この記事では、FXのトレンドフォローという手法について解説します。
トレンドフォローとは、順張りでトレンドに従い売買する手法のことです。
トレンドフォローの詳細や予想で使えるテクニカル、取引する際の注意点などを知りたい方は参考にしてください。
・トレンドフォローで使えるテクニカルは移動平均線やボリンジャーバンド
・トレンドフォローでの注意点は、短期のダマシに乗らないこと
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この記事の目次
FXのトレンドフォローとは?
まず、トレンドフォローについて説明します。
トレンドフォローとは、順張りでトレンドに乗り売買する手法です。
上昇トレンドであれば今後の上昇を想定し買い、下落トレンドであれば今後の下落を想定し売ります。
逆の手法では、逆張りトレードがあり、トレンドの転換を狙って大きな利益を取りに行きます。
逆張りではチャートの天井と大底を取りに行きますが、トレンドの転換点である天井と大底を予想し当てるのは難しいです。
上昇から下落にトレンド転換したと思っても、そうならないことが多いです。
逆張りよりは素直に順張りトレードをした方が難易度は低く、利益も狙いやすいです。
テクニカル+ファンダメンタルズ分析でトレンドを把握
次に、トレンドフォローをやる際のトレンドの見極め方について説明していきます。
トレンドを把握するには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を使っていきます。
テクニカル分析とは、チャートの形を見て、今後の値動きを予想するものです。
ファンダメンタルズ分析とは、重要ニュースや経済指標などから為替の今後の動きを予想するものです。
ファンダメンタルズ分析では中期、長期のトレンドを把握し、テクニカル分析では短期のトレンドを把握します。
テクニカル分析にはファンダメンタルズが織り込まれていますから、テクニカルの方が大事で、トレンドフォローでも同様です。
なので、あとで重要なテクニカル分析の手法も紹介します。
トレンドの長さは都度違う
次に、トレンドの長さは都度違うという話もしていきます。
トレンドが短ければ、トレンドフォローで利益を伸ばせる期間が短くなり、トレンドが長ければ利益を伸ばせる期間が長くなります。
トレンドが続く期間は成績に影響するので、それをテクニカルやファンダメンタルズで見極めましょう。
FXでトレンドが続くかどうかは、2つの国の状態を見るといいです。
FXではドル/円のように2つの通貨で取引され、どちらかの状況が良くなり、一方の国の状況が悪くなると動くようになります。
たとえばアメリカで景気が良くなり、日本で景気が悪くなった場合、ドルが買われ日本円が売られます。
そうなればドル高・円安となり、上昇して上昇トレンドを形成しやすくなります。
こうしたトレンドを察知するためにも、雇用統計や政策金利、GDPなど重要な指標はチェックしておきましょう。
トレンドフォローで使えるテクニカル指標
次に、トレンドフォローで使えるテクニカル指標をまとめていきます。
これから紹介するものを使うことで、トレンドに乗りやすくなるので参考にしてください。
※これから紹介するボリンジャーバンド、移動平均線などの説明は以下の動画でもチェックしてください
移動平均線
トレンドフォローのテクニカル分析で使えるものとして、まず移動平均線があります。
移動平均線では、一定期間における終値の平均値の変化をチャート上にグラフで表しています。
今の相場が上昇トレンドにあるのか、下落なのかを把握しやすく、
移動平均線の傾き(向きとその角度)でトレンドの勢いなどもわかります。
※移動平均線の傾きが特に大事です
向きでトレンド継続を把握する
ここからは詳しく、移動平均線の向きについても説明します。
移動平均線が上向きの場合は上昇トレンドを表し、下向きの場合は下降トレンドを表します。
どちらか判断しづらい横ばいの場合はレンジ相場を表します。
その時の移動平均線の角度が急であるほど勢いが強く、トレンドが継続する可能性が高いとわかります。
移動平均線での売買サイン
移動平均線を使った分析で特にわかりやすいのは、
「短期の移動平均線(オレンジ)」と「長期の移動平均線(緑)」を使ったゴールデンクロスとデッドクロスです。
「短期のオレンジ線」が「長期の緑線」を下抜けたら売りサインでデッドクロスと言います。
逆に、「短期のオレンジ線」が「長期の緑線」を上抜けたら買いサインでゴールデンクロスと言います。
デッドクロスは新規注文なら売りタイミング、利確なら買った後の売り決済のタイミング。
ゴールデンクロスは新規注文なら買いタイミング、利確なら売った後の買い決済のタイミングです。
これを知っておくと、トレンドフォローでのエントリーポイントの目安がわかります。
ボリンジャーバンド
トレンドフォローでのテクニカル分析では、ボリンジャーバンドもあります。
これは中心の移動平均線と、上下の±1σライン、±2σラインを使って分析します。
±2σラインにローソク足(値動き)がおさまる確率は約99.5%で、±2σラインに達したら売買のタイミングとなります。
上下どちらかの±2σラインに達したら順張りの売買タイミングです。
ローソク足が上の+2σラインに達し、ライン上を推移し始めたら上昇トレンド継続のサインで、買いタイミングです。
逆に、ローソク足が下の-2σラインに達し、ライン上を推移し始めたら下落トレンド継続のサインで、売りタイミングです。
このようにして順張りで注文をしていきます。
サポートライン・レジスタンスラインからの反発を狙う
他にトレンドフォローでは、サポートライン・レジスタンスラインからの反発を狙う方法があります。
というわけで、まず、サポートライン、レジスタンスラインを説明します。
サポートライン
サポートラインとは、下値抵抗線とも呼ばれ、価格がそれ以上下落しにくいラインのことです。
ラインのある価格帯でローソク足が止まりやすく、底値になりやすいポイントです。
過去に何度も安値として反発しているポイントで、今後も反発の可能性があるので、ラインまで押した時に買う戦略があります。
ただ、サポートラインでローソク足が止まらず、そのまま下落してしまうこともあります。
その場合は、ローソク足がサポートラインを割ったタイミングで「売り(ショート)」というのが1つの戦略です。
レジスタンスライン
レジスタンスラインは、上値抵抗線とも呼ばれ、価格がそれより上昇しづらいラインのことです。
ラインのある価格帯でローソク足が止まりやすく、天井になりやすいポイントです。
このラインを上値の上限と考えて、トレンドフォローで取引していきます。
ラインを使ったトレンドフォロー手法
では具体的に、ラインを使ったトレンドフォロー手法を紹介します。
王道なのが、下の方のサポートラインで下落が止まり、その後上昇に転じたら、順張りで買うというもの。
逆ならば、上の方のレジスタンスラインで上昇が止まり、その後下落に転じたら、順張りで売りという感じです。
サポートとレジスタンスは過去に何度も反発している、強いポイントです。
ここをつき抜くのは容易ではないので、このポイントを使えば確度の高いトレードができます。
順張りエントリーポイントの目安
次に、順張りエントリーポイントの目安をまとめます。
紹介してきたことをまとめると以下のようになります。
・ローソク足がボリンジャーバンドの±2σラインに到達した後
・サポート・レジスタンスラインから反発した後
これらを参考にしてみてください。
順張りトレードでの注意点
次に、順張りトレードでの注意点を紹介します。
これらもチェックして損失を防ぎましょう。
利確・損切りルールを決め忠実に守る
まず、順張りトレードでは新規注文した後の決済ポイントを決めておきましょう。
トレンドに乗る場合、トレンドが終わった時に損をしないために、あらかじめ取引の終わり方をイメージしておく必要があります。
たとえば、1ドル100円で新規の買い注文をし、何円まで上昇しそうか予想してから実際に注文をしていきます。
FXではレンジ相場も多く、トレンドも形成されないことがあるので、そちらも想定して決済ポイントを決める必要があります。
1回の取引での損失を小さくするために、しっかり損切り設定もし、大きな利益を取れるように利確ポイントも決めます。
その際は直近高値・安値なども参考にするといいです。
基本は長期のトレンドを参考にする
トレンドフォローで注文する際は、まず週足や日足などを見て、長期トレンドを確認しましょう。
長期トレンドの通り注文した方がうまくいきやすいので、まずは日足などを見てから4時間足などを見て、注文するといいです。
一方で、1時間足や5分足などを見て短期のトレンドばかり気にしていると、正しくない判断をしてしまいがちです。
正確な予想をするためにも、まずは長期足でトレンドを確認しましょう。
トレンドフォローと相性がいい手法
次に、トレンドフォローと相性がいい手法を紹介します。
「トレンド入りを確認してから注文する」「頭と尻尾はくれてやれ」が大事なので説明していきます。
トレンド入りを確認してから注文する
まず、トレンドフォローでは、トレンド入りを確認してから注文するのが大事です。
上がり始めてすぐにポジションを取るのは危険なので、おすすめしません。
大底を取ろうとして、上がり始めてすぐに買いの注文をすると、また下がり損をすることがあります。
こうしたダマシで損をしないためにも、下落から上昇に転じてすぐの時は売買しない方がいいです。
その後も上昇が続き「明確な上昇トレンド」と判断できてから売買していきましょう。
頭と尻尾はくれてやれ
投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があり、これもトレンドフォローで大事です。
この言葉の意味は、大底や天井は狙わず、頭と尻尾以外の部分の真ん中を狙ってトレードせよということです。
逆張りでとるのでなく、明確にトレンドと思える箇所でトレードして順張りで利益を狙います。
真ん中の方が旨味があり、たい焼きで言えばあんこがつまっているので、その部分を狙います。
より確実性の高いトレードをするのがトレンドフォローです。
【まとめ】為替のトレンドフォローで利益を
最後に大事な点をまとめます。
・トレンドフォローで使えるテクニカルは移動平均線やボリンジャーバンド
・トレンドフォローでの注意点は、短期のダマシに乗らないこと
トレンドフォローをするなら、スプレッドが狭く有利に取引できる「みんなのFX」がおすすめです。
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当サイト限定のキャンペーンで最大1,010,000円をもらえてお得なので、まずは無料で口座を作っておきましょう!