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積み立て投資は赤字になることもある!そうならないために投資の開始、終了のタイミングを説明します

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前回は、積み立て投資において、ギリギリ赤字にならないケースなどを挙げ、利益が出るものと説明してきました。しかし、そんな上手い話ばかりではありません。利益にならないことだってあります。

今回は、そんな事例を紹介していきますよ。そして、赤字にならないためにも、積み立て投資の始めるべきタイミングと終わりのタイミングをどうすればいいのか考えていきます。

参考書:『積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究

積み立て投資で赤字になるのは口数が買えずに価格が値下がりして終了してしまった場合

以下の図が例題9。この時は、積み立て投資で赤字になってしまいました。

積み立て投資は赤字になることもある!そうならないために投資の開始、終了のタイミングを説明します

ちなみに、答えは②です。

残念ながら赤字となった。積立投資の評価は値上がり後の値下がりに弱いのだ。

しかし、思い出してほしい。積立投資家にとって値下がりとはどういう意味を持っていただろうか。そう、「口数」を稼ぐ時期だ。値下がりするからこそ、資産が成長する糧となる「口数」を買い込めるのである。

繰り返しになるが、積立投資では単純に「値上がり=良、値下がり=悪」と決めつけられない。価格が下がっているときに「評価」は下がるが、「口数」は稼げるからだ。

実は、例題5、8、9のケースで、最も口数を稼げたのが最後の例題9のケースである

これが例題5。

積み立て投資は赤字になることもある!そうならないために投資の開始、終了のタイミングを説明します

これが例題8。

積み立て投資は赤字になることもある!そうならないために投資の開始、終了のタイミングを説明します

関連記事:積み立て投資は万能でないと知っておこう

逆に、最も買えなかったのが例題5、つまり順調に上昇したケースである。ただし、10年目以降も積立投資を継続すれば、そこで優劣をつけることはできない。

3つのケースから言えるのは、単純に口数をたくさん買えたからといって、それが利益に直結するわけではないということです。例題9のように、投資終了時点の価格によっては、損を出す場合もあるんです。

このことから、積み立て投資では、投資の開始と終了のタイミングが難しいとわかります。では、どのようにしてタイミングを見極めればいいのでしょうか。

この問いに対して、著者は以下のように答えています。

投資のタイミングに悩む必要はない

こう考えれば分かりやすいと思う――「積立投資家にとって、投資開始時点とは、積み立てる回数分の1のインパクトしかない」。

例えば、10年間の積立投資をする場合、1年間で12回、10年間で120回の投資タイミングがある。積立投資家にとって、投資開始のタイミングとは、その120回ある買付タイミングの1回でしかないのだ。

投資評価は口数×価格で決まる。口数は成果を決める半分の要素にすぎない。そして、投資開始のタイミングは、その口数を決める要因の1%に満たないわけだ(10年間の積立投資の場合)。そのようなことに悩む意味はない。

積立投資を始めるタイミングとは、「今」

まとめると、積立投資の場合、底値から始めたほうがよいわけでも、高値から始めたほうがよいわけでもない。では、どこで始めたらいいのだろうか。

これは、私にも分からない。結局、投資開始後の値動き次第で購入できる口数が変わるため、どこが最高のタイミングなのかは、事前や途中には分からないのだ。将来振り返って、初めて分かることである。

先ほども説明したとおり、投資開始時に買う口数は積立投資をする回数分の1のインパクトしかない。10年毎月なら120分の1だ。その後の値動きを読み切るのは不可能である。

したがって、積立投資を始めるタイミングとは、この仕組みを理解したときだ。つまり「今」である。さっさと始めて、どんどん口数を貯めていったほうが得策だ。早く始めたほうが確実に口数を貯め込むことができる。

積立投資は、その特徴を理解したら、あとは「投資開始のタイミングが早ければ早いほどよい投資」なのだ。

終わりの見極めは非常に重要

先ほど、積立投資では始めのタイミングはあまり重要でないと説明した。しかし、終わりのタイミングはとても重要だ。なぜなら投資の評価は口数×価格で決まるからだ。

もう少し細かくいえば、投資の成果は、それまでに買い込んできた口数のすべて×売却したときの価格で決まる。つまり、投資成果の半分を決めるのは、売却価格を決めるとき――積立投資の終わりのタイミングなのだ。

積立投資を終了するときが相場の暴落時だと、非常に残念な結果になる。例題8、例題9を思い出してほしい。上昇してからの下落局面では、急激に評価が悪化する。積立投資家にとって「出口戦略」は非常に重要なテーマなのだ。

このようにして、タイミングをあまり気にしないと言っても、終わりと判断するのは非常に重要なのです。しかし、その見極めが難しい。これはプロでも難易度の高いことなんだとか。

だからこそ、その対策として著者は、運用期間の終わりが近づくにつれて、安定資産への組み直しを検討することを提案しています。

積み立て投資は今から始めて、Goodな終わり方を

紹介してきたように、積み立て投資では口数と投資終わり時点の価格に注意しなければいけません。また、タイミングを過度に意識せず、早めに積み立てを始めてしまったほうがいいです。

また、終わりの際は特に気を配って、損をしない、利益を上げられるような対策をとっていきましょう。

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