この記事では、人民元のリスクについて詳しく解説していきます。
中国には、政治的、地政学的、経済的なリスクがあるので、人民元に投資を考えている人はぜひチェックしてください。
・ロシア、北朝鮮、アメリカの関係が不安要因
・買うなら、ドルコスト平均法などの積立などが無難
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人民元の相場予想や今後の金利などは以下の動画でもチェックしてください。
この記事の目次
人民元の通貨としての特徴
まず、人民元の特徴を紹介します。
「高金利」「政府の為替介入がある」といった特徴があるので、ぜひチェックしておきましょう。
3.65%と政策金利が高い
現時点、中国の政策金利は3.65%であり、中国の通貨の人民元は高金利通貨です。
ほかの主要国の通貨と比べても金利が高いので、人民元は人気の通貨となっています。
国 | 政策金利 |
中国 | 3.65% |
日本 | -0.1% |
ユーロ圏 | 2.5% |
イギリス | 3.5% |
アメリカ | 4.5% |
先進国の中では高金利であり、スワップポイント狙いの投資をする人から人気です。
高金利通貨の中では、値動きも安定しており、トルコリラのようなリスクもなく、将来性もありそうです。
政府の為替介入がある
人民元への投資では、中国政府による為替介入が値動きに大きく影響することを覚えておきましょう。
2015年は政府による介入で人民元は大きく動き、対円相場では下落しました。
当時は輸出額を増やすため、つまり貿易力を高めて中国経済を刺激するために政府の介入が行われました。
輸出を増やすには通貨安の方がいいので、政府が人民元を売り、対円相場では下落しました。
今後もこのような介入があるかもしれないので、政府の動向はチェックしておきましょう!
ただ、中国(人民元)の格付けは日本と同じ「最高のA1」ですから、安定感はあります。
人民元に投資をするリスク
次に、中国・人民元のリスクを紹介します。
こちらも大事なので、覚えておきましょう。
政治的リスク
まず、中国には政治的リスクがあります。
中国は一党による独裁政治で、基本的には中国共産党が実権を握っています。
この一党独裁という形では、一党の意見のみが通るようになっており、多様な意見を受け入れない傾向にあります。
多くの多様な意見を無視する形にもなるので、民衆の不満が募りやすいという欠点もあります。
そのため、中国では1986年に天安門事件という大きな民主化運動が一度起きています。
それ以来、大きな事件は起きていませんが、今後も大きな事件が起きる可能性はあります。
人民元に投資する際はこういったリスクも把握しておきましょう。
地政学リスク
中国には地政学リスクもあり、以下の国との関係性が人民元相場にも影響します。
・北朝鮮との関係
・アメリカとの関係
ロシアとは友好的な一面を見せていながら、「不健全な関係」という報道もあり、安心はできません。
また、北朝鮮と中国の関係性にも不安があり、中国側が北朝鮮の援助を止めるなど制裁を加えています。
アメリカと中国の関係は改善中
アメリカとの関係は、2019年の貿易戦争で不安が走ったことがあります。(当時のアメリカの大統領はトランプ氏)
ただ、最近はバイデン政権に変わり、アメリカは穏便な姿勢を見せていますから、関係性の改善が期待できます。
アメリカと中国の関係については、以前ほど不安がないとの見方が増えています。
中国の経済リスク
人民元については「中国の経済」という点でもリスクがあります。
2022年、中国経済はよくはない状況で、GDP成長率は2020年のコロナ以来のマイナス水準で、-2.6%でした。
ただ、その後は持ち直し、2022年10月には+3.9%まで持ち直しました。
GDPの年間成長率は、最新だと3.9%まで改善しています。
ただ、景気を示す景況感は50ギリギリで不安もあります。
こうした状況が続けば、人民元/円でも下落があり得るので、注意しましょう。
※今後のGDPの年間成長率では2023年末に5%へ回復という予測もあるので、過度な心配は不要にも思えます。
中国経済が回復しているのはいい材料
最近まで、中国経済が停滞しましたが、直近では政府が景気の刺激策を積極的に行っています。
結果、複数の経済指標から底打ちが確認され、中国経済が盛り返しています。
2022年には、1.1兆元のインフラ投資も実施されており、他のさらなる景気刺激策も実施されていきます。
中国経済には追い風が吹いており、今後の景気回復も期待されています。
人民元にリスクヘッジして投資する方法
次に、人民元にリスクヘッジして投資する方法を紹介します。
「レバレッジを低くする」「長期投資で積立する」が大事なので、それぞれ解説していきます!
レバレッジを低くする
人民元でリスクを抑えるためには、レバレッジを低くしてロスカットでの損失を防ぐのがおすすめです。
少額から大きな利益を狙いたいならレバレッジ5倍〜10倍でいくのがいいかもしれませんが、リスクは高いです。
ロスカットで損しないためにも、レバレッジは3倍以下におさえるのがおすすめです。
ロスカットレートも解説
では次に、低レバレッジが安全な理由をロスカットレートをもとに説明していきます。
いくらくらいの値動きでロスカットされるかがわかれば、低レバレッジの重要性もわかると思うので紹介します。
各レバレッジごとのロスカットレートは以下の通り。(人民元/円を20.2円で新規注文した場合の計算)
・ロスカットまでの値幅:19.4円
・ロスカットまでの値幅:9.3円
このくらいのレバレッジなら、ロスカットは十分防げそうです。
・ロスカットまでの値幅:5.9円
・ロスカットまでの値幅:3.2円
・ロスカットまでの値幅:1.2円
レバレッジ5倍〜10倍だと、3.2円〜1.2円動いた時にロスカットされ危険です。
レバレッジ3倍なら、5.9円までの動きに耐えられて、ロスカットは防げそうです。
手堅く運用したいなら、レバレッジは3倍以下におさえましょう。
長期投資で積立する
人民元でリスクを抑えるには、長期視点で積立をしていくのもおすすめです。
短期売買はどうしても損する可能性が上がりますが、長期で買い付け時期を分散していけば、損はしづらくなります。
なので、定期的に積立し、買い付け単価を平均化していくのがおすすめです。
積立のおすすめ手法(CNH/JPY)
では、人民元を積立する際のおすすめの方法も紹介します。
おすすめはドルコスト平均法です。

ドルコスト平均法のメリットは以下の通りです。
・ほったらかしOKで、投資への時間と手間がかからない
・一気に買うよりもリスクを抑えられる
ドルコスト平均法では、テクニカル分析など難しいことが不要で、ただ定期的に積立するだけでいいので楽です。
忙しい会社員の方や日中は投資の時間がとれない学生さんなど、いろんな人がやれる手法です。
取得単価を平均化でき、損しづらい
この手法では、人民元の値段が高い時は少しだけ買い、安い割安な時は多く買ってくれるメリットがあります。
それにより買い付け単価を平均化でき、一気に買うよりもリスクを抑えられ、高値づかみもしづらいです。
短期投資には不向きですが、1年以上の中期〜長期投資では効果的な手法です。
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【まとめ】人民元のリスク・デメリット&注意点
最後に、中国のリスクについて大事な点をまとめます。
・ロシア、北朝鮮、アメリカとの関係に注意が必要
・GDP成長率に不安はあったが、最近は巻き返し傾向に
人民元に投資する際はレバレッジを抑え、リスクを小さくしながら積み立てを行っていきましょう!