【最新】2023年のメキシコペソの格付けは高い？推移や今後も予想

この記事では、メキシコ国債の格付けについてまとめていきます。

格付けは、メキシコペソ相場に影響し、値動きの要因にもなります。

現在のメキシコ国債の格付けや、これまでの推移、今後の予想を知ることで、メキシコペソ投資の予想もしやすくなります。

大事なことなので、ぜひ参考にしてください。

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▼メキシコペソのスワップポイント比較は以下の記事でチェックしてください。

※メキシコの格付けや国債の意味は以下の動画でもチェックしてください

【2023年】メキシコペソの投資格付け

メキシコ国債の格付けは、大手の格付け機関3社によるものが有名で、よく参考にされます。

3社はムーディーズ、フィッチ、S&Pであり、それぞれで格付けの評価が違うこともあります。

格付けはAAA＋が最高評価で、＋の有無やアルファベットの数、またAからCへと下げていくことで評価を変えていきます。

Aの数が多いほど高評価で、Aに近づくほど評価が高くなります。

というわけで、3社のメキシコ国債の格付けを見ていきます。

ムーディーズの格付け

まず、ムーディーズ（Moody’s）による格付けを紹介します。

ムーディーズはメキシコ国債の格付けをBaa2、見通しを安定的（stable）と評価しています。

2022年8月にはBaa1から格下げされています。

Fitch（フィッチ）の格付け

フィッチはメキシコ国債の格付けをBBB-、見通しを安定的（stable）と評価しています。

2020年4月にコロナショックの影響でBBBから格下げされ、現在も当時から評価は変わっていません。

S&Pの格付け

S&Pはメキシコ国債の格付けをBBB、見通しを安定的（stable）と評価しています。

2022年7月には見通しがネガティブから安定的に引き上げられています。

S&Pはメキシコを他の機関よりも高評価しています。

メキシコペソの格付けは高金利通貨の中で最高水準！

次に、他の高金利通貨（BRICs）とメキシコペソの格付け比較をしていきます。

以下の表を参考にしてください。

新興国の中で見ると、メキシコ国債は中国の次にいい評価であり、3社とも投資適格級と評価しています。

その上で、金利は上の国の中で一番高く、スワップポイントの受け取り量が多いです。

こういった点からメキシコペソはスワップポイント狙いの運用で注目されています。

メキシコペソの格付け推移

次に、格付け会社3社での格付け推移をまとめていきます。

3社の格付けは、ほぼBクラスで推移しており、ムーディーズのみ2014年から2020年まではAの時期がありました。

アメリカなどの先進国に比べれば評価は低いですが、投資適格級にはなっており、悪い評価ではありません。

新興国の中では評価が高く、高金利でスワップポイントを狙いたい人には魅力があるかもしれません。

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メキシコペソの格付け理由

次に、各社のメキシコへの格付け結果の要因をまとめます。

まず、S&Pは2022年7月に見通しを「安定的」に引き上げました。

その理由は原油価格の上昇です。

2022年からはロシアとウクライナの戦争もあり、原油価格が上がり、石油の産出国のメキシコにとってポジティブな状況になりました。

それにより貿易収支が良くなるということで、S&Pで見通しが引き上げられました。

2社が格下げした理由

フィッチはコロナの時に今後の経済不安からメキシコの格下げを行っています。

ムーディーズは2020年に続いて2022年も格下げを行っており、メキシコ経済の不透明さを指摘しています。

その背景にあるのは、メキシコ政府の民間への投資を減らしていくという方針です。

メキシコ政府は、石油などのエネルギー産業を中心に民間への介入を少なくしていくと宣言しました。

これをネガティブに感じ、ムーディーズはメキシコへの評価を厳し目にしています。

今後は原油価格もどうなるか不透明なので、メキシコ経済とともにチェックしておく必要があります。

格付けのメキシコペソ円への影響

次に、メキシコ国債の格付けがメキシコペソ円相場に与える影響も紹介します。

格付けはメキシコペソ相場に大きく影響し、格上げ・格下げが上昇や下落の要因になります。

格上げがあればメキシコペソ高になりやすく、格下げがあればメキシコペソ安になりやすいです。

また、メキシコペソのような新興国通貨は取引量が少なめで、流動性が高くないです。

なので、値動きが大きくなりやすく、何か材料が出ると大きく反応します。

メキシコの格付けは他のメジャーな先進国通貨よりも大きく為替相場に影響するので、注意です。

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メキシコペソの格付けの今後！リスク要因

次に、メキシコペソの格付けの今後を予想します。

結論、メキシコの格付けは維持されるか、少しだけ格下げの可能性があります。

以下の点でメキシコは良い面と悪い面があります。

それぞれ解説します。

世界経済とアメリカの経済停滞の懸念

これからは、世界経済とアメリカの経済停滞の懸念もメキシコの格付けに影響しそうです。

2023年以降、アメリカを中心に世界経済の停滞が予想されており、投資家が守りの投資をすることになりそうです。

コロナの時のように世界的に不安があるときは、投資家が攻めた投資をやめて、守りの投資をします。

その際、リスクの高い新興国通貨は売られやすくなり、メキシコペソもそうなりそうです。

結果、メキシコに外部からのお金が入りづらくなり、メキシコ経済にもマイナスの影響が出て、格下げの要因にもなります。

今後のメキシコの格付けでは、まずこういった点があることを覚えておきましょう。

メキシコ政府のエネルギー産業への投資減少

メキシコの格付けには、メキシコ政府の民間への投資姿勢も影響します。

メキシコ政府は、原油などエネルギー産業を中心に民間への投資を控えると宣言しており、これがメキシコ経済に影響しそうです。

これまでのような投資がなければ、経済に悪影響が出て、格付けも下がるかもしれません。

こちらも格下げの懸念材料です。

メキシコ経済が堅調

格付けで不安要因はありますが、メキシコ経済にはポジティブな点もあります。

それが「以下の要因もあり、メキシコ経済は堅調に推移しそう」というもの。

それぞれ解説します。

GDPは堅調に推移

まず、メキシコ経済についてはGDPから堅調さが見て取れます。

上の図は、メキシコのGDP年間成長率を示したもので、GDPが底堅く推移していることがわかります。

また、以下の通り国の赤字も年々減少しており、経済について深刻な心配はないように思います。

アメリカとの良好な関係がメキシコ経済の支えに

また、主要な貿易相手国であるアメリカとの関係は良好であり、こちらもメキシコにとってポジティブ。

このまま輸出が安定すれば、メキシコ経済も伸びていきそうです。

この点では、メキシコの将来性は明るいと言えそうです。

政治的なリスクもある

メキシコの格付けでは、政治的な不安もあります。

メキシコの大統領オブラドール氏の政策がメキシコ経済に悪影響を与えるかもしれません。

オブラドール氏は貧富の格差などいろんな社会問題に取り組むとされており、

政府の歳出は、経済や産業発展に向けられるというよりは、社会福祉に関わる分野に向けられるとされています。

そのため、民間への投資が減り政府の歳入が減るなか、社会福祉への歳出が増え、政府の財政が不安視されています。

この点も格付けのネガティブ要因です。

メキシコペソの投資におすすめなFX会社

次に、メキシコペソの投資におすすめなFX会社を紹介します。

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自動売買もでき、スマホアプリからも簡単に注文できます。

ニュース配信なども充実し、チャートも見やすく、プロによる予想、相場見通しもあります。

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【まとめ】メキシコの格付けは高金利通貨の中で最高水準

最後に大事な点をまとめます。

メキシコペソ円への投資はSBI FXトレードもおすすめです。

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