積み立て投資ならリバランスは不要?資産配分調整の適切なタイミングを知っておこう

本ブログで、積み立て投資のように長期的に資産を築いていく際は、資産配分が重要と述べてきました。

関連記事:投資信託のリスクはアセットアロケーションをベースに考える

資産配分、つまりアセットアロケーションが投資成果の8割を担うとも言われています。長期投資では、その配分を維持していく必要があります。それがリバランスでした。

関連記事:資産運用でお金を増やす方法としてモニタリングとリバランスを知っておく

しかし、今回紹介する積み立て投資におけるリバランスは、これまでと違うようなのです。ということで、『積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究』に登場するリバランスを紹介します。

積立投資を始めて2~3年はリバランスを考える必要はない

まず、衝撃的だったのがリバランス不要の期間があるということ。

感覚的な話になるが、積立を始めて2年程度は、毎月積み立てる金額によって投資の成果は影響を受ける。しかし、それ以降は、そのインパクトが平準化されていく。

そして「継続は力なり」というように、時間がたつほどに累積部分の部分の比率が高まる。  

したがって、乱暴ないい方をすれば、積立投資を始めて2~3年はリバランスを考える必要はない。注目すべき累積部分の比率が低いからだ。

新たに積み立てている部分のインパクトが抑えられ、残高が積み上がってきたら、その部分に対するリバランスを意識すればよい。

積み立て投資を始めて2~3年は、積み上がっている部分が少ないため、資産の比率を機にする必要がないんですね。これなら忙しい人でも継続できそうです。

こういった大雑把でも運用できるのが長期投資のいいところですよね。

資産配分に20%のズレが生じたらリバランスを

また、実際のリバランスも当初の資産配分に20%のズレが生じてからでいいというのです。

自分で考えてポートフォリオを組んでいる投資家の場合、途中で大きく相場が変化して資産配分が変わったら、機動的にリバランスをしてもいいだろう。私自身はポートフォリオの基本配分(基準値)に20%のズレが出たら、リバランスのシグナルとみている。  

この「20%」は過去の実例を多数検証した結果によるものだ。

ただし、20%というのは「日本株式」と「海外株式」のように2つの資産に投資する場合です。他に投資する資産がある場合、判断材料となる数字は20%になるとは限りません。

ただし、投資する資産が3つなら15%のズレでリバランスを

「日本株式」「先進国株式」「新興国株式」のように資産が3つになると、リバランスすべきか判断する割合は15%程度だそうです。

ポートフォリオの抱える資産が3つになると、資産が2つのときに比べて、比率に大きなズレが出にくくなる。3つの資産でポートフォリオを組んで、基準値が33.3%ずつの場合、基準値から20%も開いたら、相場は相当変化していることになる。

したがって、3つの資産に等分に配分する場合は、10~15%程度ズレたら、積み上がった部分のリバランスを検討してもいいだろう。

こうした数字は特に決まっているわけではなく、資産の数によって変わります。これは、積み立て投資の経験と学習の中で経験値を貯めていくしかなさそうですね。

積み立て投資において細かいリバランスは必要無い

リバランスの結論として、著者は以下のように述べています。

ポートフォリオの基本配分に従って積立投資を実行しているかぎり、定期的な細かいリバランスの必要は、ほとんどない。リバランスは基準値から20%を超える大きなズレが出たときに考えれば足りると思う。

また、その機会もめったにないだろう。したがって「ポートフォリオの基本配分そのものを変えようと思うときまで、リバランスの機会はあまりない」といえる。

また、リバランスのタイミングは「出産」「退職」など人生の節目で行えばいいとも述べています。実際、定期的なリバランスによって大きな効果を得られた事例も無いようです。

また、リバランスの頻度を高めれば、余計な売買コストや税金がかかりやすくなってしまうので、気にしすぎるのは良くないんだとか。

ですので、僕のように長期で積み立て投資を行う方は、それこそ「ほったらかし」レベルで積み立てて投資を行っていくのが良さそうです。

[追記]リバランス不要のバランス型投信で長期投資することにしました

以下の3冊の本を読んで、インデックスファンドを買って自分でリバランスしていくのでなく、バランス型投信で積立投資していくことに決めました。

運用コストはちょい高いですが、やはり自分でリバランスするのは大変ですからね。

ということで、以下の記事で書いたようにSBI証券で毎月積立投資をしていくことにしました。

参照:【500円から始められる】SBI証券でバランス型投資信託の1万円積立を申し込んだ!その方法まとめ

積立投資で気になること

なお、積立投資では以下の事実も知っておきましょう。預けた投資金は守られるというお話です。

積立て投資に興味がありますが、倒産リスクが気になります。 投資信託の販売会社が倒産したら、ファンドはどうなるのですか?


投資信託の販売会社は、ファンドを売っている「お店」です。販売会社がファンド資産をそのまま預かっているわけではありません。ですから、販売会社が倒産しても、あなたの資産は守られます。  

仮にA証券という販売会社が倒産してしまったとしましょう。A証券はファンド販売の窓口会社として、多くの顧客を持っています。したがってどこか他の金融機関が、A証券の営業権を譲り受けようとするでしょう。  

つまり、あなたの窓口は単に、A証券からたとえばD証券という会社に「変わる」だけです。このD証券がA証券のサービス内容を引き継げば、あなたに特に影響はありません。  

投資信託は「倒産リスク」に備えてくれている

次にファンドの運用会社、たとえばBBアセットマネジメントが倒産した場合です。この場合も、あなたのファンド資産は守られます。実はファンド資産を管理しているのは、運用会社ではなく、受託会社である信託銀行なのです。  

万一運用会社が倒産すれば、次の2つのシナリオが考えられます。1つは、その時点でファンドの運用が終わってしまうケース。ファンドはその時の時価で償還され、あなたは別のファンドを探さなければなりません。

もう1つは、別の運用会社がファンドの運用を引き継いでくれるケースです(あなたは引き続き同じファンドを保有できます)。  

最後に、ファンド資産を預かる信託銀行が倒産した場合です。信託銀行は信託業法第28条により、自行の資産と信託財産を分別して管理することが義務付けられているため、あなたの資産は守られます。  

つまり、投資信託というツールは「倒産リスク」を隔離できるしくみを備えた道具なのです

なので、資産について不安を抱えていた方、こうした事実を覚えておきましょう。

自動リバランスしてくれるロボアドも使ってます

あと、リバランスは大変そうだし、人間の脳は投資に向いてないことを知ったので、リバランスなどの投資判断はロボに任せることにしました。

参照;「人間の脳は長期分散投資に向いてないからロボに任せる」@ロボアドバイザー「ウェルスナビ」のセミナー

僕が使っているのは、「ウェルスナビ」というロボアドバイザー。これのセミナーを聞きにいった時、「人間は感情で投資してしまうが、ロボは理論に忠実」と聞いて納得したのでした。

資産の価値が下がった時は買い足さなければいけない

例えば、以下のように保有している資産が値下がりした場合。

この場合、理論通りに投資するなら、「割安に変える期間」になっているわけですから「追加で購入」しなければならないんですよ。

リバランスの手法

でも、これを実践できる人っていませんよね。おそらく、損失を最小にするために売ってしまうはずです。

リバランスは年2回がベスト

このように、人間は感情に振り回されてしまいますから、リバランスなどの判断をしない方がいいんですよね。

なお、セミナーでは「現場経験からリバランスは年2回がベストとわかった。毎月やらなくてもいい」なんてことも聞きました。

こうしたノウハウを貯めた人たちが運営していると知ったので、僕はウェルスナビを使うことにしたんですよね。

なので、気になる方は以下の記事も読んでみてください。

>>評判通り?ウェルスナビの実績を公開してみる。まずは100万円と毎月積み立てでスタート

>>ロボアドバイザーとは自動で長期の資産運用をしてくれる便利な仕組み(楽天、THEO、ウェルスナビなど比較)

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