この記事では、2つのFX業者を使ったスワップポイントのサヤどりの解説、やってみた結果を紹介します。(2018年9月からスタート)
スワップポイント生活のような放置収入に興味ある方は参考にしてください。(※為替差益のサヤ取りも紹介します)
結論:まったりですが、地味に増えてます。(南アフリカランド円の両建てで運用!)
サヤ取りの利回りは、がんばれば年利60%も可能です。
有利に取引できるFX会社はみんなのFXとSBI FXトレードで、この2つではお得なキャンペーンを開催中なので、チェックしましょう!
※やり方は動画でも解説してるので、チェックしてください!
この記事の目次
【最新版】スワップサヤ取り成績の推移まとめ
ちなみに、2020年3月4日時点の成績は、利益+1,911円。(レバレッジ25倍でやる場合、年利+64%。レバレッジ5倍なら年利+12.8%)
20年6月3日時点のスワップサヤ取りの利益は+2,236円です。(コロナショック後もしっかり利益を増やせてます)
20年7月8日時点、利益は+2,184円。(ランド円の「買い」の受け取りスワップが減ったので、利益が少し減りました)
スワップポイントのサヤどりとは?
サヤどりは、FXの異業者2つを使って両建てし、それぞれのスワップポイントの差分で儲ける投資。
例えば、AというFX業者で買いポジションを持ち越した場合にもらえるスワップポイントが1日100円だったとします。(1万通貨)
BというFX業者では、売りポジションを持ち越した場合、10円の支払いが発生します。
この場合、Aで買いで1万通貨保有し、Bで売りで1万通貨保有したら、1日でその差分の90円がゲットできるわけですね。
こんな感じで、2つのFX業者を使って、ポジションを維持してるだけで利益が得られるのです。
【最新版】有利にサヤどりできる人気サイト
サヤどりで有利なFXサイトは、ユーザーから人気の「みんなのFX
※どちらも上場企業グループの運営で、LINEからわからないことを質問できます
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サヤどりは、為替の損益を気にする必要がない
サヤどりと似たような手法で、高スワップポイント通貨で買いポジションを持ち越してスワップポイントをもらう投資法があります。
しかし、これは値段が下がり続ける通貨が対象で、為替(値動き)で損をすることがほとんど。
その代表例がトルコリラ/円ですね。
トルコリラなど高金利通貨で「買いだけの運用」は怖い
以下のように円と比べた時、トルコリラの価値が下がってるので、為替で損するのです。
こんな感じで怖いので、為替の影響を無視しながらスワップポイントみたいに配当(利息)で安定収入を得られないか考えていたんですよね。
私は基本ドル円です。トルコリラで大損こきました。今はちょっとFXは様子見で、株式にウェイトを置いてます。目標優待100銘柄。今まだ達成率30%くらい。5万円以内で買える優待株を少しずつ買い進める予定。
— airmassu投資用 (@airmassufx) 2018年8月30日
そして、その流れで知ったのがスワップポイントのサヤどりです。
サヤ取りなら為替で損することがほぼない
サヤどりであれば両建て、つまり同時に「買い」と「売り」それぞれでエントリーできれば、同じ値段で外貨を持てます。
以下、サヤ取りで有利な「SBI FXトレード」でのレート。(上場企業が運営するサイトです)
そしてこちらは、一緒にサヤどりで使ってる「みんなのFX」のチャート。
(SBIとほぼ同時刻。サヤどりではこの2つの口座が必要)
SBIで買い注文する場合、7.632のレート。みんなのFXで売り注文する場合、7.617のレートになるわけです。
※この記事では、基本的に1万通貨での注文を考えています
為替で損しないかシミュレーションしてみる
為替で損しないかを考えるために、ZAR/JPYが0.1円下がった時のことを考えます。
SBIであれば7.532になるわけですから1000円の含み損。
みんなのFXでは逆に1000円の含み益。(売りで入る注文をショートと呼び、この場合は下がると利益になります)
こんな感じで、両建てなので、1つのポジションの損をもう一方が補ってくれるので、為替で損しなくなるわけです。
【追記】どれくらい稼げるかやってみた(1万通貨で)
2018年9月3日から、「SBI FXトレード」と「みんなのFX
2019年4月時点、年利換算で+32.8%とかなりすごい成績がでています。(貯金の32,800倍も増えるわけです)。
【追記】2019年11月も順調に増えてます。
こちら、SBI FXトレードでの結果(スワップポイントは+400円。為替で1820円の利益)
こちらは、みんなのFXでの結果。
注文をミスって、一度利確してSBI側と同じレートで売り注文を入れなおしたので、以下の結果をふまえて、
2つの業者の結果を足すと為替での利益は、+70円。スワップポイントでの利益は+337円。
これらを合計すると2週間ちょいで、+407円も利益を出せました。(追記:こちらに書いた通り、最新成績も順調です)
無料で口座を作るだけでもメリットあり
このように1度設定したら、あとはほったらかしで利益を出していけますし、
みんなのFXとSBIでは口座開設時に現金プレゼントキャンペーンもやってます。(みんなのFXは国内人気No.1のサイトです)
これはお得なので、まずは無料で口座だけでも作っておくといいです。
作業は3分で終わりますし、口座を作るだけなら損しませんので。
【実績】スワップポイントの利益(2018年も2019年もずっとプラス)
・12月4日:トータルの利益は658円
・2019年2月6日:これまでの利益は1000円(放置でカンタンにお金が増えてます)
・3月29日:トータルの利益は1070円
・6月3日:トータル1274円の利益
・7月16日:トータル1446円の利益
・8月28日:トータルの利益は1525円
・11月18日:トータルの利益は1742円(みんなのFXとFXプライム by GMOのスワップポイントが変わったので、月の利益が減った)
・2020年3月4日時点の成績は、利益+1,911円
・6月3日時点の成績は、利益+2,236円。(コロナショック後もしっかり利益を増やせてます)
※SBIでの必要資金は3008円、「みんなのFX」では3095円なので、サヤどりでの必要資金は合計6103円。
サヤ取りは以下2つのサイトで有利に取引でき、お得なキャンペーンもあるので、チェックしましょう!
為替差益のサヤ取りも(AUDとNZDで)
他だと、為替差益のサヤ取りもあり、
これは似た値動きをする通貨ペアの両建てで、「豪ドル円(AUD)」と「NZドル円(NZD)」がやりやすいです。
その際は、「豪ドル円」と「NZドル円」の価格差が縮まった時にエントリーして、その後広がった時に決済します。
たとえば、豪ドルが74円の時に買ってNZドルが70円の時に新規で売り注文した場合。
豪ドル80円、NZドル73円の時に決済すれば3円分の利益が取れます。(NZドルで3円分の損失ですが、豪ドルで6円分の利益なので合計プラス)
このように、相関性の高い通貨ペア同士でのサヤ取りもやれます。
※逆に、価格差が広がった時にエントリーして、縮まった時に決済する方法もあります
為替差益のサヤ取りに向いてるFX会社
そして、こういったサヤ取りは2つの通貨ペアのチャートを重ねて比較できる機能があるトライオートFXを使うといいです。
ここでは、以下のようにチャートを重ねて値動きを比較できます。
なので、為替差益のサヤ取りはトライオートFXでどうぞ。
【南アフリカランド円を選んだ理由】月利8.8%稼げる計算
ちなみに、スワップサヤどりのサヤ取りでは通貨ペアとFX業者を比較して以下の結論に達しました。
・使うFX事業者:買いではSBI FXトレード、売りではみんなのFX
こう決断した理由も書いておきます。
トルコリラは怖いから、ランドで
ランドを選んだ理由は、以下の2つ。
・ランドは、トルコリラ並のスワップポイントでトルコほど危険でない
トルコリラは値動きも激しくリスクが高いので、リスク低めのランド円をサヤどりで使うことにしました。
スワップ受け取り最大、支払い最小のサイトで
サヤ取りで使うサイトは、スワップポイント受け取り最大のSBI、支払い最小のみんなのFXにしました。
平均して、SBI FXでは毎日20円もらえて、みんなのFXでは10円支払うことになります。
つまり、ランドのサヤどりで毎日10円の利益を得られるわけです。
月額換算すると300円(トレードせずとも月300円の放置収入が得られる)
最低投資金額(必要資金)も計算したよ
あと、これだけの安定収入を得るのにどれだけの資金が必要なのか計算しました。
※直近1年のランド円の最高値、最安値からロスカットにならない場合で考えました
(直近1年のランド円の値動き)
ロスカットにならないために必要な金額
まず、SBIでロスカットにならないために必要な金額。(試算には、シミュレータを使いました)
買いポジションですから、執筆当時(8/30)のレートを入れて、6.7円まで下がった時を想定。
結果、13,000円あれば証拠金維持率100%を超えて、ロスカットにならないとわかりました。
【大事な追記】これはかなり心配性なぼくがやった計算で、前半で書いたように実際はもっと少額でも始められます。
34,000円あればロスカットにならない!
続いて、みんなのFXでの試算。
ショートで9.3円まで上がった場合で計算しました。
結果、みんなのFX口座には21,000円入っていればロスカットにならないと判明。
つまり、SBIと合計して3.4万円があればロスカットにならず、月300円のインカムゲインを得られるとわかりました。
これを利回りで計算すると、年利10.6%と驚くべき数字に。(預金金利と比べたら、その差10,060倍!)
こんな感じで、かなり高利回りな投資と判明しました。
口座があると無料でお得な情報をチェックできる
【大事な追記】ここまでの計算はかなり心配性なぼくがやったもので、前半で書いたように実際はもっと少額でも始められます。
というわけで、ぼくも稼げてるこの手法を魅力に感じた方は2つのサイトで無料で口座を作っておくといいですよ。
作るだけなら損しませんし、SBIとみんなのFXでは口座を持ってるだけでお得な情報が手に入りますので。
※SBIのキャンペーンもお得です!
スワップサヤ取りの失敗リスク(デメリット)
ただ、スワップサヤどりは紹介してきたようなメリットだけではありません。
以下のようなリスクがあり、失敗することもあるのです。
・資金管理がダメだと、ロスカット(強制決済)され損失確定する場合も(証拠金不足)
・スワップポイントの条件変更で損することもある
・注文が同時に約定しないリスクも(相場の急変時)
では、それぞれの説明と防止策を書いておきます。
1つの通貨ペアなら大丈夫(凍結の心配はない)
まず、口座凍結について。
複数の通貨ペアで入出金が激しかったり、売買頻度が高いと凍結されることがあるそうです。
国内でもどっかでやってたと思いますが、両建てを高スワップペアで派手にやり過ぎると目をつけられて凍結されるそうです。FX会社が-スワップ分を損し続けるだけのシステムなので難しいでしょうね。やはり損切りしながら確実に利確子していく方が効率がいいと思いました。
— 猫丸@手術成功、現在療養中! (@nekomaru2528) 2016年11月21日
しかし、ぼくのやり方だとそれには該当しません。
通貨ペアは1つだけで、取引はほぼゼロだからです。(ポジション持ち越すだけなので)
なので、紹介してきた利益を目指す際、口座凍結は起こりません。(実際、起こってません)
※国内のFX事業者にサヤ取りを禁止してるところはありません(違法でもないです)
対策あり!ロスカットも防げる
資金管理をしっかりすれば、ロスカットで損を出すこともなくなります。
上で計算したように、直近1年〜3年〜5年〜10年の最高値、最安値を調べて、ロスカットにならないように口座にお金を入れておけばOKです。
ぼくは、みんなのFXとSBIに15万円ずつ入金する予定で、それで維持率を計算したら両方4300%以上で、かなり余裕でした。
こんな感じで、余裕資金でサヤどりしていけば、リスクを回避できるんですね。
スワップポイントの条件変更で損することもある
スワップポイント(受け取り・支払い)は定期的に変わるので、こちらにも注意です。
もし、受け取りスワップが減って、支払いが増えた場合はスワップ差で毎日損することもあります。
なので、こうならないようにスワップポイントの条件は都度チェックしましょう。
特に、コロナショックのような異常事態が起きると、受け取りスワップが減るので注意です。
【異業者両建て】サヤどりで後悔しないために
あと、失敗して後悔しないように、同じ値段で新規・決済注文することも忘れないようにしましょう。
これにより、為替による損益をゼロにできますので。
また、コロナショックなどの相場急変時はおない値段で注文しようとしても約定しない場合もあります。(スリッページで)
なので、サヤ取りは落ち着いてる時に注文し、必ず約定できるようにしましょう。
というわけで、安定収入を得られるサヤどりに興味ある方はみんなのFXとSBIで口座を準備しておきましょう。
他の通貨ペアでのサヤ取り結果は以下の記事でチェックしてください。
【メキシコペソも】FXサヤ取りのソフト、アプリ
サヤどり用のツールもあるみたいです。(仮想通貨だと、取引所ごとの値段差表示サービスもありますね)
サヤ取り(裁定取引)の分析に使えるインジケータ2種類を開発しfx-onのサイトで公開しました。当サイトでも追って公開の予定です。
— 創造の館 (@souzouno_yakata) May 23, 2014
ポンド、カナダドルもあり(2ch、5chも参考に)
2ちゃんねる(5ちゃんねる)の意見も参考程度に。
資金潤沢な人はこの手法でマターリと日銭稼ぐのがいいよねー
【アービトラージまとめ】両建て儲かる?
サヤ取りでは、低リスクで利益を狙えます。
サヤ取りの利回りは、がんばれば年利60%も可能です。
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