この記事では、南アフリカランドの格付け、つまり外部機関からの評価について解説します。
南アフリカランド投資に興味のある方、これまでの評価の推移なども知りたい方は参考にしてください。
・ただし、S&Pとムーディーズは2022年に評価を上げている
・南アフリカの経済が好調なら格上げも
・南アフリカで今後も大規模な停電が続けば格下げも
・南アフリカランドは7%で高金利
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この記事の目次
【2023年】南アフリカランドの格付け
まず、南アフリカランドの最新格付けを紹介します。
大手の格付け機関3社の格付けをまとめていきます。
S&Pの格付け
まず、大手格付け会社の1つS&Pの投資格付けを紹介します。
S&Pは南アフリカランドを「BB-」と評価しており、見通しは「BB-」の中でポジティブとしています。
一般的に、BB+以下であれば投資不適格という扱いであり、南アフリカの評価はあまり高くないです。
つまり、投資するにはリスクの高い通貨ということです。
S&Pは南アフリカの高い失業率や、急騰しているインフレ率からこのような評価をしています。
フィッチによる南アフリカランドの格付け
大手格付け機関のフィッチも南アフリカランドを「BB-」と評価しており、見通しは安定的です。
こちらでも投資不適格級となっており、S&Pよりも見通しは悪いです。
複数の機関から南アフリカランドは危険と判断されています。
ムーディーズの格付け
ムーディーズによる南アフリカランドの格付けは「Ba2」で、見通しは安定的です。
ムーディーズも南アフリカランドを投資不適格と評価しています。
南アフリカランドはそれだけ危険な通貨であり、リスクも高く値動きも荒いです。
南アフリカランド格付け!過去からの推移
次に、格付け機関ごとの南アフリカランドへの格付けの推移をまとめます。
まず、S&Pの格付けの推移を紹介していきます。
↓
2017年4月:BB+
↓
2019年11月:BB
↓
2020年4月:BB-
S&Pは、南アフリカの対GDP赤字などから格下げを行ってきました。
今後も南アフリカの貿易収支など経済状況が格付けに影響しそうです。
フィッチによる格付け推移
次に、フィッチによる南アフリカランドの格付け推移をまとめます。
↓
2019年7月:BB+
↓
2020年4月:BB
↓
2020年11月:BB-
フィッチもGDPなどの経済指標から南アフリカランドの格下げを続けています。
ムーディーズの格付け推移
次に、ムーディーズの格付け推移をまとめます。
↓
2019年11月:Baa3
↓
2020年5月:Ba1
↓
2020年11月:Ba2
ムーディーズも2010年代から南アフリカを格下げしています。
今後も経済、政治的な問題が解決されない限り格付けが上がるのは難しいでしょう。
ただし、S&Pとムーディーズは2022年に見通しを改善していますから、状況次第で格上げもあり得ます。
南アフリカランドの格付け理由
次に、フィッチなどの格付け機関が南アフリカを格下げしている理由も紹介します。
主に以下の理由で格下げされています。
・経済発展への疑問
フィッチなどの格付け機関では、2010年代から続く南アフリカでの経常収支の赤字を問題視してきました。
ただ、最近は2021年以降、財政収支が改善しており、今後も好調な経済が続けば、格下げはなくなるかもしれません。
また、2020年まではGDP年間成長率も問題視され、格下げがされてきました。
しかし、最近はこちらも改善しており、しっかりとGDPが伸びており、南アフリカ経済が回復しています。
こうした点を受け、S&Pとムーディーズは2022年に南アフリカランドの見通しを改善しています。
状況としては良くなっているのが、南アフリカの現状です。
今後も南アの大規模停電に警戒を!
ただ、今後は南アフリカでの停電にも注意する必要があります。
南アフリカでは大規模な停電が起きる時があり、経済に影響が出て、格下げの原因にもなるからです。
特に、国営の電力会社であるエスコムの影響が大きいです。
国内の約9割の電気を供給するエスコムは経営危機に陥っており、たびたび計画停電が起きています。
このような停電があれば、国内経済にネガティブな影響が出るので覚えておきましょう。
南アフリカランドの格下げの影響
次に、南アフリカランドの格下げによって起きた影響を見ていきます。
これまでの格下げ時は、南アフリカランドの為替相場で、ランド安になりました。
やはり格下げはネガティブなことですから、南アフリカランドの売り要因になります。
今後も格下げは南アフリカランドの下落要因ですから、格付け機関の格付けを見ておきましょう。
一方で、格上げは南アフリカランドの上昇要因です。
もし格上げがあり、今の投資不適格級から投資適格級に上がれば、大きくランド高になる可能性もあります。
今後どうなる?高金利通貨の格付け比較
次に、高金利通貨の格付けを比較します。
高金利通貨の格付けは以下のようになっています。
南アフリカランドと同じ金利で7%のチェココルナでは、格付けがムーディーズでAa3、S&PとフィッチはAA-です。
南アフリカランドよりずっと高い評価で、投資適格級で日本や中国よりも上です。
新興国で見ると、メキシコペソがS&PとフィッチからBBB、ムーディーズからBaa2と評価されており、投資適格級です。
トルコリラの格付けは1番悪く、ムーディーズがB3、S&PとフィッチがBでジャンク級です。
南アフリカランドの格付けは新興国の中では悪くはないですが、先進国と比べると悪い水準です。
みんなのFXではこうした新興国の高金利通貨に加えて、チェココルナ/円も扱っています。
チェココルナは7%と高金利で格付けも高く、信頼もありますから、要チェックです!
南アフリカランド/円を購入できるFX会社
次に、南アフリカランド/円で取引できるFX会社を紹介します。
スワップポイントの受け取りが多く、人気のFX会社はみんなのFXです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
使いやすさ | A+ |
安全性 | A+ |
スワップポイント | 181円 |
スプレッド | 0.9銭 |
1年運用時の利益 | 66,065円 (10lot) |
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【まとめ】危険?南アランドの信用格付けが下がった?
最後に大事な点をまとめます。
・ただし、S&Pとムーディーズは2022年に評価を上げている
・南アフリカの経済が好調なら格上げも
・南アフリカで今後も大規模停電が続けば格下げも
・南アフリカランドは7%で高金利
南アフリカは経済黒字化の政策を実行中で、GDPなどでいい影響が出ています。
また、南アフリカランドでは、ラマポーザ大統領への期待やAfCFTAでの経済の伸びも好材料です。
こういった点にも注目しながら、投資すべきか検討しましょう。
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