この記事では、南アフリカランドの金利が高い理由や、高金利に隠れたリスクを紹介します。
「南アランドが高金利で魅力的だけど、デメリットはないの?」「危険なの?」と思っている方は参考にしてください。
・金利はその国の信用度を表し、高金利だと信用度が低い
・南アフリカランドを買っていると、金利収入以上に値動きで損することも
結論、南アフリカランドはそれなりにリスクがあるため、金利が高くなっています。
リスクが高い分、損もしやすいということでもあるので、投資では注意が必要です。
南アフリカランドよりは低金利ですが、米ドルの方が安定しており投資先としては魅力的です。
米ドルやランドは、金利収入となるスワップポイント受け取りが最大のみんなのFXで有利に取引できます。
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この記事の目次
南アフリカランドの金利が高い理由
まず、南アフリカランドの金利が高い理由を詳しくまとめていきます。
以下の理由があります。
・いろいろリスクがあるから
それぞれ解説します。
通貨としての信用度が高くないから
通貨としての信用度が高くないと、金利は高くなります。
これはサラ金などと似ていて、資金調達をする際、自分の信用度が低いとお金を借りる際の利率は高くなります。
国も経済活動を行うために、資金調達を行います。
その際、国債というものを発行するのですが、国の信用度に応じて利率は変わります。
信用できない国の利率は高い
国債は国の借金のようなものであり、国債を買ってくれた人に利子としていくらかを定期的に支払います。
その利率(金利)が国の信用度に応じて変わり、信用できない国ほど利率(金利)は高くなります。
信用度が違っても金利が同じであれば、多くの人は信用できる国の国債を欲しがります。
これでは、信頼度の低い国の国債をほしがる人が現れず、国が資金調達できなくなります。
こうならないために、信用度に応じて金利を変え、どの国も資金調達できるようになっています。
高利回りを狙いたい人が高金利通貨に投資する
そして、南アフリカのような信用度が低めの国では、国債の金利が高めになっています。
たとえば、直近では9%ほどの金利(利率)となっており、100万円投資していれば、年9.27万円の金利収入を得られます。
一方、信頼できる国であるアメリカの国債の金利(利率)は3%ほどであり、南アフリカに比べて、いかに信頼度が高いかわかります。
このように、国の信用度によって金利というのは大きく変わります。
ランドにはいろいろリスクがあるから高金利
金利に加えて、通貨の値動きがあるFXでは、他のリスクもあり、それが買った後にランドの価値が下落し、損をするというもの。
南アフリカランドでは、買っていると多くの金利収入を受け取れます。(これをスワップポイントと言います)
しかし、値動き(下落)でそれ以上に損する場合があるのです。
ランドを買って、日本円を売る場合のリスク
たとえば、FXでは南アフリカランド/円という通貨ペアで取引します。
この通貨ペアで買う場合、南アフリカランドを買って、日本円を売る状態になります。
この状態だと、ランドの価値が日本円に対して上がっていけば利益を出せます。
新興国通貨は先進国の通貨に対して下落しやすい
しかし、往々にしてランドのような新興国通貨というのは日本円のような先進国の通貨に対して下落することが知られています。
この事実は以下のチャートを見ればわかると思います。(ランド/円)
長期で見ると、ランドは対円で下落しています。
南アフリカランド/円の買いでは、このような下落があると値動きで損をします。
こういった点にも注意です。
外貨運用で損しないために大事なこと
南アフリカランドへの投資ではこのような損失リスクがあるので、もっと信頼でき安全性の高い資産への投資がおすすめです。
信頼できる先進国であるアメリカの米ドルがおすすめで人気であり、利益の実績もあります。
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金利調整のスワップポイントに注意
また、新興国通貨は、先進国の通貨に対して下落しやすいので、その調整分としてスワップポイントが支払われます。
これは金利の調整額であり、高金利通貨の南アフリカランド円を買い、日本円を売っていると受け取れます。
ただ、この調整額以上に値動きで損することもありますから、南アランドに投資する際は十分注意する必要があります。
金利が高いと危険?デメリットはインフレ
他にも、南アフリカランドの高金利で注意すべきことがあります。
それは、「高金利ということは、インフレ率が高いことの裏返しでもあり、通貨安の原因にもなる」ということ。
国でインフレ、つまり物価上昇が進むと、それを食い止めるために、(政策)金利を上げます。
このような関係性がありますから、高金利ということはインフレが進んでいるということです。
インフレは通貨安の原因にもなり、買っていると損しやすい
インフレとは国内の物の値段が上がり、通貨の価値が実質的に低くなることです。
南アフリカランド/円で見た際、南アフリカのみでインフレが進んでいる場合、実質的にランドの価値は対円で下落してしまいます。
これは、キャベツの値段を例に出すとわかります。
※これからは、わかりやすいように「1ランド=5円」で考えます
インフレでランドの価値が対円で下がる
たとえば、日本で100円でキャベツが1玉買えるとします。
キャベツの価値は国をまたいでもほぼ同じはずで、「1ランド=5円」なら20ランドで買えるはずです。
しかし、南アフリカだけでインフレが進んでいる場合、キャベツ(物)の価値が通貨ランドよりも高くなります。
逆にいうと、通貨の価値が下がっているため、キャベツ1玉を買うのに21ランド以上が必要となります。
一方の国で高インフレとなれば、通貨の価値は下がる
仮に21ランド必要であれば、日本と南アフリカではキャベツの価値が同等であるという前提ですから、
「21ランド=100円」という式が成り立ちます。
これを計算すると、1ランド=4.76円となり、「1ランド=5円」よりもランドの価値が下がっていることになります。
これが「2国の通貨ペアにおいて、1国だけでインフレが進むと、一方の通貨に対して価値が下がる」ということです。
高金利の裏にある高インフレは危険
このような点があるため、高金利通貨は危険なのです。
高金利の裏にある「高インフレ」にはリスクがあり、結果的に「高金利通貨が安くなる」につながります。
なので、高金利通貨に投資する際は、こういった危険性も理解しておきましょう。
南アランドはリスクが高めなので、より低リスクな米ドルの方がおすすめです!
南アフリカランドの他の危険性
また、南アフリカランドは相場変動が大きい、つまり値動きが大きくなりやすいことにも注意です。
南アフリカは慢性的な経常赤字国であり、国内の資金需要を満たすために、外国からの資金流入に依存しています。
そのため、先進国の金融政策の変化など、グローバルな資金の流れに影響を受け、ランド/円などの値動きが大きくなりやすいです。
投資する際は、南アフリカの経済・政治情勢とともに、他の国の金融政策などにも注意する必要があります。
こういった点もあり「南アフリカランドは危険=高金利」になっています。
【まとめ】南アフリカランド/円は危険だから高金利
最後に大事な点をまとめます。
・金利はその国の信用度を表し、高金利だと信用度が低い
結論、南アフリカランドはそれなりにリスクがあるため、金利が高くなっています。
リスクが高い分、損もしやすいということでもあるので、投資では注意が必要です。
南アフリカランドよりは低金利ですが、米ドルの方が安定しており投資先としては魅力的です。
米ドルやランドは、金利収入となるスワップポイント受け取りが最大のみんなのFXで有利に取引できます。
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