この記事では、トルコリラの投資格付けについて紹介していきます。
トルコリラに興味があり、外部の評価はどうなっているか知りたいという人は参考にしてみてください。
※結論、大手格付け機関からのトルコリラの投資格付けはかなり低いです。
・2017年から格下げが続いている(S&P、フィッチ、ムーディーズにて)
・トルコリラの金利は10.50%まで下がった
トルコリラは危険なので、そういったことを考慮し投資すべきか考えましょう。
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この記事の目次
【最新】トルコリラの投資格付け
まず、大手格付け機関による、トルコリラの格付けを見ていきます。
S&P、フィッチ、ムーディーズの格付けを紹介するので、参考にしてください。
※この投資格付けは絶対なものではありませんが、今後のトルコリラのリスクを知るためにも参考になります。
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S&Pの格付け
まず、大手格付け会社の1つS&Pの投資格付けを紹介します。
S&Pはトルコリラを「B」と評価しており、見通しは「B」の中で安定的としています。
一般的に、BB+以下であれば投資不適格という扱いであり、トルコリラはジャンク債という評価。
つまり、投資するのは危険でリスクの高い通貨ということです。
S&Pはトルコの財政赤字や大統領による独裁、急騰しているインフレ率からこのような評価をしています。
フィッチによるトルコリラの格付け
大手格付け機関のフィッチもトルコリラを「B」と評価しており、見通しはネガティブです。
こちらでも投資不適格級となっており、S&Pよりも見通しは悪いです。
複数の機関からトルコリラは危険と判断されています。
ムーディーズの格付け
ムーディーズによるトルコリラの格付けは「B3」で、見通しは安定的です。
一般的にBa1以下はジャンク債と呼ばれており、ムーディーズも投資不適格と評価しています。
トルコリラはそれだけ危険な通貨であり、リスクも高く値動きも荒いです。
買っていると損をする可能性があるので、基本的には売りで利益を狙うのが妥当です。
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トルコリラ格付け推移
次に、格付け機関ごとのトルコリラへの格付けの推移をまとめます。
まず、S&Pの格付けの推移を紹介していきます。
↓
17年1月:BB
↓
18年5月:BB-
↓
21年12月:B+
↓
22年9月:B
このように、2017年から格下げが続いており、2018年から2021年にかけてはコロナの影響もあり、大きく評価が下がりました。
2018年はトルコショックと言われる大暴落もあり、それがきっかけで格付けも下がりました。
フィッチによる格付け推移
次に、フィッチによるトルコリラの格付け推移をまとめます。
↓
17年1月:BB+
↓
18年7月:BB
↓
19年11月:BB-
↓
22年2月:B+
↓
22年7月:B
フィッチでは2016年から格下げサイクルになっていて、政策金利の低下などが格下げの理由です。
ムーディーズの格付け推移
次に、ムーディーズの格付け推移をまとめます。
↓
18年6月:Ba2
↓
18年8月:Ba3
↓
19年7月:B1
↓
20年9月:B2
↓
22年8月:B3
ムーディーズでは、2017年から格下げが始まりました。
2017年頃から、トルコ経済の不安、財政赤字などが問題視されるようになりました。
今後も経済、政治的な問題が解決されない限り格付けが上がるのは難しいでしょう。
【2018年以降】トルコリラ格下げの理由
次に、特に2018年以降で、トルコリラの格下げがあった理由をまとめます。
以下の要因があるので、覚えておきましょう。
・インフレ(物価上昇)が止まらない
・大統領の独裁(中銀の信頼性がない、中銀の金融政策がよくない)
それぞれ解説します。
財政赤字が深刻
まず、格下げの理由としてトルコ政府の財政赤字があります。
トルコでは財政赤字が何年も続いており、経済状況が良くないです。
特に、ロシアとウクライナの紛争が始まってからは、エネルギー(資源)価格が上昇し、赤字が増えました。
トルコはエネルギー源を輸入に依存しており、エネルギー価格の上昇で支出が増え、赤字も増えてしまいました。
このように、経済の不健全さから格下げとなりました。
インフレ(物価上昇)が止まらない
トルコの高インフレが止まらないのも格下げの原因です。
トルコではインフレ率が85%にまで急上昇しており、物価がしんじられないくらい上がっています。
これは通貨の価値が下がっているということでもあり、トルコリラの不安定さを示しています。
こうした国の状態の不安定さからも格付け機関から危険と判断されています。
大統領の独裁
トルコの大統領が独裁体制なことも、トルコリラの格下げの原因になっています。
トルコではエルドアン大統領がやりたい放題やっており、世界中の投資家から信頼を失っています。
自分の思う通りに政治を動かし、選挙のやり直しを求め、選挙のやり直しが認められたこともあります。
他に、エルドアン大統領は中央銀行の金融政策にも口を出し、自分のやりたいように中央銀行を動かしています。
自分の言うことを聞かない中銀総裁は解任し、言うことを聞く人を総裁にしています。
大統領の政策が微妙
また、エルドアン大統領が中銀総裁に指示する政策の内容も微妙で、高インフレにも関わらず、金利を下げようとしています。
通常、トルコのように高インフレが進んでいる国では政策金利を上げて、インフレを止めます。
しかし、エルドアン大統領はそれと逆のことをやっており、経済の専門家からもあきれられています。
このように、無能な大統領による独裁も原因で、格付け機関からの評価が下がっています。
トルコリラ格下げの影響
次に、トルコリラの格下げによって起きた影響を見ていきます。
結論、トルコリラの格下げがあっても、市場の参加者はすでに格下げを想定していたので、トルコリラ/円での下落はほぼありませんでした。
これはドル円でドル高・円安が強烈に進んでいることも原因です。
トルコリラ/米ドルのペアは下落中ですが、ドル円の方が大きく上昇しているので、プラスマイナスゼロでリラ円での下落はなかったのです。
ただ、今後はドル円でのドル高・円安が終わり、ドル安・円高になることもあり得るので、動き方が変わる可能性があります。
今後格下げがあれば、リラ/米ドルでも下落があり、ドル円で円高となれば、リラ/円での下落も想定されます。
なので、今後の格下げでは油断せず、トルコリラ円でポジションを持っている方は格付けをしっかりチェックしておきましょう。
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【まとめ】トルコリラの信用格付けが下がった?
最後に大事な点をまとめます。
・2017年から格下げが続いている(S&P、フィッチ、ムーディーズにて)
※大手格付け機関からのトルコリラの投資格付けはかなり低い
トルコリラは危険なので、そういったことを考慮し投資すべきか考えましょう。
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