スワップポイントサヤどりについて読者さんから質問がきたので答えておきます。
「サヤどりの新規注文は成行と指値のどちらがいい？」という質問です。
結論、成行がより安心して始められるので、成り行きをオススメします。
というわけで、詳しい話をしていきます。（昔は指値がいいと思ってましたが、やってみて考え方が変わりました）
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この記事の目次
指値注文だと片方だけ注文が通ってしまい不安
もらった質問は以下の通り。
①ブログの内容で新規注文では、2つのFX業者で必ず指値で同じ金額で注文しないといけないとのことですが、リスクはないのでしょうか？
②例えば、通貨が一方的に下がり続ける場合、買いの方は約定しても、売りの方は長い期間、約定できない状況が続くことになりませんか？
※約定とは、注文が通ること（値段を指定して注文し、その値段に達した時に注文が通り、「約定」になるのです）
③その間買った方は損失を膨らませるので、心理的に厳しい人だとロスカットして、損失確定で終了となりませんか？
とてもいい質問で、これはぼくもどちらがいいか迷ってしました。
しかし、いろんなリスクを考え、成行で始めるのがベターとわかりました。
というわけで、その考えに至るまでの過程を紹介します。
①片方だけが約定する場合のリスク
まず、指値注文で始めるリスクについて。
指値は南アフリカランドでサヤどりを始めた時に使った注文です。
当時はよくわかっておらず、「同じレートで「売り」と「買い」で始めれば、為替での損を完全になくせて有利」と思っていました。
しかし、指値だとまた別のリスクが発生します。
それが、「売り」の注文だけが約定してしまい、スワップポイントでわずかに損してしまうリスクです。
（日々もらえる、または支払うことになるスワップポイント）
売りの方だけで約定したら日々の支払いで損に
サヤどりで人気の通貨「トルコリラ/円」や「南アフリカランド/円」では、売りポジションを維持して日をまたぐと、
スワップポイントの支払いが発生します。（買いポジションの場合は、受け取れて利益になります）
なので、サヤどりの指値で売りの方だけが約定してしまうと、スワップを支払うだけになり、その分マイナスになってしまいます。
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サヤどりで損しないための鉄則
サヤどりの良さは「売りと買い」を同時に行って、「買いスワップポイント – 売りスワップポイント」の差で儲けられるところ。
しかし、指値注文をすると、これができなくなってしまうのです。
そのため、指値ではなく成行で始めるほうが安全なのではと考えるようになりました。
実際、成行で始めた方が安全で、安心できるとわかった
結果、トルコリラのサヤどりで「成行で始めた方が心理的な不安が少ない」とわかり、こっちのほうがベターと気づきました。
初めてやった南アフリカランドのサヤどりでは、たまたま同じ日に「買い」と「売り」が約定して、理想通りの運用を始められました。
しかし、そうならず約定日にラグがあると、説明した通りの損失がでて（わずかですが）、「早く2つ約定しないか」とハラハラすることになります。
なので、そういったネガティブ面を考えるなら、指値より成行の方がいいと判断しました。
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なので、興味がある人は口座だけでも作っておくといいですよ。口座を作るだけで、取引しないのなら損しませんので。
成行のリスク（デメリット）はスプレッドでの損
ただ、「成行で始めるサヤどり」が万能なわけではありません。
こちらにはスプレッドで損するというデメリットがあります。（詳細は以下の記事でどうぞ）
ただ、その損失も約10日分のスワップポイントの利益でチャラにできます。
なので、成行で「売り」と「買い」を確実に同時スタートする方がいいなと思いました。
というわけで、これからサヤどりを始める方は、成行で新規注文することをおすすめします。
ロスカットで損失確定にならないように
あと、質問で「ロスカット」についても聞かれましたが、これは低レバレッジでやれば大丈夫です。
最大でも3倍で、資金に余裕を持って運用するようにしましょう。
というわけで、こういった点を理解しリスクを抑えたFXをやってみてください。
