株式などの投資に関する専門知識が無くても、預金などよりもリターンが得られるソーシャルレンディングに注目しています。そこで、ソーシャルレンディングサービスの1つ「クラウドバンク」で提供している商品を紹介します。
なお、これから紹介する「新興国マイクロファイナンスファンド」は1万円から融資できます。
この記事の目次
新興国マイクロファイナンスファンド
まずは、クラウドバンクの特徴でもある「新興国マイクロファイナンスファンド」。投資家から集めた資金を、厳正な審査を通過した信頼性の高いマイクロファイナンス機関(MFI)を通じて、東南アジアの貧困地域の人々に融資を行ているそうです。
これは、新興国のビジネスに融資するもの。主流になっているのは、家畜ビジネスへの融資です。家畜ビジネスとは、小さい頃から家畜を育て大きくなったときに売却し、利益を得るというもの。
新興国マイクロファイナンスファンドは、投資家として利益を得る側面もありますが、新興国の発展を支える側面もあります。ただの支援ではなく、現地の方々が自立して事業を行っていくための融資なのです。
ですので、社会貢献性のある融資と言えます。
新興国マイクロファイナンスファンドの詳細
では、投資商品としての数値周りを見ていきましょう。条件は以下の通りです。
最低投資額: 1万円
追加単位: 1万円
税引前予想利回り: 5.0%(変動)
期間: 6ヶ月
分配金支払月: 3ヶ月ごと
担保・保証: 無し
融資して、その返却益が返ってくるのは6ヶ月後です。10万円を融資すると、税引後受取利息は1,989円になります。銀行預金の金利は0.1%以下ですから、利回りの高い投資と言えますね。
新興国マイクロファイナンスファンドのリスク
高利回りの商品で優良と思えますが、投資の際はリスクを考える必要があります。リスクは「金利変動リスク」「信用リスク」「為替変動リスク」「カントリーリスク」の4つ。
金利変動リスク「金利は変動するので利益が揺らぐ」
金利派変動しますから、受け取るリターンは金利によって上下に揺らぎます。
なお、金利水準は、各国の中央銀行が決定する政策金利、市場金利の水準や金融機関の貸出金利等の変化等に対応して変動するとのこと。
ですので、必ず5%のインカムゲインが受け取れるわけではないので、ご注意を。
信用リスク「融資した事業が頓挫したら元本割れの恐れも」
もちろん、新興国の融資先事業が必ず成功するわけではありません。うまくいかず、事業が頓挫して返済が難しくなることもあります。その際は、融資した金額が返ってきません。
こうしたリスクも知った上で、新興国マイクロファイナンスファンドへ融資しましょう。
為替変動リスク「為替の動きによってリターンが変動」
クラウドバンクの新興国マイクロファイナンスファンドは、外貨建ての貸し付けの為、為替が変動したら、円で受け取るリターンは変動します。
例えば、ひとつの投資先であるカンボジアの通過に対して円の価値が下がってしまえば、受け取るリターンは探します。こうした為替に夜影響も覚えておく必要があります。
カントリーリスク「無担保である場合が多い」
クラウドバンクのこの商品は、投資対象国に新興国が含まれていますから、社会的・経済的環境は、先進国に比べ先が見えずらく、思わぬリスクをはらんでいる可能性があります。
また、無担保の商品ですから、融資を返せなくなったときに替わりとなる資産が確保されていません。5%の高利回りにはこうしたリスクが隠れていることも認識しておく必要ありです。
リスクへの対策
上記リスクに対する対策はクラウドバンク側で、色々と工夫しているようですので、この辺は以下の記事を参照して下さい。
クラウドバンクの新興国マイクロファイナンスファンドの見極めをしっかり
紹介してきたように、新興国マイクロファイナンスファンドは新興国の発展に投資できる社会貢献性のあるサービスです。
しかし、リスクもありますので、高利回りばかりに気を取られず、自分のアタマでいけるかどうか判断した上で投資を行いましょう。ソーシャルレンディング自体が、投資したら、後は預けておくだけ、専門知識はそれほどいらないことを考えると、有能な商品化と思いますが。
しっかり判断を。
また会いましょう!(Twitterでフォローする→@turuturuouzi)