルチタイムフレーム分析で上昇トレンドだと分析出来たら、トレンドに合わせて順張りでエントリーします。
エントリーの検討ポイントは4時間足のトレンドラインまで下落した時が1つのエントリーポイントになります。
ただ一つの指標だけでエントリーするのは難しいので、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル分析も合わせて活用することをおすすめします。
4時間足トレード手法は最強なのか?
FXトレードの手法では4時間足の使用頻度が高くなる傾向にあります。
長期トレードではエントリーのタイミング分析に使え、短期トレードでは相場のトレンドを把握するのに使えるからです。
比較的使い勝手の良い時間足ですが、なんでも万能に出来るわけではありません。
自分のトレードスタイルに合った手法を選んでトレードを行わないと、最強の4時間足でも役に立ちません。
4時間足トレードと移動平均線の最強の組み合わせ
スイングトレードを行う場合は、まずは日足や週足といった長期的な時間足で全体の長期トレンドを把握します。
次に1時間足や4時間足でエントリーのタイミングを探るといった分析手法が効果的です。
日足や週足チャートでは、5、10、14、20、21などの移動平均線で短期のトレンドを把握。
1時間足や4時間足のチャートでは、50、60、75、100、200等の移動平均線を表示。
長期トレンドを把握してエントリーのタイミングを探るといった分析方法がおすすめです。
移動平均線の日数の決め方
移動平均線の日数は、為替市場の営業日に基づいて設定するのがおすすめです。
例えば、短期であれば、1週間が5営業日なので5。
長期であれば、1年が200営業日なので200といった具合です。
外国為替市場の営業日に合わせて設定していくと、トレンドが追いやすくなるのでおすすめです。
4時間足トレードと相性の良いテクニカル指標
4時間足トレードに限らず、FXトレードで大切なのはエントリーのタイミングです。
エントリーのタイミングを間違えてしまうと、損失になってしまいます。
移動平均線を指標にトレードも悪くないですが、だましのリスクがあります。
だましのリスクを下げるために、ボリンジャーバンドを活用しましょう。
ボリンジャーバンドを解説
ボリンジャーバンドは-3α~+3αまでのバンドとチャートの位置関係を表した指標です。
これによって相場の過熱感を測ることが出来ます。
ボリンジャーバンドで、バンドが上下に大きく広がることを「エクスパンジョン」と言います。
エクスパンジョンはトレンド発生開始のサインと考えることが出来ます。
例えば、相場が上昇していくときにエクスパンジョンが発生した場合、上昇トレンドが発生したと予測出来るので買いエントリーします。
これとは逆に、相場が下落していくときにエクスパンジョンが発生した場合、下降トレンドが発生したと予測出来るので売りでエントリーします。
移動平均線のトレンドサインと、ボリンジャーバンドのトレンドサインが重なっていれば、だましの確率が下がります。
このように複数のテクニカル指標を組み合わせて、相場のサインを確認することでエントリーポイントでだましに遭いづらくなります。
【まとめ】4時間足は勝てる?負けない?負ける?
4時間足は使い勝手の良いローソク足ですが、使い方を間違えると大きな損失につながってしまいます。
4時間足を使ってトレードする場合は、4時間足にあったトレード手法を選択しましょう。
スキャルピングなどの短期トレードではなく、デイトレードやスイングトレードなど中長期のトレードスタイルがおすすめです。
中長期トレードでは、全体のトレンドに従ってトレードを行うことで成果につながりやすくなります。
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