SBI証券で米国株の成行注文をしようと思ったとき、概算価格で戸惑ったので、それについて書きます。
結論、「ネオモバ記事で書いた通り、表示されるのは概算であって、その値段で約定されるわけではない」というお話です。
では、説明していきます。
実際の約定価格はもっと安い
ネオモバイル証券でも経験したように、SBIで成行注文をした時、現在地よりだいぶ高い値段を提示されました。
しかし、これを気にする必要は全くありません。
リアルタイムで取得できるのでご安心を
なぜなら、実際はリアルタイム価格で約定し、もっと取得価格が安くなるからです。
実際、概算値よりもずっと安い値段で取得できてました。
なので、SBI証券の概算約定代金も気にせず、成行注文して大丈夫です。
概算約定代金の計算式
なお、成行注文時に提示される額は以下のように計算されてるので、覚えておきましょう。
概算約定代金
外貨決済の場合は、リアルタイム株価 × 指定株数(円貨決済の場合、リアルタイム株価 × 指定株数 × 概算為替レート)
概算手数料
概算約定代金×0.45%【最低手数料:0ドル、上限手数料:20ドル】
※手数料の端数処理の関係上、最低手数料0ドルが適用される取引は、約定代金が2.02ドル以下の取引になります
・概算消費税:概算手数料×消費税率(10%)
・見積価格:概算約定代金+概算手数料+概算消費税
売却時の概算値
なお、成行で売却注文するときは、「概算注文見積」が以下のようなルールで表示されます。
「概算注文見積」には、「見積価格、概算約定代金、概算手数料、概算消費税、概算譲渡益税、概算受渡金額」が表示されます。
(概算受渡金額は、概算譲渡益税を含んでおりません。また、約定まで概算譲渡益税の余力拘束はございません。)
成行注文のデメリット
なお、成行注文では、概算分の資金が拘束され、買付余力100%で取得できる最大の株数を買えないというデメリットもあります。
なので、今ある資金で最大限の株を買いたい場合は、指値注文しましょう。
SBIでは円決済でなく外貨決済で
米国株を買う際、円貨決済は手数料が高いのでダメです。
【SBI証券のドル調達の為替コスト】
1ドルあたりの取得コスト(スプレッド)
SBI証券で円貨決済:25銭
1ドルあたりの取得コスト(スプレッド)
SBI証券で円貨決済:25銭
住信SBIネット銀行で外貨購入後、証券口座へ無料振替
・通常購入:4銭(最低1ドル)
・外貨積立:2銭
・通常購入:4銭(最低1ドル)
・外貨積立:2銭
SBI FXで現引き:0.5銭(最低1万ドル)
⇒ロットが大きければFX活用、少額なら銀行口座がいいですね。
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