投資信託で重要なのは分配金でも基準価格でもなくトータルリターン

前回、投資信託では分配金に惑わされてはいけないという話をしました。分配金は、元本を切り崩して支払われている場合があるんでしたね。

では、投資信託に投資する際、なにを判断材料にすればいいのでしょうか。そのヒントを『初歩から値下がり対策まで 損しない投資信託』から探っていきます。

投資信託ではトータルリターンで判断する

投資信託で重要なのは、トータルリターンであると、本書で語られています。

断言します。

●投資信託の購入にあたっては「トータルリターン」を見て買う。

トータルリターンとは、簡単に言うと、投資信託が対象期間(一年、五年、十年など)にどれだけ値上がり(値下がり
)したかを表す数字です(ここでは年率表示しています)。

たとえば一口1万円で購入した投資信託が一年後に値上がりして1万1000円になり、その間に1000円の分配金(税金は考慮していません)が支払われたとしたら、トータルリターン(一年)の簡易的な計算は以下のようになります。

・(1000円 + 100円) ÷ 1万円 = 0.11
値上がり益に分配金を足し、その合計を購入時の基準価格で割る。

1000円が値上がり益、100円が分配金ですね。

この場合、トータルリターンは11%ということになります。トータルリターンの数値は、投資運用における収益が「正味いくらになるか」を見るための指標としてファンドアナリストなどの投資信託の専門家たちがよく利用します。

いや、より正確に言えば、専門家たちは投資信託の善し悪しを判断する時にトータルリターンしか見ません(もちろん、分配金は無視します)

このように、トータルリターンは商品を購入する際の重要な基準になるのです。

では、上記の知識を活かすために以下の図を見ながら、利益の出る投資信託について考えていきましょう。

トータルリターンの良い商品が売れていないという事実

以下は、投資信託A、Bの分配金とトータルリターンを比較したものです。

投資信託でオススメの指標はトータルリターン

上の表を見ると、Aファンドの方が分配金が多いとわかります。それ故、Aは人気商品となっております。(純資産総額がBファンドの30倍以上と圧倒的)

では、トータルリターンはどうでしょうか。

1ヶ月 3ヶ月 1年 3年
Aファンド -1.36% -3.68% -0.20% -7.86%
Bファンド 0.75% 1.67% 7.21% 25.25%

Bファンドの方が圧倒的に良いですね。このように、分配金が良いからといって、リターンをもたらしてくれる商品である保証はないのです。

前回も説明したように、販売会社はファンドが売れるように、分配金を多めに設定する傾向にあります。

ですので、分配金に騙されず、トータルリターンで判断する必要があるんです。なお、トータルリターンは各サイトに記載されているので、チェックしておきましょう。

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上記の記事で参照しているサイトを見ながら、トータルリターンを重視して商品を選んで下さいね。

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